Bio Technical フォーラム

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No.2846-TOPIC - 2014/02/24 (月) 15:16:47 - おお
界面活性剤はタンパク質に変性をもたらす可能性のあるものですが、比較的マイルドなものは、細胞膜を可溶化したり、また細胞から溶出しにくいタンパク質を抽出したりするのによくつかわれます。
しかしながら、その様にして使われる界面活性剤はいろんな蛋白に対して同様に働くわけでもなく、界面活性剤の選択は生化学的実験では本来重要です。

ところが、例えばヒト、哺乳動物の細胞、組織を扱うときのバッファーはたいていTriton X-100/NP-40とかRIPA (Triton X-100やNP-40とdeoxycholate、SDSなどを混合したもの)のようなほぼ決まりきったものを使っているのがほとんどです。

にもかかわらず、バイオケミカルに使われるとされる界面活性剤は試薬屋さんのカタログをみると数十種類に上ります。

で皆さんにお伺いしたいのは、いままでの経験などから、このような実験ではこのdetergentを使ったとか、場合によってはdetergentなしでlysateをちょうせいしたとか、皆様のdetergent choiceについてコメントいただけるとうれしいです。
 
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No.2846-8 - 2014/02/26 (水) 07:15:31 - おお
FarnesyltransferationTX114はFarnesyltransferationなどで膜二つなぎ止められた蛋白にも有効ですよね。

(無題) 削除/引用
No.2846-7 - 2014/02/25 (火) 04:59:19 - おお
>[Re:6] 名無しさんは書きました :
> interactomics的な実験とかでdetergent入れないでいけるなら、極力入れない方がいいよ。中途半端に疎水性の強い膜蛋白質が可溶化してくると、途中で凝集不溶化したりしてかえってコンタミ蛋白質持ち込みの原因になってBG上がる。

ありがとうございました。実は最初に扱った蛋白が硫安沈殿後、界面活性剤なしで普通に溶出してくるものだったので、ないに越した方がいいという意見すごくわかります。
でもヒトなどの培養細胞から蛋白抽出につかわれるバッファーは、、、というのは上記に書いたとおりですが。

そう言う意味ではどういう蛋白においてなしの方がいいのかいくらかでも具体的な話があればうれしいと思います。逆にデタージェントをいれないとノンスペのもんだいもあったりして、うまくデーターを提示しないと完全に信用しない人もいるかもしれません。

まあいろいろ書きましたが、例えばy2hでとれてきたものを単純にtx-100やRIPAなどをつかって細胞で確認して相互作用が認められなかったとき、それはネガティブなのか、detergent のせいで見れなかっただけなのか、、、

そんなことを考えるとまだ見られていない相互作用はそれなりにあるのじゃないかと、、、

interactomicsさんの経験上やpublishされた文献でなにか追加で情報があればうれしいのですが。

(無題) 削除/引用
No.2846-6 - 2014/02/25 (火) 03:41:55 - 名無し
interactomics的な実験とかでdetergent入れないでいけるなら、極力入れない方がいいよ。中途半端に疎水性の強い膜蛋白質が可溶化してくると、途中で凝集不溶化したりしてかえってコンタミ蛋白質持ち込みの原因になってBG上がる。

(無題) 削除/引用
No.2846-5 - 2014/02/25 (火) 01:46:06 - おお
ありがとうございました。膜蛋白の抽出にはたまに登場しますね。ピアスの製品にもこれを使ったものがあったような。。。私も一度つかったことがあります。

蛋白どうしの相互作用などの点からはどうなんだろうかとおもったりもします。

(無題) 削除/引用
No.2846-4 - 2014/02/24 (月) 22:50:31 - yyy
GPI係留タンパクではTriton X-114が非常に有用です。
 
比較的マイルドなので、疎水性の高い複数回膜貫通タンパクなどにも多分有用だと思うのですが、自分ではまだ試してません。

(無題) 削除/引用
No.2846-3 - 2014/02/24 (月) 17:44:05 - おお
ありがとうございました


Brji96は生化学てき手法を解説している本ではよく出てきますね。確かにマイルドなものおもってます。NP-40などでだめな例があるということは、オートマティックにそう言うバッファーを使うのはある意味よくないかのうせいがあるわけですし、まだ見れてない相互作用がけっこうあるのかもしれません。

(無題) 削除/引用
No.2846-2 - 2014/02/24 (月) 16:45:01 - MP
かなり古い話ですが、、、Endogenousでのサイトカイン受容体とJakキナーゼの会合を観ようとしたときは、TritonX-100、NP-40では全くダメ。Brji96を使ってようやく見えたという経験があります。Brji96はかなりmildという印象です。

detergents 削除/引用
No.2846-1 - 2014/02/24 (月) 15:16:47 - おお
界面活性剤はタンパク質に変性をもたらす可能性のあるものですが、比較的マイルドなものは、細胞膜を可溶化したり、また細胞から溶出しにくいタンパク質を抽出したりするのによくつかわれます。
しかしながら、その様にして使われる界面活性剤はいろんな蛋白に対して同様に働くわけでもなく、界面活性剤の選択は生化学的実験では本来重要です。

ところが、例えばヒト、哺乳動物の細胞、組織を扱うときのバッファーはたいていTriton X-100/NP-40とかRIPA (Triton X-100やNP-40とdeoxycholate、SDSなどを混合したもの)のようなほぼ決まりきったものを使っているのがほとんどです。

にもかかわらず、バイオケミカルに使われるとされる界面活性剤は試薬屋さんのカタログをみると数十種類に上ります。

で皆さんにお伺いしたいのは、いままでの経験などから、このような実験ではこのdetergentを使ったとか、場合によってはdetergentなしでlysateをちょうせいしたとか、皆様のdetergent choiceについてコメントいただけるとうれしいです。

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