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ヒト癌細胞株をFACSで解析した際、2つの集団に分かれてしまう トピック削除
No.2863-TOPIC - 2014/03/03 (月) 00:06:06 - cym
大変基本的な質問ですが、どなたかご教示いただければ幸いです。
今、人の癌細胞株をFACSに流して解析しています。

まずゲーティングをする際に、横軸にFSC、縦軸にSSCを引き、分布をみると思うのですが、なぜか明らかに二つの細胞集団に分かれて分布しています。
SSCは両者ほとんど変わらないのですが、FSCが小さい集団(10^1付近)とそれに続いてFSCが大きい集団(10^2〜3付近)と、互いに近接しているのですが、明らかに二つの集団を形成しています。

癌の細胞株だから、基本的にはある程度のばらつきがあるにせよ、一つの細胞集団を形成するのではないかと思っていたのですが、なぜこのようなことが起こるのか、同じような経験がある方がいらっしゃいましたらご教示いただきたく、記入させていただきました。

自分なりに考えた理由としては、トリプシンでDishからはがす際に、トリプシンによる細胞障害が起こっている(5分間ではがしています)可能性があるのではないかと考えましたが、濃度を薄めて一度やってみたものの、分布は変わりませんでした(トリプシンではがす際に裸核化してしまっている細胞があり、もう一つの集団が表れている可能性もあるのでしょうか?)。

大変初歩的な質問で申し訳ございませんが、よろしくお願いします。
 
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ご回答ありがとうございます。 削除/引用
No.2863-7 - 2014/03/05 (水) 11:09:11 - cym
良いことさん、ご回答ありがとうございます。

確かに、細胞蛍光免染で確認してみるという手法がありましたね。
この結果が仮にポジティブデータだとしたら、研究の方向性が少し変わっていく可能性があるので、しっかり検証してみたいと思います。

(無題) 削除/引用
No.2863-6 - 2014/03/03 (月) 15:03:42 - 良いこと
ふ−ん、面白いですね。ログで10倍以上なら、100倍大きい? 何かコントロールを取ればFlowでも大きさをラフに測れるかもしれません。

それとそれは顕微鏡下でも見れるはずです。その抗体とDAPIとか使う? さらにトリプシン処理後、接着した細胞をみる?

脱分化に関わる因子なら、大きい細胞がそのシグナルが低いのは、理屈に合っているような気がします。ポジティブデータかもしれないので、良いことかも知れません。

ご回答ありがとうございます。 削除/引用
No.2863-5 - 2014/03/03 (月) 08:42:29 - cym
TK-1様、おお様、Hajime様、ご回答ありがとうございます。

Viablity dye、恥ずかしながら全く知りませんでした…。
まずは、それで検証してみたいと思います。

おそらく死んだ細胞がFSCの小さい集団として出てきているのかもしれない
と予想はしていたのですが、実はある細胞質内蛋白(細胞の脱分化に関わる因子)の染色では、ゲーティングをしてみると、FSCの小さい集団の方が明らかに強い蛍光を発していて、かなりFSCの大きい集団との隔たりが認められています。

そうすると、FSCの大きい集団の方が死んでいる細胞なのか?という疑問がわいてきますが、死んだ細胞集塊の方がFSCが大きいというのもなかなか考えにくいと思うのです。

そういう意味では、細胞周期が絡んでいるかもしれないという、おお様の意見も、ViabilityDyeで分けられなければ大変重要な考えかもしれません。

とにかく、たくさんのご意見ありがとうございました。
これで少し前に進めそうです。
また何かありましたら、ご相談させていただきます。

(無題) 削除/引用
No.2863-4 - 2014/03/03 (月) 05:47:36 - Hajime
viability dyeを使っていない場合、TK-1様と同じ意見です。

Log Scaleで見ていてFSCが小さい集団と大きい集団が近接しているのであれば、

Linear Scaleで見れば、同じPMTVoltageで大きい集団がPlot外にあると思われます。

小さい集団は死んでいるないしはdebriだと思われます。

DAPI等でStainすれば
DAPI-Negativeとして明確に生きたCell(たぶん大きい集団のみ)だけを分けられると思います。

(無題) 削除/引用
No.2863-3 - 2014/03/03 (月) 03:49:03 - おお
細胞周期も絡んでるんでしょうかね。。。あと細胞どうしがくっついているのを避けるため、FSCでゲートするという人もいるようですが。死んでフラグメンテーションをおこした細胞をFSCで判断している人もいるようです。

ttp://briflowcytometry.wordpress.com/2012/02/22/doublet-discrimination/
ttp://ajpcell.physiology.org/content/279/5/C1665

(無題) 削除/引用
No.2863-2 - 2014/03/03 (月) 01:56:34 - TK-1
viability dyeを使ったらどうですか。
細胞を見るときにFSCをlog-scaleで見ることは一般的ではないと思います。所詮は相対指標ですから理由があればかまわないですが、debriやdead cellを拾っているんじゃないですか。

ヒト癌細胞株をFACSで解析した際、2つの集団に分かれてしまう 削除/引用
No.2863-1 - 2014/03/03 (月) 00:06:06 - cym
大変基本的な質問ですが、どなたかご教示いただければ幸いです。
今、人の癌細胞株をFACSに流して解析しています。

まずゲーティングをする際に、横軸にFSC、縦軸にSSCを引き、分布をみると思うのですが、なぜか明らかに二つの細胞集団に分かれて分布しています。
SSCは両者ほとんど変わらないのですが、FSCが小さい集団(10^1付近)とそれに続いてFSCが大きい集団(10^2〜3付近)と、互いに近接しているのですが、明らかに二つの集団を形成しています。

癌の細胞株だから、基本的にはある程度のばらつきがあるにせよ、一つの細胞集団を形成するのではないかと思っていたのですが、なぜこのようなことが起こるのか、同じような経験がある方がいらっしゃいましたらご教示いただきたく、記入させていただきました。

自分なりに考えた理由としては、トリプシンでDishからはがす際に、トリプシンによる細胞障害が起こっている(5分間ではがしています)可能性があるのではないかと考えましたが、濃度を薄めて一度やってみたものの、分布は変わりませんでした(トリプシンではがす際に裸核化してしまっている細胞があり、もう一つの集団が表れている可能性もあるのでしょうか?)。

大変初歩的な質問で申し訳ございませんが、よろしくお願いします。

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