Bio Technical フォーラム

  • バイオ関連の実験をする上での、試薬、機器、プロトコールなどの情報交換の場です。
  • 新しいテーマで話を始める場合、質問をする場合は「新しいトピックを作る」から書き込みをしてください。
  • 質問に対して解答できる方は是非、書き込んで下さい。
  • このフォーラムにふさわしくないと管理人が判断した投稿は予告なく削除します。

新しいトピックを作る | トピック一覧 | 研究留学ネットに戻る

ひとつ前のフォーラム(readのみ)

このスレッドをはてなブックマークに追加このスレッドをはてなブックマークに追加

メカニカルストレスの加え方について トピック削除
No.2896-TOPIC - 2014/03/17 (月) 14:52:09 - 937
平素より参考にさせていただいております。
上記表題のように、ある細胞にメカニカルストレスを付与したいと考えております。

しかし、当実験施設にはメカニカルストレス負荷培養システムなどはないため、論文から遠心力を利用したものを多く見ることがあったので遠心力を応用しようかと考えております。

遠心分離機を用いてメカニカルストレスをかけるときは、やはり4度で行うべきでしょうか?
また、長時間の遠心はCO2環境下ではないため、細胞は死んでしまう可能性もありますでしょうか?たとえば24時間遠心力をかけるなどは無謀でしょうか?

細胞の種類にもよると思いますが、ご意見をいただければと思います。
 
- このトピックにメッセージを投稿する -



5件 ( 1 〜 5 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.2896-5 - 2014/03/19 (水) 09:03:17 - む
すでに論文があるのなら、それを参考にすればいいと思うのだけど。

メカニカルストレスで誘導される細胞機能変化を見たいのであれば、4度でやってしまうと、転写、翻訳その他諸々に関わる酵素活性が落ちるので、普通は37度でやると思いますよ。
大気中でpHの平衡状態を維持したいのであれば、Earle系ではなくHANKS系の培地を使う必要が有ります。培地メーカーのカタログをみれば大気中で使用できる培地が見つけられるので、それを使う方法もあります。ただ、細胞によって増殖や生存に影響がある可能性があるので、培養が可能かをあらかじめ確認した方がよいです。

遠心力や時間は細胞によって異なるので、ご自身で条件検討するべきです。
いろいろと条件を探して試行錯誤することは、あなたの研究の大切な一部です。

あとは、数回の実験ですむのであれば、デモを頼むかベンチャー企業であれば共同研究を持ちかけると専用の装置を貸してくれることもあります。

(無題) 削除/引用
No.2896-4 - 2014/03/17 (月) 22:43:54 - 名無し
メカニカルストレスといえば、うちら的にはとりあえずストレッチチャンバーなんだが。内皮細胞とか血管系には向いてるとおもう。一方向に流れる力、ぐるぐる回る力とかかける機器もあるらしい。とりあえず、どんな細胞か(由来組織が、in vivoでどんな力が加わる組織か)で、どんなタイプのストレスが一番妥当か考えるのがいいじゃね。遺伝子発現とかでみると力のかかる方向とかでも結構レスポンスは違うらしいよ。

メカニカルストレス 削除/引用
No.2896-3 - 2014/03/17 (月) 19:30:27 - かんちゃん
使用されるのはどんな細胞でしょうか?
付着細胞でしょうか?

メカニカルストレス、いろいろありますけど、付着細胞でshear stress付加であればロータリーシェーカーをインキュベーター内に入れてメディウムを回転させることでかけられそうなかんじもします。

あとは圧縮刺激であれば、ある程度の堅さのゲル(腫瘍細胞のanchorage independent growth assayに使うみたいなものよりちょっとかために)のうえにおもりをのせて付加できるかもしれません。

(無題) 削除/引用
No.2896-2 - 2014/03/17 (月) 15:41:52 - ~
メカニカルストレスを与えるために細胞を遠心したことはありませんが。

>やはり4度で行うべきでしょうか?
想定が時間オーダーの遠心なのですよね。
4度にそれだけ長時間さらすとメカニカルストレスだけでなく、
かなりの温度ストレスも与えることになりますね。
それを許容できるのでなければ、4度での遠心はできませんね。

私が細胞をプレートに貼り付けて遠心したときは、
ローターに37度のお湯を入れて、可能な限り温度を維持しようとしました。

予備検討で、想定遠心時間の間 冷蔵庫に入れて、
増殖なり性質なりを見ておくことで、温度ストレスが
許容範囲であるかの判断がすることができるでしょう。

>長時間の遠心はCO2環境下ではないため、細胞は死んでしまう可能性もありますでしょうか?
炭酸ガス平衡下でないためにpHが変化することにより
細胞が死ぬことを想定されているのでしたら、
HEPESやMOPSを培地に入れることで対応できるかもしれません。
それよりも、酸欠が起きるかどうかの方が問題になるかもしれません。
(フラスコの口は閉めますよね)

>たとえば24時間遠心力をかけるなどは無謀でしょうか?
gや実験目的次第ですので、単純に無謀とは言えませんね。
ただ、遠心機がそのような長時間の遠心に耐えられるのかは、
事前に確認が必要になるでしょう。

メカニカルストレスの加え方について 削除/引用
No.2896-1 - 2014/03/17 (月) 14:52:09 - 937
平素より参考にさせていただいております。
上記表題のように、ある細胞にメカニカルストレスを付与したいと考えております。

しかし、当実験施設にはメカニカルストレス負荷培養システムなどはないため、論文から遠心力を利用したものを多く見ることがあったので遠心力を応用しようかと考えております。

遠心分離機を用いてメカニカルストレスをかけるときは、やはり4度で行うべきでしょうか?
また、長時間の遠心はCO2環境下ではないため、細胞は死んでしまう可能性もありますでしょうか?たとえば24時間遠心力をかけるなどは無謀でしょうか?

細胞の種類にもよると思いますが、ご意見をいただければと思います。

5件 ( 1 〜 5 )  前 | 次  1/ 1. /1


パスワードを入力してチェックした記事を チェックした記事を

このトピックにメッセージを投稿する
名前 
メール   アドレス非公開
   タイトル 
本文      
設定  クッキーを保存(次回の入力の手間を省けます)
上に上げない(トピックの一覧で一番上に移動させません)
解決(問題が解決した際にチェックしてください)
暗証  半角英数字8-12文字の暗証番号を入れると、あとで削除、修正ができます。
送信 

〔使い方〕
  • 「アドレス非公開」をチェックすれば、自分のメールアドレスを公開しないで他の方からメールを受け取れます。
  • 問題が解決した際には、解決ボタンをチェックして解決した旨のコメントをつけてください。これは、初めにトピックを作った人と管理人のみが可能です。
  • 半角カタカナ、機種依存文字(全角ローマ数字、○の中の数字等)は文字化けの原因となりますので使わないでください。