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ラットの実験においての死亡 トピック削除
No.3277-TOPIC - 2014/08/06 (水) 03:19:55 - HM773
工学部ですがモデルラットの作成についての研究を行っています。
現在実験において、4週齢のラットを飼いはじめたのですが、麻酔時の失敗(深く刺して血管や臓器に到達してしまった等)や共食いによって、15匹から11匹になってしまいました。なお、3つのグループに分けられており)、それぞれ6,6,3の予定でした。
この場合実験として成立するのでしょうか。
再実験した方がよいのでしょうか。


もうひとつ質問です。
麻酔による死亡は防げるものなので今後減らしていけるとは思いますが、共食いはどうしたら防ぐことができますか。
施設の都合上複数匹で飼わなければならないので対策とかあれば教えていただきたいです。
 
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(無題) 削除/引用
No.3277-15 - 2015/01/19 (月) 11:32:16 - ~
・キシラジンともう1種の、2種類の薬剤を用いて麻酔をかけている
→その麻酔条件(種類や投与量)が妥当であると判断した根拠は?
→→麻酔は過剰に投与すれば死ぬものがありますので、そもそも死ぬ条件であってもおかしくありません。
→キシラジンは、安楽死の前処理で使うことがありますが、
 まさか次に腹腔注射した麻酔薬が、安楽死用の種類や濃度ではありませんよね。
→キシラジン以外にも何かを腹腔投与しているのですから、
 そちらが原因であることはまだ否定されないでしょう。
→麻酔の投与方法によっては、麻酔自体の効果以外でラットが死ぬこともあるでしょう。
 (注射針で動脈を傷つける、保定時にくびり殺す等)
→→→指導者に、操作内容の妥当性を確認してはいかがでしょうか。

・目が白く濁る
→おそらくはアルビノラットを使っていますよね。
→→アルビノラットの目が赤いのは、眼底に流れている血液の色です。
→→血の供給がなくなると、目は白や透明になります。
→→→なにが起きているというか、死にかけているのでは。

(無題) 削除/引用
No.3277-14 - 2015/01/19 (月) 10:19:28 - おお
doseとかもうちょっと詳しく書いたらどうでしょうか。

ラットの死因 削除/引用
No.3277-13 - 2015/01/19 (月) 09:19:25 - ラット
実験でラットを用いているのですが、麻酔をしてしばらく経つと、ラットの目が白く濁りはじめ、術後の麻酔が切れる前に死亡してしまいます。

原因は分からないままなのですが、目が白くなる状態というのは、ラットの体の中でなにが起きているのでしょうか

復腔麻酔の前に、キシラジンを投与しているのですが、これが良くないのですかね…

(無題) 削除/引用
No.3277-12 - 2014/08/25 (月) 21:12:55 - Seico
 共食いの要因には、例えば前日に絶食などを行っていると起きやすいでしょう。特に共食いは糖尿病など血糖がコントロール出来ない動物ではよく見かけられます。
 また外科的処置を加えた場合、同じケージに複数のラットを入れておくと先に麻酔から回復した個体が醒めていない個体を喰殺することが多いので手術後数日は個別飼育する方が良いと思います。「施設の都合上複数匹で」とありますが、やはり一緒にするタイミングは最低限麻酔・手術回復後にする方が良いです。
 4週齢のラットでは麻酔のeffective doseとlethaldoseが近いので厳密な投与量となるよう配慮が必要でしょう。
 術後、動物はチップなどを入れたケージを使われていますか?チップは体温の低下を防ぐなどの利点があるので術後の回復も良いと思います。
 以上、気付いた点を挙げてみました。

腹腔内投与のコツ 削除/引用
No.3277-11 - 2014/08/12 (火) 20:59:45 - DrCarter
微小血管吻合の練習で、ラット数百匹にペントバルビタール腹腔内投与で麻酔をしたことがあります。
1:腹腔内投与の前にジエチルエーテルで鎮静していたとしたら絶対に止めた方がよいです。経験的に(おそらく気道内分泌物の増加による呼吸不全のため)致死率が跳ね上がります。
2:投与して数分経っても麻酔がいまいち効かない場合、そのラットをその日(少なくとも数時間以内)の実験に使うのは止めた方が良いです。ペントバルビタールは、効果用量と致死量が近いため、追加投与により死ぬことがあります。
3:可能な限り針は新しいものを使用した方が良いです。皮膚というのは案外硬い組織なので、1度でも使用した針は刃こぼれ(針こぼれ?)して、2回目以降の貫通力が弱くなります。抵抗が少しでもある状態で刺すと、腹壁を貫通する際の反動で、血管損傷する頻度が高くなります。

以上に気をつければ、麻酔による死亡はほとんど防げるという印象です。(数百匹やっているうちに自然とうまくなっていただけかも知れませんが。。。)

因みに、今いる研究施設では、イソフルランの吸入麻酔器があるため非常に楽です。深麻酔で放置したりしない限り麻酔死は皆無ですし、覚醒も非常に早いため、お勧めです。

(無題) 削除/引用
No.3277-10 - 2014/08/11 (月) 22:21:46 - 通りすがり
麻酔の用量はどれくらいですか?
麻酔からはっきり覚醒してからケージ(とか飼育場所とか、人の目の届かない場所)に戻していますか? 共食いは通常の状態では発生しないので、麻酔が原因なのか、投薬が原因なのか、あるいはそれ以外なのか、それは解明しておいたほうがよいと感じます。
(はっきり覚醒してから戻しているなら麻酔の影響は排除して良いかと思います)


麻酔の方法は下記参照。動画は左下からダウンロードしたほうがよく見れます。
http://www.procedureswithcare.org.uk/intraperitoneal-injection-in-the-rat/

(無題) 削除/引用
No.3277-9 - 2014/08/11 (月) 03:07:00 - HM773
>DrCarterさん
使用している麻酔はペントバルビタールナトリウム(ソムノペンチル)です。

>小児科医師(ゆとり教育)
注射針は27Gのものを使用しています。
なるべく体と平行に刺すようにはしています。

おそらく自分の技術が未熟なためだと思うので皆さんのアドバイスを参考にしたいと思います。

(無題) 削除/引用
No.3277-8 - 2014/08/07 (木) 06:25:16 - 小児科医師(ゆとり教育)
腹腔麻酔時に使用するシリンジおよび注射針は何を使用していますか?

私は25gほどのマウスにKetamine+Xylazineを用いて腹腔麻酔をかけています。Ketamine (100mg/ml) 1ml, Xylazine (20mg/ml) 0.5ml, PBS 8.5mlを混ぜたものを体重1gあたり10uL、インスリンシリンジ (30G, 0.3ml)を用いて腹腔注射します。インスリンシリンジは針が短く細いので、腹壁に垂直に刺しても臓器を傷つける危険性は少ないです。

麻酔薬の種類 削除/引用
No.3277-7 - 2014/08/07 (木) 00:40:57 - DrCarter
腹腔内投与している麻酔薬の種類は何ですか?

(無題) 削除/引用
No.3277-6 - 2014/08/06 (水) 11:38:03 - HM773
みなさん、ありがとうございます。

>おおさん
オスです。ケージの大きさは正確な値は分かりませんが、A3用紙だと思います。高さは4週齢ラットが立っても届かないくらいです。

>TSさん
Wistarを使ってます。環境は自動設定になっていると思うのですが、もしかしたら何か影響しているかもしれません。

>~さん
正確な死因はわかりませんが、胸部をえぐられていて心臓もありませんでした。
手術ではなく薬品投与を行っています。麻酔の後は心電図をとっていますが、計測じは生きていました。

>hanaさん
薬品投与した数時間後に齧られていましたので、薬品によって衰弱していたのかもしれません。



みなさんの意見を見ると、共食いの原因は環境かラットが衰弱あるいは死亡している場合ということですね。

また、腹腔麻酔時の手技で失敗しない方法はありますか?

(無題) 削除/引用
No.3277-5 - 2014/08/06 (水) 11:12:52 - hana
以前結構な数のラットを飼っていましたが、元気な子の多頭飼いなら共食いはなかったような。

死んじゃった子は齧られちゃってましたが。

麻酔等の処置が原因で死亡(もしくは死にかけ)→他個体に齧られる

てことはないんですかね。

(無題) 削除/引用
No.3277-4 - 2014/08/06 (水) 10:54:19 - ~
実験が成立するかは、得られた結果をどう解析する予定だったのかと、その解析で最低限必要なサンプル数次第ではないでしょうか。
グループを6,6,3から4,4,3等にした場合でも、その解析ができるかを指導者に確認されてはいかがでしょうか?


また、死因の一つが共食いと書かれていますが、それはどのように確認されたのでしょうか?
まだ生きている齧られているラットがいるのでしょうか?
それとも、実験の処理と無関係な部位(お尻等?)を齧られて死んでいるのでしょうか?

麻酔をかけた後に何をされているのか分かりませんが、手術・縫合しているのでしたら、
縫合がうまくいっていないか糸を齧ったために内臓が出てきて、内臓を噛まれたために死んだということはありませんか?
そうであれば、直接の死因は共食いでも、縫合をうまくすることで死ラットを減らせるかもしれません。

(無題) 削除/引用
No.3277-3 - 2014/08/06 (水) 09:15:41 - TS
4週齢のラットで共食いはあまりしないと思うんです。
おおさんも気にされているように思えますが、
飼育環境由来のストレスはありませんか。温度、湿度、密集度など。
StrainはSDかWistarなどではない特殊なものでしょうか。。

(無題) 削除/引用
No.3277-2 - 2014/08/06 (水) 08:15:00 - おお
雄ですか、雌ですか?ケージの大きさは?

ラットの実験においての死亡 削除/引用
No.3277-1 - 2014/08/06 (水) 03:19:55 - HM773
工学部ですがモデルラットの作成についての研究を行っています。
現在実験において、4週齢のラットを飼いはじめたのですが、麻酔時の失敗(深く刺して血管や臓器に到達してしまった等)や共食いによって、15匹から11匹になってしまいました。なお、3つのグループに分けられており)、それぞれ6,6,3の予定でした。
この場合実験として成立するのでしょうか。
再実験した方がよいのでしょうか。


もうひとつ質問です。
麻酔による死亡は防げるものなので今後減らしていけるとは思いますが、共食いはどうしたら防ぐことができますか。
施設の都合上複数匹で飼わなければならないので対策とかあれば教えていただきたいです。

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