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p53の発現 トピック削除
No.3346-TOPIC - 2014/09/04 (木) 19:03:16 - pppp
現在造血系の細胞株でp53の蛋白質発現をみています。
目的はp53のあるリン酸化蛋白質の発現変化を観察することなのですが、コントロールとしてtotalp53の蛋白質発現も検討しました。
予想としては、ある刺激を加えた細胞ではp53の発現はみられるが、通常状態では発現は低いとしていました。
ところが、結果は刺激を加えた方は発現は高かったのですが、通常状態でもそれと同程度の発現がみられました。
p53の蛋白質発現は、通常状態の細胞ではあまり発現してないものと認識しているのですが、発現が高いこともあるのでしょうか。
論文などでは通常状態の細胞ではあまり発現を確認できないとみたことがあったので。
何か思う事などありましたら、コメント頂けると幸いです。
 
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(無題) 削除/引用
No.3346-11 - 2014/09/06 (土) 02:14:03 - おお
>[Re:8] 周さんは書きました :
> >[Re:7] おおさんは書きました :
>
> > 癌細胞で見られるようなp53のmutationはその機能のを喪失するようなもので、安定に発現していても、活性が見られなかったりします。またdominant negativeになる場合もあり、もう一つのアレルが正常であってもその機能をブロックすることもあります。
>
> ありがとうございます。
> それでは、p53は蛋白の発現のみでなく、ChIPやレポーターアッセイなどを検討する必要があるということでしょうか。
> 逆にいうと、p53やリン酸化p53の蛋白発現を検討するだけでは説得力のないものになってしまうのでしょうか。

mutationがあればリン酸かなどみてもあまり説得力がないのでその細胞でmutationが起こっているか配列をしらべてみて(あるいは配列を調べたものがpublishされているかしらべてみて)、起こってないようだったら、リン酸かなどの変化は反映されているだろうというということです。

ただpublishされた事があなたの実験でも起こっているかという保証はないわけで、なにか簡単な確認方法があった方がよりよいです。でpublishされているようなことが起こらないならこれは何か未知のメカニズムがある可能性があるわけで、この時実はmutationがありましたってなるとなんか何見てたのかっていう感覚になりますよね。

>
> それから、細胞株でがん細胞の細胞株と、その細胞のある遺伝子をノックアウトした細胞のp53を比較する場合、ノックダウンの細胞のみp53のmutationが起きている可能性はありますか?
> もし可能性があるのならば、その遺伝子の機能を検討するとき、p53の影響もあってうまく検討できないような気がするのですが・・・。

KOなら方法論にもよるでしょうけど、、、頻度としてはたいていの場合はかなり少ないでしょうけど、万が一というのはあるかとおもいますが。そう言うのをふせぐなら2 clones以上準備するとかある程度工夫することではできると思いますけど。

KDなら、、、siRNAのtransfectionならmutationがおこってそれがdominantになるということはまずないでしょうけど、レトロやレンチとかならゲノムにinsertionがはいるので、クローンかや長期維持しているともしかするとという気はしますけど、、、

(無題) 削除/引用
No.3346-10 - 2014/09/05 (金) 22:56:44 - L
「アレイにかけた」という事は、転写レベル? とするとこの議論の流れでいいのか、ちょっと心配です。

(無題) 削除/引用
No.3346-9 - 2014/09/05 (金) 21:31:57 - Harmonia
No.3346-7 おおさんのおっしゃるのは、これとか?

http://p53.free.fr/Database/Cancer_cell_lines/p53_cell_lines.html

その他、「p53 Status Cell Line」で、いろいろ情報は出てきます。

(無題) 削除/引用
No.3346-8 - 2014/09/05 (金) 11:21:12 -
>[Re:7] おおさんは書きました :

> 癌細胞で見られるようなp53のmutationはその機能のを喪失するようなもので、安定に発現していても、活性が見られなかったりします。またdominant negativeになる場合もあり、もう一つのアレルが正常であってもその機能をブロックすることもあります。

ありがとうございます。
それでは、p53は蛋白の発現のみでなく、ChIPやレポーターアッセイなどを検討する必要があるということでしょうか。
逆にいうと、p53やリン酸化p53の蛋白発現を検討するだけでは説得力のないものになってしまうのでしょうか。

それから、細胞株でがん細胞の細胞株と、その細胞のある遺伝子をノックアウトした細胞のp53を比較する場合、ノックダウンの細胞のみp53のmutationが起きている可能性はありますか?
もし可能性があるのならば、その遺伝子の機能を検討するとき、p53の影響もあってうまく検討できないような気がするのですが・・・。

(無題) 削除/引用
No.3346-7 - 2014/09/05 (金) 10:49:29 - おお
>[Re:5] 周さんは書きました :

> また、細胞内で発現が安定しているとすれば、p53の標的因子の発現も変化が起きてしまっているのでしょうか?

癌細胞で見られるようなp53のmutationはその機能のを喪失するようなもので、安定に発現していても、活性が見られなかったりします。またdominant negativeになる場合もあり、もう一つのアレルが正常であってもその機能をブロックすることもあります。ちょっと時間がないのでこれだけとりあえずあげときます

(無題) 削除/引用
No.3346-6 - 2014/09/05 (金) 10:12:14 -
[Re:3]の方へ

> 両者の発現が同レベルだという結果しか書かれていませんが、高い低いの話はどこから来たのでしょうか?
> 検出感度等を考慮せずに、単にバンドが濃いから高発現、と言っている訳ではありませんよね?

これについては、アレイにかけた結果で、他の発現と比較しています。

> また、材料を細胞株と書かれていますが、読まれている論文では、通常状態の細胞株でのp53について書かれていましたか?
> 細胞株となった時点で、元の細胞の通常の状態とは言えないと思いますが。

細胞株についての論文でした。

(無題) 削除/引用
No.3346-5 - 2014/09/05 (金) 10:10:01 -
おおさん
> mutationがあると従来の機能を失い、細胞内で発現が安定している場合があります。よく使う癌細胞から得られる細胞株では、mutationがあるかどうかしばしこの手の実験で問題になります。

とご指摘ありがとうございます。
つまり、mutationがあるのか確認する必要があるのでしょうか?
もしあった場合、p53の発現自体を検討することは間違いということになりますよね。
また、細胞内で発現が安定しているとすれば、p53の標的因子の発現も変化が起きてしまっているのでしょうか?
そうすると、色々と実験をやっても、それがもしかしたらp53の影響なのかもしれないとなり、実験が成り立たなくなってしまうような気がするのですが・・・。
素人な質問で申し訳ありません。

(無題) 削除/引用
No.3346-4 - 2014/09/05 (金) 07:21:39 - L
例えばDNA damageを起こす薬剤で処理した場合、野生型p53の細胞では薬剤による発現増加が見られるのに対し、変異p53の細胞では増加が見られません。無刺激でのp53レベルが高いかどうかは比較するコントロールが無いと何とも言えませんが、刺激による増加が無いという事は、p53に変異が入っている可能性(ただし、どのような刺激をしたかによりますが)を考慮すべきかと思います。DNA damageを起こす抗がん剤でお使いの細胞を処理して、p53の発現がどうなるか一回見ておいても良いかもしれませんね。

(無題) 削除/引用
No.3346-3 - 2014/09/05 (金) 01:03:44 - ~
>結果は刺激を加えた方は発現は高かったのですが、通常状態でもそれと同程度の発現がみられました。
両者の発現が同レベルだという結果しか書かれていませんが、高い低いの話はどこから来たのでしょうか?
検出感度等を考慮せずに、単にバンドが濃いから高発現、と言っている訳ではありませんよね?

また、材料を細胞株と書かれていますが、読まれている論文では、通常状態の細胞株でのp53について書かれていましたか?
細胞株となった時点で、元の細胞の通常の状態とは言えないと思いますが。

(無題) 削除/引用
No.3346-2 - 2014/09/04 (木) 21:55:01 - おお
mutationがあると従来の機能を失い、細胞内で発現が安定している場合があります。よく使う癌細胞から得られる細胞株では、mutationがあるかどうかしばしこの手の実験で問題になります。

p53の発現 削除/引用
No.3346-1 - 2014/09/04 (木) 19:03:16 - pppp
現在造血系の細胞株でp53の蛋白質発現をみています。
目的はp53のあるリン酸化蛋白質の発現変化を観察することなのですが、コントロールとしてtotalp53の蛋白質発現も検討しました。
予想としては、ある刺激を加えた細胞ではp53の発現はみられるが、通常状態では発現は低いとしていました。
ところが、結果は刺激を加えた方は発現は高かったのですが、通常状態でもそれと同程度の発現がみられました。
p53の蛋白質発現は、通常状態の細胞ではあまり発現してないものと認識しているのですが、発現が高いこともあるのでしょうか。
論文などでは通常状態の細胞ではあまり発現を確認できないとみたことがあったので。
何か思う事などありましたら、コメント頂けると幸いです。

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