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細胞接着とアルブミンの関係 トピック削除
No.3603-TOPIC - 2014/11/30 (日) 20:33:15 - 大きな木
培地に添加している血清中のアルブミンが細胞の初期接着を阻害すると論文の記述されていますが、何故でしょうか?
ご教示頂けませんでしょうか。
アルブミンは様々な成分の可溶化に寄与しており、必須うかと思いますが、可溶化と接着阻害のバーター取引のような関係にあるのでしょうか?
培養器材表面のタンパク質吸着の代表的指標として、アルブミンの吸着量が用いられていました。
 
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No.3603-5 - 2014/12/09 (火) 08:34:21 - d
>[Re:4] 大きな木さんは書きました :
> non treatmentは親水化処理しておらず、疎水性が強過ぎてタンパク質が吸着しない、引いては細胞も接着しないと思っていたのですが、予想に反してくっつきそうです。

基本的な知識に誤解があるようです。
タンパク質が吸着するか、あるいは細胞が接着するかどうかは表面が親水性か疎水性かでは決まりません。
アルブミンは両親媒性なので親水性表面にも疎水性表面にも吸着します。薬物など疎水性物質を抱合できるのは両親媒性であるおかげです。
その他にも疎水性ドメインを持っているタンパク質であれば疎水性表面に吸着できます。

組織培養表面はプラズマ処理によってマイナスの電荷を帯びています。そのため、プラスの電荷を多くもつタンパク質は吸着しやすくなります。逆に、神経細胞などPLLなどを吸着させてプラス電荷を持たせる培養法もあります。

細胞が接着できるかは、表面に細胞が接着する足場である細胞外マトリックスが吸着できるかによります。組織培養用表面は疎水性表面に比べて細胞外マトリックスの吸着に有利であるため、用いられているわけです。

親水性ならばよいかということであれば、例えばアガロースは親水性ですが、タンパク質吸着がほとんどなく、細胞は接着できません。
また、スフェロイドや胚様体形成用のプレートなどポリマーを固定化している表面の中にも親水性であってもタンパク質吸着や細胞接着がおこらないものがあります。

(無題) 削除/引用
No.3603-4 - 2014/12/09 (火) 06:31:22 - 大きな木
>[Re:2] ~さんは書きました :
> その論文か、その論文が引用している文献に説明が書かれていませんか?
>
> Dewez, 1999やSousa, 2008の論文が引用されてたりしませんか?
>
Sousaのものが引用されていました。
タンパク質吸着の代表化合物として、BSAを使っているのですが、市販されている浮遊培養用のnon treatmentフラスコにも結構BSAはよく吸着しました。non treatment
は親水化処理しておらず、疎水性が強過ぎてタンパク質が吸着しない、引いては細胞も接着しないと思っていたのですが、予想に反してくっつきそうです。

(無題) 削除/引用
No.3603-3 - 2014/12/01 (月) 11:48:22 - d
>[Re:1] 大きな木さんは書きました :
> 培養器材表面のタンパク質吸着の代表的指標として、アルブミンの吸着量が用いられていました。

この記載と、アルブミン(この場合BSA)が免疫染色やWestern Blottingでどのような用途で使われているか、細胞が培養基材にどうやって接着しているかを考えると、理由は考察できると思いますけど。

(無題) 削除/引用
No.3603-2 - 2014/12/01 (月) 10:27:12 - ~
その論文か、その論文が引用している文献に説明が書かれていませんか?

Dewez, 1999やSousa, 2008の論文が引用されてたりしませんか?

細胞接着とアルブミンの関係 削除/引用
No.3603-1 - 2014/11/30 (日) 20:33:15 - 大きな木
培地に添加している血清中のアルブミンが細胞の初期接着を阻害すると論文の記述されていますが、何故でしょうか?
ご教示頂けませんでしょうか。
アルブミンは様々な成分の可溶化に寄与しており、必須うかと思いますが、可溶化と接着阻害のバーター取引のような関係にあるのでしょうか?
培養器材表面のタンパク質吸着の代表的指標として、アルブミンの吸着量が用いられていました。

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