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病理免疫染色で使用する抗体について トピック削除
No.3873-TOPIC - 2015/02/19 (木) 16:28:31 - a
知識が足りないため一般論を教えてください。
とある病原体をまるまんま免疫した抗血清と、
その病原体の表面タンパクのうちの一種類(20kDaとします)を免疫した抗血清があります。
それぞれを用いて感染病理組織の免疫染色をした結果、
後者の表面タンパク抗体でのみ病原体が検出された場合、
どのような理由が考えられますか?
※ホールの病原体に対する抗体価は抗病原体血清のほうが高いです。

実際に病理検査をしていただいた先生の見解は以下の通りです。
「組織に感染後、免疫細胞などにより病原体がバラバラに破壊されたために
表面タンパク(=小さい)に対する抗体には反応できるが、
ホールの病原体(=大きい)に対する抗体は反応できないのではないか」
とご説明いただいたのですがいまいちピンときません。
バラバラの限度にもよりますが、エピトープが保存されていれば
抗ホール病原体のポリクローナル抗体も反応できると思うのですが、、、
病理は専門外なので理解していない点があるかもしれませんが
何卒ご教授の程宜しくお願い致します。
 
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(無題) 削除/引用
No.3873-3 - 2015/02/22 (日) 01:33:40 - 名無し
単にwhole 病原体を免疫してできた抗体がたまたま免疫染色に使えなかったというだけではないでしょうか。同じ抗原を免疫して得た抗体といっても、違うウサギ/マウスに注射していますし、同じ抗原特異性のものがおなじように産生されるとは限りません。(自作する場合は、ウサギなどでは通常、数匹に免疫してます。同じものを注射してもうまいこといい抗体が得られる個体と、そうでないものがあることは必ずしも珍しくないので。)とくに質問の場合は抗原自体の純度も違うし、違う性質の抗体が出来てくるのはなんとなく、「そういうことも あるだろうなー」みたいな気もけっこうします。ELISAやwesternではかなりいい感じでも、免疫染色は全然使えないとか、またはその逆とかいろいろあります。もちろんどれでもいけるのもありますが。特にPFA/パラフィン切片などで使えない例は普通に遭遇します。こうした場合、免疫染色の前に切片標本を抗原賦活化処理(pH6とか9のbuffer中で高温加熱とか、プロテアーゼ処理とかみたいな、かなり激しい処理をして抗原分子の構造を崩して、固定や包埋の過程で隠れてしまったエピトープを表に露出させる)というのをすると、上手く染まるようになることがあり昔からこの手の問題の解決にははよく用いられています(もちろんどのケースでも万能というわけではないです。)。あるいは凍結切片だとうまくいく抗体もしばしばあります。いずれも病理のセンセならよく知ってる方法なのでそういう方法をためしてみたらどうかなど聞いてみてください。

(無題) 削除/引用
No.3873-2 - 2015/02/19 (木) 16:48:31 - よっしー
どのような病原体か分かりませんが,ホールのポリクローナル抗体の中には病原体内の抗原を認識する抗体が多い場合そのような結果になりませんかね.



> ※ホールの病原体に対する抗体価は抗病原体血清のほうが高いです。

これはどのようにして調べた結果でしょうか?

病理免疫染色で使用する抗体について 削除/引用
No.3873-1 - 2015/02/19 (木) 16:28:31 - a
知識が足りないため一般論を教えてください。
とある病原体をまるまんま免疫した抗血清と、
その病原体の表面タンパクのうちの一種類(20kDaとします)を免疫した抗血清があります。
それぞれを用いて感染病理組織の免疫染色をした結果、
後者の表面タンパク抗体でのみ病原体が検出された場合、
どのような理由が考えられますか?
※ホールの病原体に対する抗体価は抗病原体血清のほうが高いです。

実際に病理検査をしていただいた先生の見解は以下の通りです。
「組織に感染後、免疫細胞などにより病原体がバラバラに破壊されたために
表面タンパク(=小さい)に対する抗体には反応できるが、
ホールの病原体(=大きい)に対する抗体は反応できないのではないか」
とご説明いただいたのですがいまいちピンときません。
バラバラの限度にもよりますが、エピトープが保存されていれば
抗ホール病原体のポリクローナル抗体も反応できると思うのですが、、、
病理は専門外なので理解していない点があるかもしれませんが
何卒ご教授の程宜しくお願い致します。

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