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培地に脂質を添加すると死んでしまいます。 トピック削除
No.4136-TOPIC - 2015/05/28 (木) 09:47:44 - お脂肪さん
ご意見聞かせてください。

放射性同位体標識した脂質の取り込みを調べるために、浮遊細胞株に既知の脂質を培地に加え、培養したいです。

細胞をOPTI-MEM1で一度洗浄し、その後、OPTI-MEM1に脂肪酸(coldとhot)を加えて培養しています。

FCS存在下にこれら脂質を添加しても細胞の生存には影響ありませんが、OPTI-MEM1中で脂質を加えると全滅してしまいました。二度行いました。血清を除いた理由は、血清中の脂質の取り込みを排除したいためです。OPTI-MEM1単独で培養しても全く生存に問題ありません。

同じような論文を探すと、FCSの代わりに、リポ蛋白質(LDLやHDLのことでしょうか)欠損serumというのを使っていました。

手元にリポ蛋白質欠損ウシ血清がないため、あるもので代用できればと思っていますが、例えば0.5% BSAをOPTI-MEM1に加え、そこに脂質を添加するなどしてはどうだろうかと考えていますが、そのような論文をみたことがないので、想像の域を出ません。似たような経験をお持ちの方がいらっしゃいましたら情報をシェアしていただけますと幸いです。

脂質の中でも脂肪酸(パルミチン酸)を添加しようとしています。アポトーシスを誘因するセラミドではありませんので、脂質そのものは有害ではないと思っています。5 uMの終濃度で加えています。
 
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No.4136-8 - 2015/05/28 (木) 19:36:19 - お脂肪さん
みなさま大変有益な情報を書き込みいただきありがとうございます!!

脂質の溶媒はエタノールです。
確かに、石けんですよね。自分の無知が恥ずかしいです。

先ほど
10%脂肪酸フリーBSAに必要量の脂肪酸を加え、激しくボルテックスした後、OPTI-MEM1で10倍希釈したものを細胞に添加しました。石けん効果ならすぐに死んでもよさそうですが、見た感じでは細胞に影響なさそうでした!!本当にありがとうございます!!

オートファジーとインスリン抵抗性については知りませんでした。
パルミチン酸自身にもTLR4やそれ以外の脂肪酸受容体を刺激しそうですよね。そこら辺にも気をつけながらデータを扱って行くことにします。ありがとうございました。

(無題) 削除/引用
No.4136-7 - 2015/05/28 (木) 16:27:35 - 独り言
脂肪酸の溶媒ってなにを使ってますか?クロロホルムならかなり毒性ですよ。

(無題) 削除/引用
No.4136-6 - 2015/05/28 (木) 15:04:21 - TS
脂肪酸は細胞膜を作るのに必要ですよね。
FBSが入っていれば、BSAにくっついているFFAが供給されるんでしょうが、
無血清培地では、加えてあげないといずれ細胞分裂できなくなるでしょうね。

過剰な飽和脂肪酸は、TLR4のリガンドになりますから、その影響も考える必要がある場合もありますが、すべての細胞にTLR4が発現しているわけでもないし、細胞にもよるでしょう。

脂肪酸の実験をしたいということですから、脂肪酸フリーのBSAに乗っけてあげるのは、常套手段かと思います。

(無題) 削除/引用
No.4136-5 - 2015/05/28 (木) 14:38:22 - おお
しめしましたシグマのリンクでは無血清培地では重要なサプリメントだと書いていますので、細胞維持、増殖にも必要かあった方がいいもののように思います。オートファジーとインスリン抵抗性を誘導はどのくらいの濃度で見られているのでしょうか?

(無題) 削除/引用
No.4136-4 - 2015/05/28 (木) 12:32:59 - えい

横やりすいませんが、パルミチン酸はオートファジーとインスリン抵抗性を誘導しませんか?脂質取り込みを見るうえでは特に後者は重要だと思うのですが…

(無題) 削除/引用
No.4136-3 - 2015/05/28 (木) 11:41:20 - おお
Historically, palmitic acid has been provided to cells in culture as a component of serum, albumin complex or esterified to molecules such as cholesterol.

http://www.sigmaaldrich.com/life-science/cell-culture/learning-center/media-expert/palmitic-acid.html

私も界面活性効果をうたがいます。

(無題) 削除/引用
No.4136-2 - 2015/05/28 (木) 09:54:42 - AP
脂肪酸は石鹸の主成分ということをわすれちゃこまる。細胞に界面活性剤をぶっかけたら膜が壊れて死んでもおかしくないわ。

BSAに抱合して投与するのは一般的に行われているし、遊離酸ではなくてエステル体を使う方法もある。

培地に脂質を添加すると死んでしまいます。 削除/引用
No.4136-1 - 2015/05/28 (木) 09:47:44 - お脂肪さん
ご意見聞かせてください。

放射性同位体標識した脂質の取り込みを調べるために、浮遊細胞株に既知の脂質を培地に加え、培養したいです。

細胞をOPTI-MEM1で一度洗浄し、その後、OPTI-MEM1に脂肪酸(coldとhot)を加えて培養しています。

FCS存在下にこれら脂質を添加しても細胞の生存には影響ありませんが、OPTI-MEM1中で脂質を加えると全滅してしまいました。二度行いました。血清を除いた理由は、血清中の脂質の取り込みを排除したいためです。OPTI-MEM1単独で培養しても全く生存に問題ありません。

同じような論文を探すと、FCSの代わりに、リポ蛋白質(LDLやHDLのことでしょうか)欠損serumというのを使っていました。

手元にリポ蛋白質欠損ウシ血清がないため、あるもので代用できればと思っていますが、例えば0.5% BSAをOPTI-MEM1に加え、そこに脂質を添加するなどしてはどうだろうかと考えていますが、そのような論文をみたことがないので、想像の域を出ません。似たような経験をお持ちの方がいらっしゃいましたら情報をシェアしていただけますと幸いです。

脂質の中でも脂肪酸(パルミチン酸)を添加しようとしています。アポトーシスを誘因するセラミドではありませんので、脂質そのものは有害ではないと思っています。5 uMの終濃度で加えています。

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