Bio Technical フォーラム

  • バイオ関連の実験をする上での、試薬、機器、プロトコールなどの情報交換の場です。
  • 新しいテーマで話を始める場合、質問をする場合は「新しいトピックを作る」から書き込みをしてください。
  • 質問に対して解答できる方は是非、書き込んで下さい。
  • このフォーラムにふさわしくないと管理人が判断した投稿は予告なく削除します。

新しいトピックを作る | トピック一覧 | 研究留学ネットに戻る

ひとつ前のフォーラム(readのみ)

このスレッドをはてなブックマークに追加このスレッドをはてなブックマークに追加

qRT-PCRのΔΔCt法における標準誤差の計算方法 トピック削除
No.4316-TOPIC - 2015/08/04 (火) 11:38:40 - どんぱっち
qRT-PCRのΔΔCt法における標準誤差の計算方法についてのご質問です。
ΔΔCt法に関する様々なホームページや教科書、また似たようなトピックには目を通したのですが具体的な計算が今ひとつ記入されておらず理解できなかったため、質問させていただきます。
仮に、個体AとB間における遺伝子発現量をΔΔCt法を用いて相対比較するとします。この場合、私は以下のような計算で平均値と標準誤差を求めています。
*また、このときA1はB1と、A2はB2と、A3はB3と同時に機械にかけて測定しています。
-------------------------------------------
<目的の遺伝子のCt値>
A1; 15, A2; 16, A3; 17 B1; 14, B2; 13, B3; 12
<リファレンス遺伝子のCt値>
A1; 5, A2; 5, A3; 5 B1; 5, B2; 5, B3; 5
--------------------------------------------
<平均値の計算>
@ ΔCtを求める(ここではA1に注目している)
A1のΔCt = A1のCt(目的の遺伝子) - A1のCt(リファレンス遺伝子) = 15 - 5 = 10
A A及びBのΔCの平均をとる(それぞれを(AのΔCt), (BのΔCt)とする)
AのΔCt = (10 + 11 + 12 ) / 3 = 11
BのΔCt = (9 + 8 + 7) / 3 = 8
B ΔΔCtを求める(Aを1とした相対比較を目的とする)
AのΔΔCt = AのΔCt - AのΔCt = 11 - 11 = 0
BのΔΔCt = BのΔCt - AのΔCt = 8 - 11 = -3
C 2^(-ΔΔCt)値をとり相対値とする
相対値A = 2^(-ΔΔCt) = 2^(-(0)) = 1
相対値B = 2^(-ΔΔCt) = 2^(-(-3)) = 8
--------------------------------------------------------------
<標準誤差の計算>
@ ΔCtを求める(ここではA1に注目している)
A1のΔCt = A1のCt(目的の遺伝子) - A1のCt(リファレンス遺伝子) = 15 - 5 = 10
A A1-3, B1-3の ΔΔCtを求める(AのΔCt(A1-3のΔCtの平均値)を用いる)
A1のΔΔCt = A1のΔCt - AのΔCt = 10 - 11 = -1
A2のΔΔCt = 0
A3のΔΔCt = 1
B1のΔΔCt = -2
B2のΔΔCt = -3
B3のΔΔCt = -4
C それぞれについて2^(-ΔΔCt)値をとり相対値とする
相対値A1 = 2^(-ΔΔCt) = 2^(-(-1)) = 2
相対値A2 = 1
相対値A3 = 0.5
相対値B1 = 4
相対値B2 = 8
相対値B3 = 16
D A, Bについて標準誤差を求める
AのSEM = STDEV(相対値A1, 相対値A2, 相対値A3)/ SQRT(COUNT(相対値A1, 相対値A2, 相対値A3)) = 0.4409586
BのSEM = 3.5276684
---------------------------------------------------------------
<結果>
A = 1, SEM; 0.4409586 B = 8, SEM; 3.5276684
----------------------------------------------------------------
上記のような計算を行っているのですが、標準誤差を求めるために用いた相対値A1-3の平均値及びB1-3の平均値がそれぞれ1.17, 9.33となり、平均値を求めるために用いた計算結果の1, 8と同じになっていないためどうも気持ちが悪いです。
平均値を求める計算と標準誤差を求める計算で、塁上計算(2^(-ΔΔCt))をまたにかけていることがこの違いの原因であると思うのですが、、じゃあどうすればいいのか?という疑問だけが残っています。
周りに相談できる相手はおらず(qRT-PCRをやっている方がおりませんし知識のある方もおりません)、qRT-PCRに関する教科書も読んできました。
この疑問に関して、助言できる方がおられましたら是非ともアドバイスを御願い致します。
 
- このトピックにメッセージを投稿する -



5件 ( 1 〜 5 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.4316-5 - 2015/08/05 (水) 11:57:53 - どんぱっち
ごめんなさい!

>ここ さん

ではなく

>hipc さん

です!

(無題) 削除/引用
No.4316-4 - 2015/08/05 (水) 11:56:40 - どんぱっち
>おお さん
具体的なご指南ありがとうございます。
これまでにこの方法も試していたのですが、他の人から意見を頂けると安心するものですね。
当面はこの方法を使用していこうかと思います!

>ここ さん

文献の掲示ありがとうございます。
当文献は初めて目にします。
よく読み、qRT-PCRの知識を増やしていこうと思います。

ここ 削除/引用
No.4316-3 - 2015/08/04 (火) 13:25:25 - hipc
ちょっと違うかもしれないけど参考になるかも?ページ57、58、59あたり
www3.appliedbiosystems.com/cms/groups/mcb_support/documents/generaldocuments/cms_042380.pdf

(無題) 削除/引用
No.4316-2 - 2015/08/04 (火) 12:48:05 - おお
ddCtの値の平均、SD(SEM)でやるか、すべて直線的な相対量をで平均、SD(SEM)をだすか統一した方がいいとおもいます。

後者の場合、<標準誤差の計算>の計算で
A: 1.17±0.4409586
B: 9.33±3.5276684

これはAのΔCt =11の量を1とした時の相対量だからAの平均を1とした相対用は
A: 1.17/1.17±0.4409586/1.17
B: 9.33/1.17±3.5276684/1.17

qRT-PCRのΔΔCt法における標準誤差の計算方法 削除/引用
No.4316-1 - 2015/08/04 (火) 11:38:40 - どんぱっち
qRT-PCRのΔΔCt法における標準誤差の計算方法についてのご質問です。
ΔΔCt法に関する様々なホームページや教科書、また似たようなトピックには目を通したのですが具体的な計算が今ひとつ記入されておらず理解できなかったため、質問させていただきます。
仮に、個体AとB間における遺伝子発現量をΔΔCt法を用いて相対比較するとします。この場合、私は以下のような計算で平均値と標準誤差を求めています。
*また、このときA1はB1と、A2はB2と、A3はB3と同時に機械にかけて測定しています。
-------------------------------------------
<目的の遺伝子のCt値>
A1; 15, A2; 16, A3; 17 B1; 14, B2; 13, B3; 12
<リファレンス遺伝子のCt値>
A1; 5, A2; 5, A3; 5 B1; 5, B2; 5, B3; 5
--------------------------------------------
<平均値の計算>
@ ΔCtを求める(ここではA1に注目している)
A1のΔCt = A1のCt(目的の遺伝子) - A1のCt(リファレンス遺伝子) = 15 - 5 = 10
A A及びBのΔCの平均をとる(それぞれを(AのΔCt), (BのΔCt)とする)
AのΔCt = (10 + 11 + 12 ) / 3 = 11
BのΔCt = (9 + 8 + 7) / 3 = 8
B ΔΔCtを求める(Aを1とした相対比較を目的とする)
AのΔΔCt = AのΔCt - AのΔCt = 11 - 11 = 0
BのΔΔCt = BのΔCt - AのΔCt = 8 - 11 = -3
C 2^(-ΔΔCt)値をとり相対値とする
相対値A = 2^(-ΔΔCt) = 2^(-(0)) = 1
相対値B = 2^(-ΔΔCt) = 2^(-(-3)) = 8
--------------------------------------------------------------
<標準誤差の計算>
@ ΔCtを求める(ここではA1に注目している)
A1のΔCt = A1のCt(目的の遺伝子) - A1のCt(リファレンス遺伝子) = 15 - 5 = 10
A A1-3, B1-3の ΔΔCtを求める(AのΔCt(A1-3のΔCtの平均値)を用いる)
A1のΔΔCt = A1のΔCt - AのΔCt = 10 - 11 = -1
A2のΔΔCt = 0
A3のΔΔCt = 1
B1のΔΔCt = -2
B2のΔΔCt = -3
B3のΔΔCt = -4
C それぞれについて2^(-ΔΔCt)値をとり相対値とする
相対値A1 = 2^(-ΔΔCt) = 2^(-(-1)) = 2
相対値A2 = 1
相対値A3 = 0.5
相対値B1 = 4
相対値B2 = 8
相対値B3 = 16
D A, Bについて標準誤差を求める
AのSEM = STDEV(相対値A1, 相対値A2, 相対値A3)/ SQRT(COUNT(相対値A1, 相対値A2, 相対値A3)) = 0.4409586
BのSEM = 3.5276684
---------------------------------------------------------------
<結果>
A = 1, SEM; 0.4409586 B = 8, SEM; 3.5276684
----------------------------------------------------------------
上記のような計算を行っているのですが、標準誤差を求めるために用いた相対値A1-3の平均値及びB1-3の平均値がそれぞれ1.17, 9.33となり、平均値を求めるために用いた計算結果の1, 8と同じになっていないためどうも気持ちが悪いです。
平均値を求める計算と標準誤差を求める計算で、塁上計算(2^(-ΔΔCt))をまたにかけていることがこの違いの原因であると思うのですが、、じゃあどうすればいいのか?という疑問だけが残っています。
周りに相談できる相手はおらず(qRT-PCRをやっている方がおりませんし知識のある方もおりません)、qRT-PCRに関する教科書も読んできました。
この疑問に関して、助言できる方がおられましたら是非ともアドバイスを御願い致します。

5件 ( 1 〜 5 )  前 | 次  1/ 1. /1


パスワードを入力してチェックした記事を チェックした記事を

このトピックにメッセージを投稿する
名前 
メール   アドレス非公開
   タイトル 
本文      
設定  クッキーを保存(次回の入力の手間を省けます)
上に上げない(トピックの一覧で一番上に移動させません)
解決(問題が解決した際にチェックしてください)
暗証  半角英数字8-12文字の暗証番号を入れると、あとで削除、修正ができます。
送信 

〔使い方〕
  • 「アドレス非公開」をチェックすれば、自分のメールアドレスを公開しないで他の方からメールを受け取れます。
  • 問題が解決した際には、解決ボタンをチェックして解決した旨のコメントをつけてください。これは、初めにトピックを作った人と管理人のみが可能です。
  • 半角カタカナ、機種依存文字(全角ローマ数字、○の中の数字等)は文字化けの原因となりますので使わないでください。