Bio Technical フォーラム

  • バイオ関連の実験をする上での、試薬、機器、プロトコールなどの情報交換の場です。
  • 新しいテーマで話を始める場合、質問をする場合は「新しいトピックを作る」から書き込みをしてください。
  • 質問に対して解答できる方は是非、書き込んで下さい。
  • このフォーラムにふさわしくないと管理人が判断した投稿は予告なく削除します。

新しいトピックを作る | トピック一覧 | 研究留学ネットに戻る

ひとつ前のフォーラム(readのみ)

このスレッドをはてなブックマークに追加このスレッドをはてなブックマークに追加

GPCRのウエスタンブロット トピック削除
No.4323-TOPIC - 2015/08/07 (金) 18:26:29 - WB
よろしくお願いします。

あるGPCRのため独自にウサギ抗体を作成し、抗原に用いたペプチドを用いたアフィニティカラムで抗体を精製しました。

他ほ乳動物種の論文から発現が知られている組織Aと組織Bに対して、この精製抗体を用いたウエスタンブロットを実施したところ、次の結果が得られました。

組織A:きれいなシングルバンドが、分子量から推定される大きさよりも少し小さい位置(分子量で1000ぐらいメンブレンで下にずれた位置)に認められました。

組織B:きれいなシングルバンドが、分子量から推定される大きさよりも、かなり小さく位置(分子量で5000以上メンブレンで下にずれた位置)に認められました。

7回膜貫通という複雑な立体構造をもつGPCRのために、ウエスタンブロットで推定分子量とおりの位置にバンドがでることは無いと思います、ですが、組織Aと組織Bで違いすぎるのは困ります。

泳動の前の、サンプルをボイルする際に添加するメルカプトエタノールの量を加減してみようかと思いますが、他に、両組織の間のバンド位置が同じになるようにする対策はないでしょうか?
 
- このトピックにメッセージを投稿する -



8件 ( 1 〜 8 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.4323-8 - 2015/08/09 (日) 07:32:54 - wb
おおさん

御助言をありがとうございます。

週明けに、既報で用いた抗体と、今回作成した抗体を同一サンプルに用いWBの結果を比較してみます。

特異性の検討はまだですので、御指摘のとおりに、リスクのある点です。

(無題) 削除/引用
No.4323-7 - 2015/08/09 (日) 03:50:35 - おお
あとは、特異性については評価ずみですか?

(無題) 削除/引用
No.4323-6 - 2015/08/08 (土) 12:08:29 - おお
>[Re:5] WBさんは書きました :

> 実は、私共では、他種の市販抗体(抗原認識部位は細胞内領域)を用いて、組織Bに対してWBを実施して論文報告をしています。
>
> その時の結果が、”きれいなシングルバンドが、分子量から推定される大きさよりも少し小さい位置(分子量で1000ぐらいメンブレンで下にずれた位置)”でして、今回の独自抗体を組織Aに対してWBを実施したときと同じバンド位置なのです。
>
> そのため、最初の質問をした次第です。

困るというかというか面白そうじゃないですか。電気えいどうのシステムが違えば移動度が違うように見えることもあるので、まずはおなじゲルでながしたサンプルをtransferしたmembraneをきって二つに分けるか、reprobeして抗体による差かはっきりさせたらどうですか?

それでも違うなら、市販の抗体とのエピトープぶいのが出ているので、作った抗体もペプチド抗体だからいろいろと解釈しやすいのではないでしょうか。

まずはそのペプチド配列上かその近傍に修飾される可能性のあるアミノ酸がないか確認してみてはどうでしょうか。

(無題) 削除/引用
No.4323-5 - 2015/08/08 (土) 06:57:46 - WB
皆様、貴重な御意見をありがとうございます。

おおさん

>組織Aと組織Bで違いすぎるのは困ります。
=なんで困るのかよくわかりません。

実は、私共では、他種の市販抗体(抗原認識部位は細胞内領域)を用いて、組織Bに対してWBを実施して論文報告をしています。

その時の結果が、”きれいなシングルバンドが、分子量から推定される大きさよりも少し小さい位置(分子量で1000ぐらいメンブレンで下にずれた位置)”でして、今回の独自抗体を組織Aに対してWBを実施したときと同じバンド位置なのです。

そのため、最初の質問をした次第です。

−−−−−−−−−−−−−−−−

サンショウウオさん

糖鎖修飾があった場合、分子量の小さい方にずれるのでしょうか?糖鎖の分、大きい方にずれるのではないか、と単純に思います。細胞外領域同士がつながり分子量の小さい方にずれるとかあるのでしょうか?

もしグルコシダーゼのプロトコルの書かれた論文を御存じでしたら教えてください。、

(無題) 削除/引用
No.4323-4 - 2015/08/07 (金) 22:33:47 - おお
アミノ酸分子量からの計算で出す推定値はあまり当てになりません。実際の移動度とかなり違うことがあります。そもそもマーカーも各社で移動度が違ったりします。

また組織間で移動度が違うのは修飾やalternative splicing場合によっては非常によく似た違う遺伝子の場合もあるかもしれません。

>組織Aと組織Bで違いすぎるのは困ります。
なんで困るのかよくわかりません。

その蛋白は今まで全くcharacterize されていないのですか?

(無題) 削除/引用
No.4323-3 - 2015/08/07 (金) 21:15:24 - 実験
回答ではないのですが、抗体作成に使った抗原をポジコンとして流したり、流動前に色々な処理したものを流してみてはどうでしょうか。

(無題) 削除/引用
No.4323-2 - 2015/08/07 (金) 19:37:35 - サンショウウオ

あくまで可能性としてですが、組織によってGPCRへの糖鎖修飾が違ってたりするんじゃないかなと思いました。




糖鎖修飾であったばあいは、どのステップか忘れましたが、グリコシダーゼ処理をすれば糖鎖を除けます。

ただ、グリコシダーゼかなり高いです。

GPCRのウエスタンブロット 削除/引用
No.4323-1 - 2015/08/07 (金) 18:26:29 - WB
よろしくお願いします。

あるGPCRのため独自にウサギ抗体を作成し、抗原に用いたペプチドを用いたアフィニティカラムで抗体を精製しました。

他ほ乳動物種の論文から発現が知られている組織Aと組織Bに対して、この精製抗体を用いたウエスタンブロットを実施したところ、次の結果が得られました。

組織A:きれいなシングルバンドが、分子量から推定される大きさよりも少し小さい位置(分子量で1000ぐらいメンブレンで下にずれた位置)に認められました。

組織B:きれいなシングルバンドが、分子量から推定される大きさよりも、かなり小さく位置(分子量で5000以上メンブレンで下にずれた位置)に認められました。

7回膜貫通という複雑な立体構造をもつGPCRのために、ウエスタンブロットで推定分子量とおりの位置にバンドがでることは無いと思います、ですが、組織Aと組織Bで違いすぎるのは困ります。

泳動の前の、サンプルをボイルする際に添加するメルカプトエタノールの量を加減してみようかと思いますが、他に、両組織の間のバンド位置が同じになるようにする対策はないでしょうか?

8件 ( 1 〜 8 )  前 | 次  1/ 1. /1


パスワードを入力してチェックした記事を チェックした記事を

このトピックにメッセージを投稿する
名前 
メール   アドレス非公開
   タイトル 
本文      
設定  クッキーを保存(次回の入力の手間を省けます)
上に上げない(トピックの一覧で一番上に移動させません)
解決(問題が解決した際にチェックしてください)
暗証  半角英数字8-12文字の暗証番号を入れると、あとで削除、修正ができます。
送信 

〔使い方〕
  • 「アドレス非公開」をチェックすれば、自分のメールアドレスを公開しないで他の方からメールを受け取れます。
  • 問題が解決した際には、解決ボタンをチェックして解決した旨のコメントをつけてください。これは、初めにトピックを作った人と管理人のみが可能です。
  • 半角カタカナ、機種依存文字(全角ローマ数字、○の中の数字等)は文字化けの原因となりますので使わないでください。