Bio Technical フォーラム

  • バイオ関連の実験をする上での、試薬、機器、プロトコールなどの情報交換の場です。
  • 新しいテーマで話を始める場合、質問をする場合は「新しいトピックを作る」から書き込みをしてください。
  • 質問に対して解答できる方は是非、書き込んで下さい。
  • このフォーラムにふさわしくないと管理人が判断した投稿は予告なく削除します。

新しいトピックを作る | トピック一覧 | 研究留学ネットに戻る

ひとつ前のフォーラム(readのみ)

このスレッドをはてなブックマークに追加このスレッドをはてなブックマークに追加

プロモータークローニング トピック削除
No.5057-TOPIC - 2016/05/12 (木) 06:34:48 - 九院
シロイヌナズナのあるプロモーターDNA断片のクローニングを行っています。
PCRでプロモーターDNA断片を増幅の後、InFusionでプロモーターをバイナリーベクターへクローニング。定法に従って、大腸菌DH5alphaを形質転換すると通常の37度のインキュベーションでは、コロニーが全く現れず、28度にしても全くコロニーが出てきません。
laqIを持つMach1をホストにすると37度ではやはり、コロニーが出てきませんでしたが、28度だとコロニーがいくつかできてきます。ただし、コロニーPCRではネガティブ。コロニーPCRがワークしていない可能性を考えて、プラスミドを抽出した後、制限酵素で消化パターンを調べてみてもネガティブ。

Mach1をホストに、28度でプラスミドのコピー数を下げつつ、グルコースを加えた培地でlacプロモーターの活性を抑制というのが、いますぐできるアイデアで現在試しているところです。
lacプロモーターからの転写産物(RNA)が毒性を発揮していると手に負えませんが、翻訳産物だと読み枠をずらせば良いので、新たなプライマーを設計して注文をしました。
なにがうまくいくのか、わかりませんが、他に何かアイデアがあれば教えてください。
よろしくお願いします、
 
- このトピックにメッセージを投稿する -



9件 ( 1 〜 9 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.5057-9 - 2016/05/15 (日) 06:16:26 - 九院
おおさん

コンピに関しては手元にあるものが、DH5alpha、Mach1、XL1 Blue(古すぎて怪しい)しかないので、できれば手元にあるものを使いたいと思います。
XL1 Blueを使う場合はコンピを作るところからです。菌株が生きていればよいですが・・・

BxtXIを使ってlacプロモーターを除くというのは盲点でした。
Km耐性遺伝子はシロイヌナズナでの形質転換体の選択用なので必須です。
プロモーターとの位置関係を調べてみます。

このコメントを読んで、考えたのですが、プロモーター、遺伝子、ターミネーターを自分で組み込むので今クローニングしている向きと逆向きにクローニングするというのも実は有効ではないかと思いつきました。
そうすれば、lacプロモーターから転写されるRNAも翻訳されるかもしれないタンパク質あるいはペプチドも今のものとは全く違うものになるので。
この場合は、プライマーを全て新たに注文し直す必要がありますが・・・

(無題) 削除/引用
No.5057-8 - 2016/05/15 (日) 06:03:45 - 九院
APさん

抗生物質の選択は確認をしました。
念のため、培地を作り直してもみましたが、同様の結果でした。

クローニングに関しては、通常は(制限酵素を使ったクローニングの場合は)、
おっしゃるように一度クローニングベクターにクローニング、あるいは切り貼りして、バイナリーベクター等に移しているのですが、今回はマルチクローニングサイトにある制限酵素が軒並み使えないという事情がありまして、直接バイナリーベクターにクローニングしています。

(無題) 削除/引用
No.5057-7 - 2016/05/13 (金) 01:40:53 - おお
どの程度系がワークしているかはそばで見てみないとわかりませんが、あまりワークしてない系でも簡単なコンストラクトはできることがあるので、その系で難しいインサートとプラスミドの組み合わせでやると全く入らなかったりして、それでも系がワークしていると思いこんでいるため全く解決しないケースはまあまああります。
市販のコンピを使っているなら保存状態さえ良ければそこは問題ないと思います。Infusionは効率はよくわかりませんが、反応後のプロダクトを電気泳動したりして確認する手は取れなくはないと思いますが、、、うまくいくポジコンと比較してみればわかりやすいかもしれません。
コンピの選択ですが、PCRプロダクトをつかうので制限システムが抑制されているものを使うと効率が上がるかもしれません。XL1 Blue MRF'、TOP10、DH10Bなどでしょうか。mcrA Δ(mrr-hsdRMS-mcrBC)とか mcr, hsdがいじられた株を調べてみるといいかと思います。 Mach1はhsdR(rK- mK+)がありますけど、使ったことがないのでちょっとよくわかりません。k株でなくって、w株のようですね。
プラスミドを見てみました。おっしゃるようのLacZの発現ができるようになっているみたいですね。もし気になるなら、思い切ってLac promoter の上流 BxtX1から挿入してみてもいいのかもしれません。Lac promoterあたりで大腸菌で双方向にプロモーター活性があるようにしているようなので、Kan耐性のプロモーターがどこにあるかちょっとわからないので、そこを調べてからになるかもしれませんけど。
色々ストラテジーはあると思いますが、入りにくい場合はやはりクローニング専用のベクターにいれて移しかえるのはある意味無難ですので、並行してやってみればどうでしょうか。効率にどのように作用するかわかりませんがAmpのベクターにInfusionでつかう配列を含みクローニングすると、プラスミドを混ぜてインサートの転移ができそうな気がします(ちょっと冒険かもしれませんけど)。
もしコピー数を制限したいというのであれば、温度もですが、カナマイシンの量も減らすことができます。もちろん併用してもいいでしょう。12。5µg/mLぐらいまで下げれると思いますが、菌株によるかもしれませんので、一度トランスフォーメーションしてないものをまいてみて濃度を決めるといいかもしれません。

(無題) 削除/引用
No.5057-6 - 2016/05/12 (木) 16:19:14 - AP
念のためですが、抗生物質の選択は間違っていませんか?

問題解決に直結はしないですが、

当該ベクターにまずプロモータをクローニングして、そのあとに発現させる遺伝子を入れるというプランのようです。しかし、バイナリーベクターはクローニングやマニプレーションに適したベクターではないと思われます。
まず、クローニングワークがしやすいベクターでプロモーター+目的遺伝子のコンストラクトをしてから、バイナリーベクターに移し替えるのが安全だと思います。

同じことは、融合タンパク質発現ベクターを作るときなんかも言えます。目的断片をクローニングする段階で発現ベクターに入れてしまっては、クローニング効率が低いこと、生えてこなかったときに、手技上の失敗なのか、クローニング断片の発現が毒性だからかなのかが判断できないなど、いいとこなしです。

(無題) 削除/引用
No.5057-5 - 2016/05/12 (木) 16:08:05 - 九院
seventhさん

DH5alpha、Mach1ともに、ライゲーション産物、InFusion反応産物を使って形質転換した場合にも、良好にコロニーが得られています。
他のプラスミドコンストラクトを作る際にもInFusionを使っていますが、こちらも機能しています。酵素の失活はなさそうです。
InFusion反応の際にベクターを制限酵素で消化しますが、制限酵素も活性があることは確認済みです。
実は、最初の反応の時に全くコロニーが出なかったので、制限酵素の活性を疑い、適当なプラスミドを消化してみたところ、失活していたので、新たに買ったのです。

(無題) 削除/引用
No.5057-4 - 2016/05/12 (木) 15:59:17 - 九院
おおさん

ベクターはpPZP211を使っています。
ベクターのマルチクローニングサイトはpUC18(pUC19だったかな?)を利用していて、lacプロモーターの下流に今回クローニングしているプロモーターDNA断片が挿入されます。
目的としては、このプロモーターを使って、ある遺伝子を異所発現させるためのプラスミドを作ることです。

(無題) 削除/引用
No.5057-3 - 2016/05/12 (木) 10:39:25 - seventh
九院さんはプラスミドによる大腸菌への悪影響をメインに考えているようですが、ライゲーションやトランスフォーメーションがうまく行っている保証は得られているのですか?

(無題) 削除/引用
No.5057-2 - 2016/05/12 (木) 07:04:35 - おお
バイナリーベクターは具体的になんですか?結局シロイヌナズナで発現させることを考えているんですよね。lacプロモーターあるんですかね。あるとしても、プロモーターだし、、、関係のないところに挿入するようにも思えたり。

プロモータークローニング 削除/引用
No.5057-1 - 2016/05/12 (木) 06:34:48 - 九院
シロイヌナズナのあるプロモーターDNA断片のクローニングを行っています。
PCRでプロモーターDNA断片を増幅の後、InFusionでプロモーターをバイナリーベクターへクローニング。定法に従って、大腸菌DH5alphaを形質転換すると通常の37度のインキュベーションでは、コロニーが全く現れず、28度にしても全くコロニーが出てきません。
laqIを持つMach1をホストにすると37度ではやはり、コロニーが出てきませんでしたが、28度だとコロニーがいくつかできてきます。ただし、コロニーPCRではネガティブ。コロニーPCRがワークしていない可能性を考えて、プラスミドを抽出した後、制限酵素で消化パターンを調べてみてもネガティブ。

Mach1をホストに、28度でプラスミドのコピー数を下げつつ、グルコースを加えた培地でlacプロモーターの活性を抑制というのが、いますぐできるアイデアで現在試しているところです。
lacプロモーターからの転写産物(RNA)が毒性を発揮していると手に負えませんが、翻訳産物だと読み枠をずらせば良いので、新たなプライマーを設計して注文をしました。
なにがうまくいくのか、わかりませんが、他に何かアイデアがあれば教えてください。
よろしくお願いします、

9件 ( 1 〜 9 )  前 | 次  1/ 1. /1


パスワードを入力してチェックした記事を チェックした記事を

このトピックにメッセージを投稿する
名前 
メール   アドレス非公開
   タイトル 
本文      
設定  クッキーを保存(次回の入力の手間を省けます)
上に上げない(トピックの一覧で一番上に移動させません)
解決(問題が解決した際にチェックしてください)
暗証  半角英数字8-12文字の暗証番号を入れると、あとで削除、修正ができます。
送信 

〔使い方〕
  • 「アドレス非公開」をチェックすれば、自分のメールアドレスを公開しないで他の方からメールを受け取れます。
  • 問題が解決した際には、解決ボタンをチェックして解決した旨のコメントをつけてください。これは、初めにトピックを作った人と管理人のみが可能です。
  • 半角カタカナ、機種依存文字(全角ローマ数字、○の中の数字等)は文字化けの原因となりますので使わないでください。