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緩衝液の調製方法<計算?pHメーター使う?,混合して調製?> トピック削除
No.5650-TOPIC - 2017/01/04 (水) 12:40:17 - buffer
緩衝液のpH調製に関して質問があります。

酸溶液と共役塩溶液を混合して緩衝液を調整するときに,

@計算値または実験参考書どおりに混合調整(pHメーターを使わない),場合によっては濃い溶液で保存して使用時に希釈
ApHメーターを見ながら調製

の二通りのどちらかに別れていることをよく見られます(気がします?)。
私はpHが重要になる実験をしているため後者Aで行っています。
ただ,緩衝液を初めて調製する方に教えるときはどっちを教えるべきかで迷います。
(両方教えるもありでしょうが・・・)
一般論としては,どのように指導すべきでしょうか?


また,TEバッファーのように
緩衝液に適当な酸やアルカリ(HClやNaOH)を添加して調製する場合は,
塩濃度をきっちり調製する必要が無い場合に行うという理解で大丈夫でしょうか?
 
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(無題) 削除/引用
No.5650-10 - 2017/01/06 (金) 02:40:56 - おお
実際にはプラクティカルに混ぜるだけで済ましているバッファーもありますし、そういう意味で実習ではないので教えるといっても理想と隔たりがあるでしょう。ラボでシェアするバッファーなどはメーターで測ってもらって作るが、個人で使うのは本人の判断に任せるとかそういうスタンスでもいいかもしれません。何を持ってpHを図らなくていいとするかの判断はやはり適切に考えれるように指導しないといけないでしょうけど。

ご返答ありがとうございました 解決済み 削除/引用
No.5650-9 - 2017/01/05 (木) 19:19:38 - buffer
皆さま ご返答ありがとうございました

pHメータの使い方も含めて,頂いた意見を元に指導をしたいと思います。
試薬だけでなくメーターの基礎も重要ですよね。

よろしければ
他にも何かご指摘・意見・経験談などがあれば教えてください。

(無題) 削除/引用
No.5650-8 - 2017/01/05 (木) 12:09:09 - おお
>これっていいんでしょうか?

APさんも指摘してますが、リン酸の1ナト100mMにリン酸の2ナト100mMを加えていってpHを合わせてもリン酸の濃度は100mMだし何ら問題がないということでしょう。

(無題) 削除/引用
No.5650-7 - 2017/01/05 (木) 11:25:28 - AP
そうか、終体積をきっちり定めず、等濃度の塩溶液二者を混ぜて、その濃度と同じ濃度のバッファーを作るんならありですね。

(無題) 削除/引用
No.5650-6 - 2017/01/05 (木) 11:03:21 - AP
横ですが

>リン酸bufferのように2液の混合でpHを合わせるような場合はpHと比率(それぞれの容量)の関係を示す表があればそれに従って混和したのち、pHメーターで確認しズレていればいずれかあるいは両方の液を適宜加えてpHを合わせています。

これっていいんでしょうか?
◯ mol/Lのリン酸バッファーというとき、リン酸基の濃度がそれにあってるべきですよね。リン酸塩溶液を加えてpHを合わせてしまうとそれがずれちまう。結局、正確に定義できないバッファーを作っているということではどっこいどっこいのように思います(規定量の塩を混ぜて濃度はあっているけれどpHはずれているかもしれない vs pHは合わせているけれど最終的な濃度はいい加減)。
おそらく規定のpHより低い時にNaOHまたはKOHを加えてあわせる分にはいいと思いますが、リン酸塩溶液あるいはリン酸を加えるてpHを下げて合わせることは、私はしない。

一部の慣習的なバッファーは例外として、○○ mol/LのXXバッファーといえば
バッファーのベースとなる弱酸、あるいは弱塩基の濃度で、それに対する強塩基、強酸の濃度は規定のpHになるだけの量というのはおり込み済みです。pHを合わせるために加えたNaOHやHClによる塩濃度の違いというのは、そのように定義されたバッファーを作る上では考える必要はありません(ただし、NaOHを加えすぎたのでHClを加えて下げるなんてのはNaClを余計に加えるのと同じことなのでダメ)。

それと、規定の組成であるいは計算して求めた塩溶液の混合で特定のpHを得るというのは、それほどいい加減な方法ではありません。今はどうか分からないけど、逆にpHメーターの校正のために規定の塩溶液を使うという場合もありますもの(自家製あるいはプレミックスの粉末など)。試薬の純度、夾雑物の種類、計量の正確さなどに左右される危険性はありますけど。

基本 削除/引用
No.5650-5 - 2017/01/05 (木) 09:49:46 - mon
皆さんが指摘しているように、pHが様々な条件に影響されることはご存じだと思います。
それを踏まえれば、(1)は「ある程度の誤差を許容した(避けられない)」簡便法であることは明白です。
簡便法であるため、全てのbufferに表があるわけではなく、あっても限定条件(濃度・温度等)でしか保証されていません。とはいっても、(重宝している本がありますが)どの程度試薬が必要か推定するにはとても便利ですね。
HEPES-NaOHやTris-HClは塩の影響を「受けにくい」ので、bufferだけのStock溶液に各種塩・水等を加えて望みの溶液を作るときに多用されます。
塩(対イオン)が問題になる場合には、HEPES-KOHやTris-Citrate(-Acetate)を使うときもあります。
是非、初心者には正しいpHメーターの使い方/メンテナンス方をしっかり指導して基礎固めをさせてください。

(無題) 削除/引用
No.5650-4 - 2017/01/04 (水) 20:52:21 - pK
リン酸bufferのように2液の混合でpHを合わせるような場合はpHと比率(それぞれの容量)の関係を示す表があればそれに従って混和したのち、pHメーターで確認しズレていればいずれかあるいは両方の液を適宜加えてpHを合わせています。

Tris bufferやHEPES bufferのようにベースになる緩衝液をHClやNaOHで望むpHにするような場合は2のようにしています。NaOHやHClを加えたとしてもClあるいはNaの最終濃度はとても低いので、塩濃度の影響がでることはあまり想定していません。(加えた量をメモしておいて、一度最終濃度を計算してみて、心配するような濃度かどうか考えてみて下さい)気になるならば、いまは市販のBufferが安価で入手できるので、そうしたものを利用したらどうでしょうか。

x10濃度くらいのstock液を作っておくのは長期保存の上でも、実験の効率化の点でもよいことと思いますが、bufferによっては希釈するとpHが変わるものがあるので注意してください。

(無題) 削除/引用
No.5650-3 - 2017/01/04 (水) 14:13:06 - おお
>[Re:1] bufferさんは書きました :

> 一般論としては,どのように指導すべきでしょうか?

一般論って言う前にあなたがやっていることは一般なのですか特殊なのですか?
まずpHの合わせ方がチグハグだったらいけないのでpHを合わせる方法で指導したほうがいいと思いますし、それが基本じゃないでしょうか?

濃い溶液をつくり毎回希釈するとか、長期実験ができるように大量に作るならpHはその溶液を使う限り一緒ということもあり、その時大本のpHがぶれていても一定条件で実験できるということも一つ考慮にいれるべきです。そんなことを知らないで実験しているというのもどうかと思いますので。

予め決まった量をまぜてよしとするのは上記のことを考慮に入れながら、許容範囲をどのように考えるかです。決まった量が示されているプロトコールでも、近い量いれて微調整をpHメーターでちゃんと合わせることもあります。


>
> また,TEバッファーのように
> 緩衝液に適当な酸やアルカリ(HClやNaOH)を添加して調製する場合は,
> 塩濃度をきっちり調製する必要が無い場合に行うという理解で大丈夫でしょうか?

意味がわかりません。

(無題) 削除/引用
No.5650-2 - 2017/01/04 (水) 12:43:08 - buffer
すみません
 調製 と 調整 がごっちゃになっていました。
初歩的なミスすみません。

緩衝液の調製方法<計算?pHメーター使う?,混合して調製?> 削除/引用
No.5650-1 - 2017/01/04 (水) 12:40:17 - buffer
緩衝液のpH調製に関して質問があります。

酸溶液と共役塩溶液を混合して緩衝液を調整するときに,

@計算値または実験参考書どおりに混合調整(pHメーターを使わない),場合によっては濃い溶液で保存して使用時に希釈
ApHメーターを見ながら調製

の二通りのどちらかに別れていることをよく見られます(気がします?)。
私はpHが重要になる実験をしているため後者Aで行っています。
ただ,緩衝液を初めて調製する方に教えるときはどっちを教えるべきかで迷います。
(両方教えるもありでしょうが・・・)
一般論としては,どのように指導すべきでしょうか?


また,TEバッファーのように
緩衝液に適当な酸やアルカリ(HClやNaOH)を添加して調製する場合は,
塩濃度をきっちり調製する必要が無い場合に行うという理解で大丈夫でしょうか?

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