Bio Technical フォーラム

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グルコース濃度測定の為の培養上澄みの保存 トピック削除
No.6035-TOPIC - 2017/06/08 (木) 20:43:37 - 機械系バイオ学生
日頃から大変参考にさせていただいております.
本日は培養上澄みの保存方法に付いて伺いたいことがあります.

現在,細胞のグルコース消費を測定する為,培養上澄みのグルコース量を測定する実験を行っています.(キットを使ってプレートリーダーで吸光度を測っています.)
ただし,いつでも測定をできる訳ではない為,サンプルを−80度で保存しておき,プレートリーダーを使える時に実験を行っております.
メーカーからは冷凍による影響はないはずと言われたのですが,冷凍していないサンプルと冷凍したサンプルで同じように測定しても全く違う結果が出てしまいます.

-80度での保存がグルコースアッセイの結果に影響を与える可能性はありますでしょうか.それとも,何か他の影響の可能性もありますでしょうか.
どなたか,ご意見いただければと思います.

宜しくお願い致します.
 
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17件 ( 1 〜 17 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.6035-18 - 2017/06/21 (水) 09:08:37 - TS
血糖用のやつは、採血後の赤血球によるグルコース代謝を止めるためですよね。
細胞が分離されていれば、関係ないような。

(無題) 削除/引用
No.6035-17 - 2017/06/20 (火) 22:19:54 - 診断薬関連メーカー
もう済となっているようですが、血糖値測定用にはフッ化ナトリウム入りの採血管が用いられます。ご参考までに
http://www.crc-group.co.jp/crc/q_and_a/132.html

グルコース濃度測定の為の培養上澄みの保存 削除/引用
No.6035-16 - 2017/06/13 (火) 09:09:39 - 機械系バイオ学生
stranger様

ご丁寧にありがとうございます.
新鮮
という言葉の注意点について言及してくださり,ありがとうございます.
いただいた情報を吸収して,今後の研究に活かしていきたいと思います.
今後とも宜しくお願い致します.

蛇足ながら 削除/引用
No.6035-15 - 2017/06/13 (火) 00:16:18 - stranger
長期保存の場合は、冷蔵と冷凍での差が出て来ることも考えられます。長期では冷蔵保存では、細菌の混入や、上清中に存在するわずかのグルコース代謝に関与する酵素の影響が蓄積されて大きくなって来るかもしれないからです。
また、おおさんがちょっと述べられていますが、新鮮というのは冷凍、冷蔵に関わらず、サンプル採取直後の事ですので、冷凍では採取直後に凍結されたのであれば、新鮮凍結検体(fresh frozen sample)ですが、しばらく冷蔵に置かれたものを凍結したものと区別しなくてはいけません。冷蔵の場合は、新鮮冷蔵保存という日本語はないと思うので、単に新鮮な検体をとキットには書かれているのではないでしょうか。
先の投稿でも述べましたが、特に理由がない限りは研究レベルでは生体サンプルは-80C保存にしてしまうのではないでしょうか。検体は未知の物なので、その中に何が含まれているかわからないので、大抵の酵素反応が止まってしまう-80Cにとりあえず保存してしまうのです。少なくとも私や私の周りのラボではそうですが。臨床検査室などでは、-30Cが使われているとこもありますね。冷凍庫の値段が-80Cと-30Cでは全然違いますから。

グルコース濃度測定の為の培養上澄みの保存 解決済み 削除/引用
No.6035-14 - 2017/06/12 (月) 10:19:13 - 機械系バイオ学生
皆様

色々と貴重なご意見ありがとうございました.
先ほど,冷凍保存,冷蔵保存したサンプルをそれぞれアッセイしてみたところ,
問題は解決しました.
結論から申し上げると,冷凍保存/冷蔵保存によるサンプルの差異はありませんでした.
ご指摘をうけて,凍結サンプルをよく懸濁したのちに使ったことが大きかったかと思います.
基本的なことができていなかったようで,ご迷惑をおかけしましたが,おかげさまで解決することができました.
さらに,この問題を解決できただけではなく,
他のことにも通じる方法論を色々と学ぶことができました.

また,冷蔵の保存でも問題ないことがわかったのも,ディープフリーザーを借りている我々としては大きな発見でした.

お忙しい中,お力を貸してくださり,本当にありがとうございました.
今後とも宜しくお願い致します.

(無題) 削除/引用
No.6035-12 - 2017/06/11 (日) 10:49:28 - おお
>[Re:9] anoさんは書きました :
> 測定原理によります。
> 試薬会社のキットは、新鮮サンプルでないと駄目な事が多いです。
>
> 似たように見えますが、臨床検査センターなどで使う、オートアナライザーなら半年程度のマイナス30度保存でも問題無いです。


新鮮なものでないとというならマニュアルに書いてそうな気がしますが、、、キットはヘキソキナーゼを使ってグルコースが基質として使われたときに生じるNADHの量を図っているみたいですが、臨床検査を請け負うような会社のそのオートアナライザーはどのような原理で測ってるんでしょうか?オートかどうかは関係ありませんよね。もしご存知であればそちらの方法論を提示したほうがいいのではと思います。そうすると質問者もそちらの測定方法に切り替えれるでしょうし。

グルコース濃度測定の為の培養上澄みの保存 削除/引用
No.6035-11 - 2017/06/11 (日) 10:40:57 - 機械系バイオ学生
ano様

市販の物ですとダメな場合もあるとのこと,ありがとうございます.

オートアナライザーですか...我々では買うことはできませんが,
周りの研究室で持っているところがないか探りを入れてみます.
ありがとうございました.

グルコース濃度測定の為の培養上澄みの保存 削除/引用
No.6035-10 - 2017/06/11 (日) 10:33:20 - 機械系バイオ学生
stranger様

貴重なご指摘ありがとうございます.
確かに,懸濁が足りていなかった可能性は十分にあります.
なるべく早く,よく懸濁して吸光度を計り直して見ようと思います.
また,培地の色の変化についても,ご指摘ありがとうございます.
そちらの線でも調べてみます.

ありがとうございました.

(無題) 削除/引用
No.6035-9 - 2017/06/11 (日) 06:08:24 - ano
測定原理によります。
試薬会社のキットは、新鮮サンプルでないと駄目な事が多いです。

似たように見えますが、臨床検査センターなどで使う、オートアナライザーなら半年程度のマイナス30度保存でも問題無いです。

(無題) 削除/引用
No.6035-8 - 2017/06/11 (日) 04:51:04 - stranger
細胞を含む場合は、凍結融解をすると細胞の破壊が起こってしまうので、そのままでの凍結融解はお勧めしませんが、細胞が上清にに存在しないのならば、上清中に存在するかもしれない酵素系が働くことを考えると、凍結が望ましいと思います。
今回、冷蔵と冷凍で値が異なったとのことですが、冷凍されていたサンプルは解凍後、十分に撹拌されていますか。溶かしただけでは底に近い方が濃度が高くなります。
もう1つの懸念は、培養上清とのことなので、培地に色素が含まれている場合は冷凍の影響で紫の方に色が強く出てしまうはずなので、この色の変化が、比色法の場合には影響してしまったのかもしれません。
一般に、生体試料とかは溶解度とかに影響が出なければ、フリーザーのスペースが許す限り−80度で保存するのがいいはずですが。

グルコース濃度測定の為の培養上澄みの保存 削除/引用
No.6035-7 - 2017/06/09 (金) 21:01:48 - 機械系バイオ学生
参考にならないかもですが様

失礼しました.ご質問にお答えいたします.
サンプルは冷蔵保存の物が正しい値を示していると思われます.

おっしゃる通り,冷蔵保存の方が良いかもしれませんね.

グルコース濃度測定の為の培養上澄みの保存 削除/引用
No.6035-6 - 2017/06/09 (金) 20:58:23 - 機械系バイオ学生
参考にならないかもですが様

ご意見ありがとうございます.
あまり試薬に余裕があるわけではないですが,先に色々と見てみる方が,逆に試薬の節約になるかもしれませんね.

”てか、ちょっと調べた限り、凍結したらダメそうですね。"
とのことですが,私の力不足で,グルコースを測定する際のサンプルを凍結してはならない,という情報を見つけることができませんでした.
ご参考にされたサイトもしくは本,論文がございましたらご教示願えませんでしょうか.

(無題) 削除/引用
No.6035-5 - 2017/06/09 (金) 10:11:32 - 参考にならないかもですが
てか、ちょっと調べた限り、凍結したらダメそうですね。

冷蔵保存で、早めに測定したほうがよさそうです。

(無題) 削除/引用
No.6035-4 - 2017/06/09 (金) 09:24:06 - 参考にならないかもですが
冷凍が影響するのかは、わかりません。
個人的には影響が無いと思っていましたが・・・
冷凍保存の検体は、解凍するとき温水とか使ってたりしますか?それならば、冷蔵庫でゆっくり溶かすとかしたら、結果が変わってくるかもしれません。


ちなみにその測定値は冷蔵保存のほうが、正しそうなのですか?

そうなのであれば、冷蔵保存で計測するまで保存しておくのも一つの手段かとは思います。

大体、何日冷蔵保存しなければいけないのか考えて、冷蔵保存の日数によってグルコース濃度の変化があるかどうかの検討は必要になりますが。ただ冷蔵保存でも、数日ならばグルコース濃度は変化しないような気がします(感覚的な印象で、とくに根拠はありません)。

今回検討したのは、冷蔵か冷凍かだけですよね?
冷蔵、冷凍、常温それぞれの保存日数によるグルコース濃度も、検討したら何かわかるかもしれません。(計測試薬に余裕があればですけど)

あとはPBS(または水)に砂糖を溶かしたものと、培地(グルコースフリー、
入っていてもいいかも)に砂糖を溶かしたもので、上記検討をやることで培地の影響を検討する方法もあると思います

グルコース濃度測定の為の培養上澄みの保存 削除/引用
No.6035-3 - 2017/06/09 (金) 08:09:35 - 機械系バイオ学生
おおさま

早速のお返事ありがとうございます.
情報不足申し訳ありませんでした.

まず前提として,-80度で冷凍保存したサンプルに疑問を感じたので,
冷凍と非冷凍の比較は培地を用いて行いました.

培地を冷凍保存して1日たった状態のものと,冷蔵庫から出した直後(4度で保存)の培地を比較した結果,冷凍したものは,冷凍していないものの1/10ほどの吸光度しか示しませんでした.

なお,使用しているキットはsigmaのGlucose (HK) Assay Kit(GAHK-20)です.

またご意見いただけると幸いです.

(無題) 削除/引用
No.6035-2 - 2017/06/09 (金) 05:03:50 - おお
-80度で検出された数字が減った?増えた?何と比べて?同時に回収して4度で保存したサンプルと比較して?

グルコース濃度測定の為の培養上澄みの保存 削除/引用
No.6035-1 - 2017/06/08 (木) 20:43:37 - 機械系バイオ学生
日頃から大変参考にさせていただいております.
本日は培養上澄みの保存方法に付いて伺いたいことがあります.

現在,細胞のグルコース消費を測定する為,培養上澄みのグルコース量を測定する実験を行っています.(キットを使ってプレートリーダーで吸光度を測っています.)
ただし,いつでも測定をできる訳ではない為,サンプルを−80度で保存しておき,プレートリーダーを使える時に実験を行っております.
メーカーからは冷凍による影響はないはずと言われたのですが,冷凍していないサンプルと冷凍したサンプルで同じように測定しても全く違う結果が出てしまいます.

-80度での保存がグルコースアッセイの結果に影響を与える可能性はありますでしょうか.それとも,何か他の影響の可能性もありますでしょうか.
どなたか,ご意見いただければと思います.

宜しくお願い致します.

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