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ペプチドの溶解 トピック削除
No.6238-TOPIC - 2017/08/23 (水) 18:35:34 - あお
現在、脳内に阻害剤を局所投与しようと考えているのですが、この阻害剤がペプチドであることが分かりました。溶解方法は、論文を見ると、PBSであったり、整理食塩水であったり、1%酢酸だったりしますが、それ以上の情報がありません。ペプチドを溶解する時、BSAを入れたりする必要は無いのでしょうか?ペプチドであれば、BSAなどは必要無いのでしょうか?タンパクなどの溶液を作るときには、BSAなどを入れておく方が吸着などの問題を避けられると思い、そうしてきましたが、ペプチドの場合はどうなんでしょうか?

どなたか教えて下さると大変助かります。
宜しくお願い致します。
 
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No.6238-9 - 2017/08/25 (金) 11:38:55 - あお
ぺぷ様、AP様

非常に詳しくアドバイス下さり心より感謝申し上げます。
アドバイスに従って調整してみようと思います。多くの論文がそのペプチドの効果を示している作用をポジコンとして、効果が維持されているかも確認しようと思います。

このたびは本当にありがとうございました。

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No.6238-8 - 2017/08/25 (金) 11:10:40 - AP
それくらい濃ければ吸着ロスは無視できるんじゃないかな。
ただまあ、吸着容量は面積に比例するだろうから、フィルターかけるなら不必要に大きいのは避けた方がよそそう。HPLCサンプルの前処理用フィルターなんかがいいんじゃないか。

(無題) 削除/引用
No.6238-7 - 2017/08/24 (木) 22:55:58 - ぺぷ
補足です。溶かすのはミリQ水ですよね?ミリQはpHがほぼ7なので問題ないと思いますが、蒸留水ですと炭酸ガス吸ってpH=5〜6まで下がっています。等電点(理論値にすぎませんが)に近くなるので目的のペプチドが溶けにくくなるかもしれません。その場合はPBSでもいいかもしれませんね。

(無題) 削除/引用
No.6238-6 - 2017/08/24 (木) 22:15:15 - ぺぷ
配列は

DLTFHLLREMLEMAKAEQEAEQAALNRLLLEEA

ですね。ネガティブチャージが8残基で、ポジティブチャージが3残基です。pIは4.42と計算されました。酢酸はむしろ等電点に近くなるとは思おいますが、pHは4.42よりもずっと低いでしょうし(たぶん)、溶けると思います。ただ問題なのは疎水性アミノ酸。数えてみたら疎水性アミノ酸が45%もあるので溶けにくいかも。買えるようですし、とりあえず水にとかしたらどうでしょうか。溶けなかったら少量の有機溶媒を添加するのもいいかも。入れすぎると不溶化します。でも脳に入れるのですから、やはり水で頑張ってみてください。溶けにくいペプチドもしばらくボルテックスすると溶けることがあります。あまり激しく混ぜたくなければ、シーソーシェーカーなどに載せて低温室で数時間から一晩フリフリするのも良いです(私はこれでよくやります)。

疎水性が高いので、タンパク質(ペプチドも)が吸着しにくい親水性PVDF膜でハウジング素材はポリプロピレンのものが良いと思います。

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No.6238-5 - 2017/08/24 (木) 20:01:20 - あお
返信して下さり、ありがとうございます。

濃度は、1mg/mLの濃度で調整する予定です。これを0.2uLほど局所投与することを考えています。

この掲示板にはいつも詳しい先生方が多くいらっしゃいますので、ペプチド名を書いてみます。

Alpha-Helical CRF(9-41) というペプチドです。塩基性か酸性かは分からないのですが、論文には1%酢酸に溶かしているものや、PBSや生理食塩水に溶かしている論文、aCSFに溶かしている論文など様々ですが、恐らく溶解性は悪くないのでは?と思っています。

局所投与するため、局所投与用の極小シリンジやテフロンチューブが詰まったりしないようにフィルター処理したいのですが、ペプチド溶液をフィルター処理しても大丈夫でしょうか?いつも化合物などは0.45umのフィルターで処理しているのですが、ペプチドの場合は避けた方が良いでしょうか?もしご存知の方がいらっしゃいましたら、アドバイス頂けると助かります。

どうぞ宜しくお願い致します。

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No.6238-4 - 2017/08/24 (木) 13:14:49 - ぺぷ
先ずは水に溶けるかを確認するのが良いと思います。溶けない場合は、酸性ペプチドならば塩基性水溶液に、塩基性ペプチドならば酸性溶液に溶かしてみると良いです。それでも解けない場合はアセトニトリルなどの有機溶媒で溶かしてみるといいと思います。私の経験では、今まで100種類くらいの様々なペプチドを合成したことがありますが、ほとんどのペプチドが水溶けました。中には水に溶けるが、溶けにくいものも結構ありました。ペプチドを構成するアミノ酸によっては、チューブへの吸着をほとんど無視できるかもしれません。もし、アミノ酸配列が未知であれば、水に溶けるか調べてみて、ダメなら酸、塩基、有機溶媒で溶けるかそれぞれ同時にみてみればいいのではないでしょうか。サンプルがいっぱいあればですけど。

(無題) 削除/引用
No.6238-3 - 2017/08/23 (水) 23:09:10 - AP
どれくらいの濃度を想定してるんでしょうね。
ストック溶液なんかで濃い濃度、たとえばmLあたりmgオーダー以上なら吸着ロスは実際的に無視できるんじゃないかと思います。
ワーキング溶液は濃度がぐっと低いとしても、使用直前の調製なら問題ないんじゃないか。
ペプチドの性質、容器の性質によりましょうが、

(無題) 削除/引用
No.6238-2 - 2017/08/23 (水) 19:14:51 - 774R
チューブなどへの吸着を防ぐ効果はあると思いますが、
脳内にBSAを投与して実験に影響しないのかというのが1点。
それから、ペプチドがBSAに結合(吸着)して効果が下がる可能性もゼロではないので、慎重に検討した方がよいと思います。

ペプチドの溶解 削除/引用
No.6238-1 - 2017/08/23 (水) 18:35:34 - あお
現在、脳内に阻害剤を局所投与しようと考えているのですが、この阻害剤がペプチドであることが分かりました。溶解方法は、論文を見ると、PBSであったり、整理食塩水であったり、1%酢酸だったりしますが、それ以上の情報がありません。ペプチドを溶解する時、BSAを入れたりする必要は無いのでしょうか?ペプチドであれば、BSAなどは必要無いのでしょうか?タンパクなどの溶液を作るときには、BSAなどを入れておく方が吸着などの問題を避けられると思い、そうしてきましたが、ペプチドの場合はどうなんでしょうか?

どなたか教えて下さると大変助かります。
宜しくお願い致します。

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