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マウス血中アルブミン濃度の測定 トピック削除
No.6410-TOPIC - 2017/10/24 (火) 13:45:34 - y
血中アルブミン濃度測定がうまくいかず困っています。

現在、ラットの肝細胞で構築した組織をマウスに移植し、マウス血中のラットアルブミン濃度の測定をELISA法で行っています。しかしながら、移植前のマウス血中でラットアルブミンが検出されてしまいます。(通常は検出されないはずです。)

原因として、1,抗体の交差反応(マウスとラット)、2,何らかの血中成分の非特異的結合を考えています。もしくはその両方。

抗体は新たな物(ラット特異的なもの)を購入する予定ですが、今回の測定結果を見てみると、交差反応にしては高い値(マウス購入先の血液生化学値を超える値)を示しており、血液成分の非特異的結合かと考えています。

血液処理は、マウス尾静脈からヘパリン処理されたヘマトクリット管を用いて採血(50µl)、37℃で1時間インキュベート、その後4℃で一晩放置したのち、9200×g, 5min, 4℃で遠心分離し、できた血清を1%BSAに希釈しELISA測定しています。
数回ほど上記条件で血清分離を行っていますが、どうしても溶血してしまいます。何がいけないのでしょうか。また溶血がELISAに影響を及ぼすものでしょうか。

何かアドバイスをいただけると幸いです。
宜しくお願いします。
 
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No.6410-8 - 2017/10/27 (金) 09:29:18 - そも
冷やすと溶血しやすくなります。
私はいつも室温で1-2h静置、室温遠心で回しています。回収量をどうしても増やしたい時は残渣を4℃のO/Nしてから再遠心しています。

遠心強度も強いので、それも溶血の原因になるでしょう。1000-2000 x g程度で十分沈むと思いますし、場合によっては遠心前に血餅を楊枝とか使って除去してしまうのも有りかと。

あと気になったのは血清回収のためにヘパリン処理のヘマトクリット管を使っている点です。無処理の方が良いと思います。

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No.6410-7 - 2017/10/26 (木) 00:03:21 - q1w23え4rf5gt6hyじ
相同性高いとおもうので、抗体作成時に意識的にラットにおいてユニークな領域をえらんで抗原として免疫していないとマウス交差反応は起きてしまう気がする。市販抗体であえてそういうことしてるのがあるかどうかといわれたらたぶんないとおもう。ポリクロのラットアルブミン抗体をマウスアルブミンで吸収したものを使う事はひとつの方法だとおもうけど、100%除くのは現実的には難しい。許容範囲に収まるくらいまで交差反応が減弱出来ればいいなら試してみる価値はあるとおもう。

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No.6410-6 - 2017/10/25 (水) 16:07:32 - qq
マウスの血中にドッチャリあるマウスアルブミンには反応しないで、ほんの少し産生される予定のラットアルブミンを特異的に検出できる抗体、、、なのですかね?

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No.6410-5 - 2017/10/25 (水) 14:56:46 - ema
比色の測定では溶血はさけるように指示があると思います。
アニマルプロトコールの問題では
http://www.ilas.med.tohoku.ac.jp/committee/rule_hiken.html
推奨される反復採血部位
伏在静脈、外側尾静脈となっています。アニマルランセットを使うこともあります。
ちなみにすい臓の実験をしていたときに血糖値ですがイソフルランではデータに影響がありセボフルレンに変えた、実施者の手技(暴れると高くなる数値があった)により差がある事例がありました。

(無題) 削除/引用
No.6410-4 - 2017/10/25 (水) 04:02:24 - おお
眼底静脈からの採血は今そう簡単にさせてくれるのでしょうか(アニマルプロトコールという観点で)。

(無題) 削除/引用
No.6410-3 - 2017/10/25 (水) 03:45:41 - はうす
尾静脈から採るより眼底静脈から採った方が楽チンです。
尾静脈から採る場合、尻尾をしごいたりすると溶血しますよね。

(無題) 削除/引用
No.6410-2 - 2017/10/24 (火) 17:39:04 - おお
ELISAで使ったキットの商品がなにか(あるいは自作なら使った抗体など)明示できますか?ブロッキングはBSAを使うのは妥当という判断ですか?血液中のIgGなどを2次抗体が引っ掛けている可能性はないですか?

ELISAにおいてどれほど影響があるか私自身はわからないですけどヘモグロビンがあるとたとえばルミノールでChemiluminescenceがおこるので、ELISAの反応系ではどうなのかなぁと、、、ELISAはほとんどやったことがないのであまり考えたことがないので確実なことは言えませんけど。

マウス血中アルブミン濃度の測定 削除/引用
No.6410-1 - 2017/10/24 (火) 13:45:34 - y
血中アルブミン濃度測定がうまくいかず困っています。

現在、ラットの肝細胞で構築した組織をマウスに移植し、マウス血中のラットアルブミン濃度の測定をELISA法で行っています。しかしながら、移植前のマウス血中でラットアルブミンが検出されてしまいます。(通常は検出されないはずです。)

原因として、1,抗体の交差反応(マウスとラット)、2,何らかの血中成分の非特異的結合を考えています。もしくはその両方。

抗体は新たな物(ラット特異的なもの)を購入する予定ですが、今回の測定結果を見てみると、交差反応にしては高い値(マウス購入先の血液生化学値を超える値)を示しており、血液成分の非特異的結合かと考えています。

血液処理は、マウス尾静脈からヘパリン処理されたヘマトクリット管を用いて採血(50µl)、37℃で1時間インキュベート、その後4℃で一晩放置したのち、9200×g, 5min, 4℃で遠心分離し、できた血清を1%BSAに希釈しELISA測定しています。
数回ほど上記条件で血清分離を行っていますが、どうしても溶血してしまいます。何がいけないのでしょうか。また溶血がELISAに影響を及ぼすものでしょうか。

何かアドバイスをいただけると幸いです。
宜しくお願いします。

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