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経時的なサンプリングのための動物実験の組み立て方 トピック削除
No.6485-TOPIC - 2017/11/25 (土) 23:47:53 - NM
動物実験の組み立て方で悩んでいるので相談させてください。

マウスにある成分Aを混ぜた飼料を与え、1日目、3日目、5日目にsacrificeし、
小腸の遺伝子発現を調べる実験を計画しています。
コントロール群は普通食を与えたマウスです。
目的の遺伝子は、Aによって増加することが予想されています。

示したいデータは、次の2つです。
1. 各時点で、成分Aにより目的遺伝子の発現が増加すること
2. 目的遺伝子の発現が成分Aにより経時的に増加すること

今回は、マウスをsacrificeしてサンプリングするため、本当の意味での経時的変化を見られないという問題もありますが…。

この実験のために私が考えたのは、各時点でコントロール群とA添加飼料群(A群)をおき、
ANOVA→多重比較を行うというものです。

しかし、上司に相談したところ、0日目としてコントロール群を1つおき、その他の時点ではコントロール群不要。
0日目のコントロール群と比較すれば良いとのことでした。

そこで、このような実験の場合、どのような方法が一般的なのか皆様にお聞きしたいのです。
よろしくお願いします。
 
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9件 ( 1 〜 9 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.6485-9 - 2017/11/27 (月) 04:36:52 - おお
>今までの実験から、コントロール群で経時変化がないことは予想できるの
ですが、確認はしていません。

私は動物実験でこの手のことはしないのでコメントを控えていましたが、ここが一番のネックだと思ってました。例えば最終日だけコントロールを置くとか。

もう一つの懸念はどれぐらいの幅でばらつくかで、毎日コントロールを取るとそのばらつきの範囲を超えた変動かどうか判断しやすいかと。

お礼 解決済み 削除/引用
No.6485-8 - 2017/11/26 (日) 22:15:24 - NM
皆様ご意見ありがとうございます。

qq様
>Aを1,3,5日間給餌すると考えないで、1,3,5日前からAを給餌すると
>考え>るのもそれほど悪くないかもしれない。
そういう方法もあるのですね。これだと、1つのコントロール群を使いまわしても
違和感がないです。Aの給餌開始の日齢(?)が違ってしまうところが
気になりますが、今回のような短期間だと許容範囲でしょうか。

KIO様
>遺伝子発現が”経時的変化がない”とわかっているのであれば、コントールは
>0日>目のみでいいでしょう。そうでないのであれば、各日ごと必要でしょう。
今までの実験から、コントロール群で経時変化がないことは予想できるの
ですが、確認はしていません。私もそれが気になって、各時点でコントロール
群を置いた方が良いと考えました。

Tracker様
今回は、コントロール群用の餌に粉末のAを混ぜるだけですので、Vehicleのこと
は考慮しなくて良いと考えています。

この実験の計画を立てるにあたり、考慮すべき点がたくさんあり過ぎて
頭が混乱気味でしたが、皆様のご意見を参考にもう一度上司と相談してみたいと
思います。本当にありがとうございました。

vehicle 削除/引用
No.6485-7 - 2017/11/26 (日) 21:22:04 - KIO
Vehicle controlも考慮するとTrackerさんの言う通りですね。
細胞実験を行う際は、正にその通り、前述のごとく各タイムポイントでコントロールを提示します(特に細胞をディッシュに撒いてから、同じタイミングで成分添加をスタートする場合)。
但し、動物実験で、ある成分のみをvehicleを使用せずに飼料に添加するだけであればqqさんの方法も”あり”と思えますが。
また、遺伝子発現がvehicle添加で最長時間(今回の例では5日間)おいても変化がなければ、それのみ、コントロールとして提示している論文もありますね:vehicle添加のみでは最長時間でも遺伝子発現がなく(検出されず)、成分添加により経時的に遺伝子発現が上昇していく、というような場合ですが。

(無題) 削除/引用
No.6485-6 - 2017/11/26 (日) 19:30:55 - Tracker
毎日経口投与して経時的にサンプリングする場合、私の場合はvehicleのみのコントロールを各時間点でとっています。
投与するモノによっては少量ですがDMSOの持ち込みがあったり、あるいはコーンオイルをvehicleとして用いてたりするので、それらの影響を各時間点で把握するためです。
餌に混ぜて投与したことはないので詳しくは分からないですが、、成分Aを混ぜる際に例えば溶媒をどれだけ持ち込んでいるかとか、混ぜる際の操作なども考慮して、どうやってコントロールを置くか考える必要はあるように思います。

誤字修正 削除/引用
No.6485-5 - 2017/11/26 (日) 09:27:22 - KIO
コントール=>コントロール
でした・・・

good 削除/引用
No.6485-4 - 2017/11/26 (日) 09:24:11 - KIO
qqさんの方法は”あり”ですね、いいと思います。
コントールのスタートも一緒にする、この方法なら”成分A”による経時的変化を評価できるでしょう。

微妙 削除/引用
No.6485-3 - 2017/11/26 (日) 09:18:11 - KIO
遺伝子発現が”経時的変化がない”とわかっているのであれば、コントールは0日目のみでいいでしょう。そうでないのであれば、各日ごと必要でしょう。もちろん、各日ごとコントールがあれば、前述の問題も実験的に確認できるので、その方がベターでしょう。
ちなみに、細胞実験では培養条件による経時的変化を含めて見ることが多いので、経時的にコントールを用意します(レビューアーに要求されるでしょう)。

(無題) 削除/引用
No.6485-2 - 2017/11/26 (日) 09:10:24 - qq
Aを1,3,5日間給餌すると考えないで、1,3,5日前からAを給餌すると考えるのもそれほど悪くないかもしれない。
つまり全て同じ日にサンプリングすることになる。
これで、あなたの考えも指導の方の指示も両立できるような気がします。
都合が良すぎるので、何か間違っているかもしれません。

経時的なサンプリングのための動物実験の組み立て方 削除/引用
No.6485-1 - 2017/11/25 (土) 23:47:53 - NM
動物実験の組み立て方で悩んでいるので相談させてください。

マウスにある成分Aを混ぜた飼料を与え、1日目、3日目、5日目にsacrificeし、
小腸の遺伝子発現を調べる実験を計画しています。
コントロール群は普通食を与えたマウスです。
目的の遺伝子は、Aによって増加することが予想されています。

示したいデータは、次の2つです。
1. 各時点で、成分Aにより目的遺伝子の発現が増加すること
2. 目的遺伝子の発現が成分Aにより経時的に増加すること

今回は、マウスをsacrificeしてサンプリングするため、本当の意味での経時的変化を見られないという問題もありますが…。

この実験のために私が考えたのは、各時点でコントロール群とA添加飼料群(A群)をおき、
ANOVA→多重比較を行うというものです。

しかし、上司に相談したところ、0日目としてコントロール群を1つおき、その他の時点ではコントロール群不要。
0日目のコントロール群と比較すれば良いとのことでした。

そこで、このような実験の場合、どのような方法が一般的なのか皆様にお聞きしたいのです。
よろしくお願いします。

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