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プレキャストゲルのような中性の分離ゲル トピック削除
No.67-TOPIC - 2012/01/21 (土) 22:02:25 - ネズミ男
 質問は:分離ゲル中でのイオンとタンパク質の順番はどのように説明されるのでしょうか?です。

laemmliゲル(pH6.8のスタッキングゲルとpH8.8の分離ゲル)の時は
濃縮:塩素イオン>タンパク質>グリシン
分離:塩素イオン>グリシン>タンパク質
ゲルのpHとグリシンのpKaから移動スピードが変わるからSDS-PAGEが成り立っています/トリシンではグリシンより移動度が早いから低分子タンパクに・・と説明されています。

 ですが、
 市販のプレキャストアクリルアミドゲルは分離ゲルが中性でなので、ゲルが長持ちすんだ!っと説明されています。

 中性条件の分離ゲルでも泳動Bufferはトリス/グリシン/SDSです。
(Bis-TrisゲルのMOPSとかMES Bufferは今は横に置いておいて)

 分離ゲル中でのイオンとタンパク質の順番はどのように説明されるのでしょうか?中性条件のゲル中なのに、グリシンはタンパク質より早く動いてゾーン電気泳動が成立しているのでしょうか?

 皆様のお知恵を貸していただければ幸いです。
 
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No.67-8 - 2012/01/26 (木) 03:21:55 - げる
私も理解できてませんが、、、。
濃縮ゲルでは塩素イオンとグリシンの間を穴埋めできるイオンがタンパク質だけだったので、タンパク質が塩素イオンとグリシンの間に濃縮されるんだけど、
分離ゲルにちょうど塩素イオンとグリシンの間に入れるような化合物があれば、タンパク質を塩素イオンとグリシンの間に存在させようとする電気的な力が弱くなるので、大きさに従って分離されているってことかなぁ。

(無題) 削除/引用
No.67-7 - 2012/01/25 (水) 22:11:54 - ネズミ男
>[Re:6] げるさんは書きました :
> 特許情報とかに少し情報があるかもしれません。
> NuPAGEの長期保存は不思議ですね。

 コメントありがとうございます。
特許情報も読んでみましたが、日本語なのに心が折れそうです。
電位勾配を緩やかにするためにpKaが・・・・・その化合物のpKaが○○だから電荷は××になって、そうすると移動の順番が・・・このpKaだとゲルのpHが変化するから・・・・直ぐには頭に入りませんでした。

あー、だれか絵を描きながら説明してちょーだい!

 理解までもう少し時間がかかりそうです。

 もうしばらく解決にはせず、トピックスを残させて下さい。

(無題) 削除/引用
No.67-6 - 2012/01/25 (水) 02:27:25 - げる
「電気泳動用ポリアクリルアミドプレキャストゲル、その製造方法及びその使用方法」とかで検索すると特許情報とかに少し情報があるかもしれません。ゲルの中に泳動に役立つ物質が入っているんじゃないでしょうか。
NuPAGEの長期保存は不思議ですね。

(無題) 削除/引用
No.67-5 - 2012/01/25 (水) 00:11:19 - ね
ホントですね、Gel operating pH is 9.5なんですね。
PMID:15935323の論文で実際に測定してるみたいです。

単純ではなさそうですが、
泳動中にpHが変化するのでグリシンの移動速度が上がる(かもしれない?)事と、
高濃度のゲルに入るためにタンパク質の移動速度が下がる事で
タンパク質がグリシンのバリアを突破しているのかもしれないですね。

(無題) 削除/引用
No.67-4 - 2012/01/24 (火) 15:16:02 - ネズミ男
ぷれ様情報ありがとうございます。
紹介いただいた資料を読んでみました。

いまひとつ混乱しております。
laemmliゲル(pH6.8/pH8.8)ではグリシンのスピードUPにより、
塩素イオン>グリシンUP>タンパク質 になって分離させている。
それだけではなく、タンパク質のスピードDOWNにより、
塩素イオン>グリシン>タンパク質DOWN も分離に寄与している。

NuPAGEのTris/Glyは濃縮ゲルも分離ゲルもpH8.7で均一なんです。タンパク質はSDSで負電荷が付与されており、pH8.6中でもタンパク質はグリシンより早く移動するから低濃度濃縮ゲル内で十分に濃縮できるんです。

 ・・という説明だと理解したのですが、きちんと読めてますでしょうか?
NuPAGEのTris/Glyゲルは中性ゲルではなく、アルカリゲルなんですか?
それってゲルの網目構造が加水分解しないのでしょうか?(日持ちするのはなぜ?)

NuPAGE Tris/Glyゲルの絵に、「Gel operating pH is 9.5」と書いてあります。 今回お尋ねしています中性ゲルの場合は、陽極側の泳動Bufferから流入してくるTrisが分離ゲルのpHをアルカリにシフトさせることでグリシンの移動度をUPさせ、ゾーン電気泳動を成立させている!と考えてもよいのでしょうか?

 引き続き皆様のお知恵を貸して頂けますよう、よろしくお願い致します。

(無題) 削除/引用
No.67-3 - 2012/01/23 (月) 12:41:15 - ぷれ
多分このあたりでは無いでしょうか。
http://tools.invitrogen.com/content/sfs/appendix/Elec_Blotting/Overview.pdf

プレキャストゲルのような中性の分離ゲル 削除/引用
No.67-1 - 2012/01/21 (土) 22:02:25 - ネズミ男
 質問は:分離ゲル中でのイオンとタンパク質の順番はどのように説明されるのでしょうか?です。

laemmliゲル(pH6.8のスタッキングゲルとpH8.8の分離ゲル)の時は
濃縮:塩素イオン>タンパク質>グリシン
分離:塩素イオン>グリシン>タンパク質
ゲルのpHとグリシンのpKaから移動スピードが変わるからSDS-PAGEが成り立っています/トリシンではグリシンより移動度が早いから低分子タンパクに・・と説明されています。

 ですが、
 市販のプレキャストアクリルアミドゲルは分離ゲルが中性でなので、ゲルが長持ちすんだ!っと説明されています。

 中性条件の分離ゲルでも泳動Bufferはトリス/グリシン/SDSです。
(Bis-TrisゲルのMOPSとかMES Bufferは今は横に置いておいて)

 分離ゲル中でのイオンとタンパク質の順番はどのように説明されるのでしょうか?中性条件のゲル中なのに、グリシンはタンパク質より早く動いてゾーン電気泳動が成立しているのでしょうか?

 皆様のお知恵を貸していただければ幸いです。

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