~さんも指摘していますが、「精度」ではなく「純度」もしくは「精製度」ですね。結構、恥ずかしい間違いなので、早めに記憶を直しておきましょう。
スレッド違いですが、酵素の「熱失活(処理)heat inativation」を"heat shock"とされていた方もいましたし。
さて、BAC精製の経験はないのですが目的に合わせ精製法の特徴を考えて組み合わせてみたらいかがでしょうか。
PEG/NaCl沈殿:高分子の塩析法、タンパク・高分子DNA・高分子RNAが沈殿する。
フェノール抽出:除タンパク、除脂質
EtOH沈殿:高分子の沈殿法、タンパク・DNA・RNA(RNaseA処理しても)が沈殿する。除脂質。
塩の種類やEtOH等の濃度で、それぞれの沈殿率の調整がおおざっぱに可能。
大腸菌ゲノムの混入が問題なら、ATP-dependent DNase処理でlinear DNA, ss DNAを分解することが有効です(確か、Qiagen large construct kitに含まれているstep)。
イオン交換カラム法:タンパク・DNA・RNA(RNaseA処理が望ましい)を分離。
SiOカラム法:主に核酸が高塩濃度で結合し、低塩濃度溶液で溶出、BAC等の高分子DNAは加温したpH8.6ほどのTEでないと溶出効率が悪い(らしい)。Diatomaceous earth(珪藻土)で自作可能。 |
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