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研究テーマの一貫性 トピック削除
No.7183-TOPIC - 2018/08/30 (木) 11:45:38 - ヒロ
研究歴12年で助教をしています。
現在、准教授へのアプライするための申請書をしたためているをしているのですが、
ある方に申請書を書くにあたり、これまでの研究テーマが一貫していることが重要と言われました。
詰まるところ、何がやりたいのかわからないと。

世の中には面白い研究がたくさんあり、多様化・異分野融合も進んでいます。

時に身代わりの早さを見せないと取り残されることもありますし、
日本のほとんどの大学教授は実際に取り残されているようにみえます。
つまみ食いだっていいと思うんです、世の中に貢献できれば。
もちろん、同一学部内で競合するようなことはあってはならないと思いますが。

何故研究テーマの一貫性が重視されるんでしょうか。
一貫性とまで言うのであれば、新しい技術や考え方の導入も見送ればいいと思うのですが。
私の考えだけでは、結論が見いだせません。みなさんのご意見をいただければと思います。
 
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11件 ( 1 〜 11 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.7183-11 - 2018/08/31 (金) 19:21:07 - 公募乙
それは、たぶんそのひとの考え方(たぶん自分がそうやってここまできたから)であって、ひとそれぞれですので、別にその言葉に一般性があるわけではないですし、非常に古い考え方のままの選考委員でもいない限り、それが採否に影響することはないとおもいます。。要は、大学側が必要とする研究領域とあなたのバックグラウンドがマッチすれば仮に業績が十分でないときでも成功する可能性が大きいし、あなたとおなじような人がすでにスタッフにいたら(教員の定員の枠が限られているのですから、極力、専門の重複を避けたいというのは仕方ない事なので)、かなり業績あってもなかなか難しいというだけです。

うちらの周りでは「これしかやってない」ひとよりも「いろいろ経験してきた」ひとのほうが、知的にタフです。一緒に仕事するなら後者の方がこちらも学ぶことおおいしおもしろいです。ていうか、実際、あるラインに沿ってキャリア積んできたひとはある枠の中でみんな同じような話すのでつまらないし、少し当人の専門から出るとだまってしまうとかで弱っぽい気がします。
私の師匠は、そいういこともあって、ある程度研究が軌道にのって論文が1つ2つ出始めると要領がわかってきてだんだん楽する事を覚えるからといって、修士と博士でテーマを変えたり、ポスドクは全く違う領域のラボを勧めたりしてました。つねにビギナーみたいな緊張感をもってないと駄目になると言ってました。

(無題) 削除/引用
No.7183-10 - 2018/08/31 (金) 16:51:31 - asan

> 一貫性とまで言うのであれば、新しい技術や考え方の導入も見送ればいいと思うのですが。

個人的には、何かを明らかにするために柔軟なアプローチで技術や研究スタイルを試行錯誤することは一貫性がないとは言えないと思います。

逆に言えば、何か技術や研究アプローチを全面に、その研究テーマを変えてチャレンジして行くというのもまた考え方としてはありでしょう。

要するに、あなたの研究をどう言う風に捉えると一番いいのか、また、このどういった研究をして行くのかというのを他人が”納得する”のにわかりやすいかがです。

極論言えば、どんな研究だって異分野の研究者からすれば一貫性があったってつまらんとおもうことなんて普通にあるでしょうから、一貫性があったってその人なりの強み等が全面に出なければなかなか採用まで行かないことなんてよくあると思いますよ。業績等は結局のところ、書類審査レベルでクリアしてればヒアリングの印象や受け答えが全てです。

(無題) 削除/引用
No.7183-9 - 2018/08/31 (金) 16:44:28 - asan

ズバリ、一貫した研究が重要ではなくて、一貫してるような話にすることが重要なんだと思います。
さすがに、文系から理系に行ったわけでもないとおもうので、バイオという枠組みであれば何かしら関連してるからその都度研究者としてキャリアアップしてるはずですからね。

要するに、研究者としてのビジョンや今後何がしたいのか、というのを語る上でこれまで何をしてきてだから今後何ができるのかと言う観点でちぐはぐであれば将来できるのか他人が評価しづらいし、またPIやそれに近いポジションになってラボを運営して行くにあたって安定して金をとっていけないかもしれない。ただそれだけのことだと思いますよ。

他人から見てちぐはぐでしか語れないということは、あなたの成果ではなくてそのラボのボスの成果でしかないわけで、それは高級ポスドクでは良くてもチームを引っ張って行くヘッドとしては心ともない、そう言うことだと思います。別に優秀かどうかではなくて、適材適所といった観点で言えば、流行りすたりなんだろうが好き勝手自由に研究ができるラボなんてのはそもそもよっぽど予算と研究環境に恵まれたラボでしかありえませんから、小ラボのボスヘッドとしてはまずは自分の強みを前提になにかあって、その上で大きなテーマ温めつつもコンスタントに成果、研究費をとれる、これに限るのだと思います。

あとは、ヒアリングに呼ばれた時に「なんでもできます」では心に響きませんが、好き嫌いはともかく一貫したプレゼンテーションに体裁でも整えておかないと「こいつは何がしたいんだ」と感じるのです。教授選の公開セミナー等を聞いてみればよくわかりますよ。

(無題) 削除/引用
No.7183-8 - 2018/08/31 (金) 14:05:45 - 774
一貫性というか、その時々の流行に節操なく飛びついてるだけで大して成果がないと印象が悪い、というだけだと思います。
何に興味があるでもなく、予算が取りやすいから流行の話に乗る、という人も中にはいますから。

(無題) 削除/引用
No.7183-7 - 2018/08/31 (金) 00:31:23 - cDNA
> 一貫性とまで言うのであれば、新しい技術や考え方の導入も見送ればいいと思うのですが。

この様に言われると、話が平行線のように思えます。目的を成すためにもちろん新しい技術や考え方は導入しますよ。異分野融合による進展にしても、求めていた事がようやく実現出来た、ということも多々ある訳です。

外部か内部か分かりませんが、准教授であれば少なくとも2つ以上の講義を行う訳ですから、その講義を行うにふさわしい専門を持つことが求められます。

つまみ食い、というのがどの程度の違う分野にわたっているのか分かりませんが、本当に全く違う分野では成果が出せないのではないでしょうか。もし、成果を出すために違う分野でもつまみ食いする、というならかなりの研究費や論文がなければ説得力がないと思われるでしょう。

選考する側からは初対面の人間を信用するかどうかにおいて、一貫性があった方が、研究や人物をイメージ出来(た気にな)ると思います。

日本のほとんどの大学教授が取り残されているかどうかはともかく、そういう人が審査するので、それに近い人のアドバイスとして一貫性と言われたのかと思います。これまでの内容に少しでも一貫性があるように説明したほうが印象はいい私も思いますが、感覚の違いですかね?

これまでの研究内容、成果、技術を基に、これからこんなことを進める、と説明することは必要ではないでしょうか。これは一貫性の一部だと思いますよ。

(無題) 削除/引用
No.7183-6 - 2018/08/30 (木) 18:45:16 - TS
どんな人に言われたのでしょうか。
人事選考の経験がある方ですよね。

そりゃ一貫した研究をしているにこしたことはないかもしれないけど、
准教授人事くらいだとケースバイケースではないですかね。
ポスドクや雇われ助教の立場が長ければ、研究テーマはいろいろ変わりますよね。このとき大事なのは、それらで得られた技術や知識を今後のテーマにどのようにつなげていくつもりなのかというヴィジョンではないですかね。

もし12年間もPIとして助教をしてきたのであれば、
一貫性は難しいとしても、研究の展開に流れはあるべきではないでしょうか。
そうなってなかったらマイナス要因かなぁとは思います。

人事選考では、そのようなバックグラウンドも見られて、総合的に検討されて、その組織に必要な、あるいは貢献できる人材かを判断するんじゃないでしょうか。

(無題) 削除/引用
No.7183-5 - 2018/08/30 (木) 18:38:47 - ***
"これまでの研究テーマが一貫していることが重要"っていう言葉にはあまり引っかからないですけどね。物理や工学的なバックグラウンドを持って生物学をやり始めたとかですかね。

(無題) 削除/引用
No.7183-4 - 2018/08/30 (木) 16:50:43 - おお
>日本のほとんどの大学教授は実際に取り残されているようにみえます。

独自性のある研究は流行にのらず取り残されているように見えることもありますけどね。それでいて気がついたら最先端を走っていると気がつく。

(無題) 削除/引用
No.7183-3 - 2018/08/30 (木) 14:54:13 - み
若い時代(院生、ポスドク、助教あたり)はプロモーションのためにどうしても複数のラボを渡り歩いて、テーマに一貫性がないようになりがちかも。
所属したラボのテーマやボスの意向に研究の方向性が左右されるから。

しかしアプローチの方法、扱ってきた現象論や組織対象、細胞などのいずれかに共通項はないのでしょうか。

これまでの業績やあなたのアイデア・能力が、アプライしようと考えている教室・分野の教育や研究の発展にどのように貢献するのか。

一番大事なのはこれまでの経験を生かして、今後、PIになった時に何を明らかにしたいかなど大きな目標がはっきりしていないと採用する側も「何がやりたいの?何の専門家なの?どの教科の学部教育、研究教育ができるの?」ってな印象を持つでしょう。

(無題) 削除/引用
No.7183-2 - 2018/08/30 (木) 12:45:51 - おお
後でもう少し書き加えるかもしれませんけど、長期的なゴールを想定して今までの研究がどのような位置づけなのかというふうに見ていったらいいと思います。

極端な言い方をすると一見全く長期的ゴールに関係ない研究でも、コンフォーカルを使った手技が長期的ゴールに必要でその機会を利用したとかそういう話もできるし。

ノーベル賞級の研究は一貫した方向性で積み重ねてきた結果のことが多いですね。PCRとか技術的革新のようなもの以外は。

研究テーマの一貫性 削除/引用
No.7183-1 - 2018/08/30 (木) 11:45:38 - ヒロ
研究歴12年で助教をしています。
現在、准教授へのアプライするための申請書をしたためているをしているのですが、
ある方に申請書を書くにあたり、これまでの研究テーマが一貫していることが重要と言われました。
詰まるところ、何がやりたいのかわからないと。

世の中には面白い研究がたくさんあり、多様化・異分野融合も進んでいます。

時に身代わりの早さを見せないと取り残されることもありますし、
日本のほとんどの大学教授は実際に取り残されているようにみえます。
つまみ食いだっていいと思うんです、世の中に貢献できれば。
もちろん、同一学部内で競合するようなことはあってはならないと思いますが。

何故研究テーマの一貫性が重視されるんでしょうか。
一貫性とまで言うのであれば、新しい技術や考え方の導入も見送ればいいと思うのですが。
私の考えだけでは、結論が見いだせません。みなさんのご意見をいただければと思います。

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