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アルファ-D(+)-グルコース トピック削除
No.7607-TOPIC - 2019/01/25 (金) 00:59:39 - GLC
配属ラボに入って結構たつのですが、大量に存在していたグルコースの底が尽きかけてきたので初めて注文しようと思っています。

調べていたら、alpha-D(+)-Glucose, ≥99%, anhydrousというのが他より信じられないぐらい安く存在したのですが、グルコースの粉末がアルファ・ベータというのはどういうことなんでしょうか…?

ちなみにリストの1つ下には(別の会社ですが)beta-D-Glucoseがラインナップされており、そちらは信じられないぐらいべらぼうに高い感じです。上記alpha製品とは、約400倍値段が違います。

調べたらむしろ平衡状態ではベータの方が主要な割合を占める感じのようですが…。


化学に疎いためメチャクチャ頓珍漢な質問だったら恐縮なのですが、普通に酵母の培地で使うグルコースとして、alphaで問題ないのか(そもそもやはり粉末状態のグルコースのアルファベータとはなんなのか)、情報いただけると助かります。

(なお、上記2製品以外の全ての商品は、特にアルファ・ベータの区別はされておりません)

よろしくお願いします。
 
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(無題) 削除/引用
No.7607-4 - 2019/01/29 (火) 12:58:00 - GLC
あ、おおさんの回答もありがとうございました。

これも書きそびれてましたが、Sigmaへの質問は「そもそも粉末でアルファとかベータとかどういうこと?」ということも聞いていたので、丁寧に回答してもらえた感じです。

こんなにサポートしてもらって買わんのかい、って話ですが、一応Sigmaの試薬は特に他に扱いのないマイナー試薬の場合よく使っているからセーフ、ということにしておこうと思います。この場をお借りしてSigmaにはお礼申し上げます。

(無題) 削除/引用
No.7607-3 - 2019/01/29 (火) 12:53:22 - GLC
検索したらSigmaもアルファをラインナップしているのを見かけたので、信頼できる製造元ですし、買いもしないのに質問してみました。

結果、酵母の取り込みにおける各アノマーのアフィニティーは以下の論文が参考になるでしょうというシンプルな回答をいただきました。

https://link.springer.com/article/10.1007/BF02872831


なるほど参考になりそうな面白い論文ですが、結論として酵母の炭素源として用いるのは問題ないのかどうか、試薬会社としてのご意見をお聞かせ願いたいと重ねて質問を再送した所、ご丁寧にまた回答をもらえました。


以下めんどいので参考までに受け取った回答をコピペします。

Please see the representative Specification Sheet for 158968 at the link below; GC (area %) is >/= 95.5% alpha anomer.

https://www.sigmaaldrich.com/Graphics/COfAInfo/SigmaSAPQM/SPEC/15/158968/158968-BULK_______ALDRICH__.pdf

G7021 Sigma-Aldrich D-(+)-Glucose is a mixture of α- and β-anomers, primarily the α-anomer.

The optical rotation of the α-anomer is +112.2° (c = 10% in water, 20 °C) and the β-anomer is +18.7° (c = 10% in water, 20 °C). When D-glucose is dissolved in water, the optical rotation gradually changes (mutarotates) with time and approaches a final equilibrium value of +52.7° (c = 10%, 20 °C) due to the formation of an equilibrium mixture consisting of approximately one-third α- and two-thirds β-D-glucose.

So, for the purpose of basic yeast cultures, I do not believe it makes a difference which to use. But again, you need to confirm if this applies to your particular downstream application by using the published literature as a guide.


ということで、恐らく問題なさそうですね。なぜアルファだけそんなに安いのか(SIGMAでも、アルファはラベルなしのD-グルコースより安いです)も気になりつつ聞きそびれてしまいましたが、とりあえず問題なさそうなので買ってみようと思います。

何か問題が発生したら報告しようかと思いますが、何もないことを期待しています。

(無題) 削除/引用
No.7607-2 - 2019/01/25 (金) 02:44:21 - おお
alpha-D(+)-Glucoseなどは実際はGlucopyranosideで環状になったものだと思います。

通常の酵母の培養であればD(+)-Glucose (D-Glucoseのこと)を買えばいいかとおもいます。D-Glucose はdextroseとも呼ばれてます。たぶんそうかいてある試薬にはalphaがドミナントだとおもいますが、精製時に偏るのかもしれません。

じっさい溶液中ではalpha-D(+)-GlucopyranosideとBeta-D(+)-Glucopyranoside が混在するしお互いにConversionするので、溶かしてしまえば一緒でしょう。

アルファ-D(+)-グルコース 削除/引用
No.7607-1 - 2019/01/25 (金) 00:59:39 - GLC
配属ラボに入って結構たつのですが、大量に存在していたグルコースの底が尽きかけてきたので初めて注文しようと思っています。

調べていたら、alpha-D(+)-Glucose, ≥99%, anhydrousというのが他より信じられないぐらい安く存在したのですが、グルコースの粉末がアルファ・ベータというのはどういうことなんでしょうか…?

ちなみにリストの1つ下には(別の会社ですが)beta-D-Glucoseがラインナップされており、そちらは信じられないぐらいべらぼうに高い感じです。上記alpha製品とは、約400倍値段が違います。

調べたらむしろ平衡状態ではベータの方が主要な割合を占める感じのようですが…。


化学に疎いためメチャクチャ頓珍漢な質問だったら恐縮なのですが、普通に酵母の培地で使うグルコースとして、alphaで問題ないのか(そもそもやはり粉末状態のグルコースのアルファベータとはなんなのか)、情報いただけると助かります。

(なお、上記2製品以外の全ての商品は、特にアルファ・ベータの区別はされておりません)

よろしくお願いします。

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