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TritonX-114の水飽和とは何ですか? トピック削除
No.7635-TOPIC - 2019/02/01 (金) 09:31:03 - 二相分配したい
二相分配で細胞の膜分画を取ろうとしています。
試薬の調製について教えてください。
TritonX-114の水飽和とは何ですか?

羊土社の実験書に約12%ストック溶液の作り方がありました。
-TritonX-114 1.5gと冷PBS 50mLを混合。
-37℃10分。不透明になるまで。
-遠心 1000xg 室温
-二層のうち,上層(水層)を除く。
-下層と等量の冷PBSを混合。
-繰り返す。下層が約12%のTritonX-114ストック溶液。4℃保存。

上記の操作を行うことはすぐできますが,
単純にMilliQ水で20%などに希釈して用いるのではだめですか?
よろしくお願いします。
 
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酸化がそんなに進むとは 削除/引用
No.7635-7 - 2019/02/02 (土) 23:19:17 - 二相分配したい
APさん
>tx114なんて一度開封すると数ヶ月後にはポリ瓶がへこむほど酸化が進む。

重要情報ありがとうございます!!
N2封入ならできるかもしれません。
すぐ確認します!!!

(無題) 削除/引用
No.7635-6 - 2019/02/02 (土) 22:29:11 - AP
tx114なんて一度開封すると数ヶ月後にはポリ瓶がへこむほど酸化が進む。

(無題) 削除/引用
No.7635-5 - 2019/02/02 (土) 22:20:40 - AP
まあ、ラボラトリーグレードといってもフェノールみたいな単純な化学物質と界面活性剤を同列に考えるのはどうかと思いますけど。
あとTxは酸化しやすいの保村状態によっては、

ありがとうございました 解決済み 削除/引用
No.7635-4 - 2019/02/02 (土) 21:29:56 - 二相分配したい
APさん
前半よく分かりました。後半,いまの時代の試薬に不純物がどれほどあるのかという疑問が残ります。

おおさん
有用なサイトのご紹介をありがとうございます。1981年の原法に準拠しているようです。

ThermoFisherでも界面活性剤の純度,とくに過酸化物の害に触れています。ただし参考文献が1980年とかです。
ttps://www.learningatthebench.com/protein-basic2.html


1998年のこの記事には,TX-114はナカライテスク製を特に精製せず使用し,20%(w/v)水溶液として保存したと書かれています。
ttps://www.jstage.jst.go.jp/article/bunsekikagaku1952/47/12/47_12_965/_pdf
著者たちは経緯・原理を踏まえたうえで水抽出を省略したように思います。

SIGMAの現在の製品情報にはlaboratory gradeと書かれています。
ttps://www.sigmaaldrich.com/catalog/product/sial/x114?lang=ja&region=JP

1980年代には核酸抽出用のフェノールをラボで再蒸留して不純物を除いて使っていたと聞きます。1990年代の秀潤社のイラストレイテッドのTE飽和フェノールの調製に再蒸留の記述はありません。この間に試薬全般の品質向上があったのかなあと想像します。

今回は20%(w/v)水溶液で試して,もしキレが悪かったら使用緩衝液で飽和・抽出して使おうと思います。理由が知れてよかったです。ありがとうございました。

(無題) 削除/引用
No.7635-3 - 2019/02/01 (金) 17:43:18 - おお
Pre-condensation
This is a step to remove hydrophilic components from the detergent so that the amounts of TX114 which unfavorably sequester to the Aq phase are reduced and, at the same time, the clouding point is lowered.

https://bio-protocol.org/e1139

(無題) 削除/引用
No.7635-2 - 2019/02/01 (金) 10:50:29 - AP
混合、相分離の操作を繰り返すこと、PBSを使うことをしないとワークしないものかどうかは置いておいて、バッファー飽和の試薬の調製一般における意味から考えると、

・実際に用いるときに使う溶媒(PBS)で飽和させることで、仕様時の組成や浸透圧、平衡状態が安定する。水で飽和せせたらサンプルを懸濁したPBSの組成や体積が変わる(Txに含まれた水がPBSの溶質を奪う、TXが水を吐き出して水層が増えるなど)。

・Tx114のような物質は純物質ではないので、いろいろな不純物や鎖長の違うものなんかが含まれています。混合・相分離・水層の除去を繰り返すことで、相分離したときでも水層に溶け残る不純物を抽出除去しているわけです。相分離したはずが水層に界面活性をもった不純物がのこっているとすると、キレが悪くなりそうですね。

TritonX-114の水飽和とは何ですか? 削除/引用
No.7635-1 - 2019/02/01 (金) 09:31:03 - 二相分配したい
二相分配で細胞の膜分画を取ろうとしています。
試薬の調製について教えてください。
TritonX-114の水飽和とは何ですか?

羊土社の実験書に約12%ストック溶液の作り方がありました。
-TritonX-114 1.5gと冷PBS 50mLを混合。
-37℃10分。不透明になるまで。
-遠心 1000xg 室温
-二層のうち,上層(水層)を除く。
-下層と等量の冷PBSを混合。
-繰り返す。下層が約12%のTritonX-114ストック溶液。4℃保存。

上記の操作を行うことはすぐできますが,
単純にMilliQ水で20%などに希釈して用いるのではだめですか?
よろしくお願いします。

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