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マイコプラズマについて トピック削除
No.7855-TOPIC - 2019/04/29 (月) 18:23:18 - マイコ
マイコプラズマの性質や取り扱いについて教えてください。
細胞培養中にマイコプラズマ汚染があった場合、マイコプラズマの成長速度はどれぐらいになるのでしょうか?コンタミした際の除去試薬はいくつか種類があるようですが、後々の細胞培養に最も影響の少ないものを知りたいです。また、それがどのような機構でマイコプラズマを除去するから培養細胞への影響が少ないのかも気になっています。
最後に、現行の再生医療ではマイコプラズマのPCR検査(局方準拠)が認められていますが、キットの検出限界は10CFU/mlなどです。これはそれ以下のマイコプラズマの混入であれば人体に影響が無いという具体的な根拠があるのでしょうか?
質問だらけとなってしまいましたが、直接の回答でなくても参考資料などでも構いません。皆様のお知恵を拝借いただけると助かります。
 
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7件 ( 1 〜 7 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.7855-7 - 2019/05/02 (木) 01:20:53 - おお
>動物実験で影響など調べたりしているような気がするけど。

ちょっと検索するとまあ移植などにおける影響は出てきますね。よくよく考えてみると検出限界以下で影響がないとは言えないというのは実際の医療では無責任だと思います。検出限界以下であることと、ある程度のその細胞を培養や維持して増えてきて検出できないなどの確認をするなど工夫するといいのかもしれません。

(無題) 削除/引用
No.7855-6 - 2019/05/01 (水) 08:20:23 - 通りすがり
培養法、NATどちらも経験が有りますが、おそらく、培養法、NATともに10 CFU/mL以下は安定して検出できないと思われます。また、技術的に検出ができないのと、影響がないのは別の話であると思います。感染がないのが一番です。

そして、細胞をDAPI染色してみるなら、多分もっと感度悪いですよ…。

(無題) 削除/引用
No.7855-5 - 2019/05/01 (水) 06:04:14 - おお
動物実験で影響など調べたりしているような気がするけど。

培養法が10 CFU/mL以下が検出限界なら、その量では増えないとすると組織培養、移植でも増えないだろうというのは、、、うーん多分乱暴な考え方だろうけど。

マイコプラズマについて 削除/引用
No.7855-4 - 2019/04/30 (火) 23:52:01 - 通りすがり
こんばんは。失礼します。
マイコプラズマと言っても色々ですが、M. pneumoniaeとM. oraleと仮定させていただきます。
Q.性質、取り扱いについて。
A.
性質、取り扱いについては、下記をご参照ください。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/503-mycoplasma-pneumoniae.html
https://www.niid.go.jp/niid/images/lab-manual/mycoplasma_pneumoniae_2011%20.pdf
いずれも国衛研の資料になります。何が目的かが分からないので、一般的なところを示させていただきます。本であれば、古いですが「マイコプラズマとその実験法」(近代出版)でしょうか。

Q.最後に、現行の再生医療ではマイコプラズマのPCR検査(局方準拠)が認められていますが、キットの検出限界は10CFU/mlなどです。これはそれ以下のマイコプラズマの混入であれば人体に影響が無いという具体的な根拠があるのでしょうか?
A.まず、NAT(PCR法)は、培養法の代替、という意味合いが局法では強いです。培養法が10 CFU/mL以下と定めていますので、NATを培養法の代替として用いる場合、検出感度として、培養法と同等の10 CFU/mL以下が必要、というのが正しいです。技術的に検出限界が10 CFU/mLというのもあるかもしれませんが…。影響がないかはなんとも言えません。マイコプラズマの研究が盛んな国衛研や東京医科歯科大とかなら詳しいのかもしれませんが。


除去試薬は使用したことがないので申し訳ありませんが…。ただ、普通の市販されている細胞なら諦めるのが賢明ではないかと思います。周りへも迷惑ですし。

(無題) 削除/引用
No.7855-3 - 2019/04/30 (火) 12:17:29 - マイコ
クラスター様

ご回答ありがとうございます。
マイコプラズマは常在菌ではありますが、ほぼすべての歯サンプルにいるとは研究も大変なのでしょうね。。クラスター様の仰る通り、マイコプラズマ除去キットなるものはネットで検索するだけでも複数ヒットします。これらを使った際の使用感やサンプルに対して最も形質変化を伴わないマイルドなものを知りたく、他の方からも情報提供をお願いしたい次第です。感染の許容範囲については興味深く、これら基準がどのような理由で設けられているのか気になります。もちろんゼロという事は科学的に難しいため、検出限界以下という基準になるのでしょうが、それを踏まえた上で下限の設定基準には何かしらの根拠があるのでしょうか?

Re:マイコプラズマについて 削除/引用
No.7855-2 - 2019/04/30 (火) 11:00:59 - クラスター
少し的外れになるかもしれませんが、いい論文を見つけました。

Kim, et al.(Kim et al. Biomaterials Research (2015) 19:6 DOI 10.1186/s40824-015-0028-0)の論文ですが、幹細胞を取る目的で得たほとんどすべての人歯サンプルにはマイコプラズマが混入しているそうです。

彼らはPCRでチェックした後、Elimination Kitやらを使ってマイコプラズマを除去し、その後、採取した幹細胞について検証しています。マイコプラズマ感染細胞よりも成長が良く、分化も問題なかったそうです。


私自身の経験では、マイコプラズマに感染した細胞は廃棄するしかないものでしたが、臨床研究をする人は得られたサンプルを廃棄することはできないので、マイコプラズマ感染細胞の利用に、臨床的に問題がないと考えるある程度の許容範囲を決めているのではないでしょうか?

マイコプラズマについて 削除/引用
No.7855-1 - 2019/04/29 (月) 18:23:18 - マイコ
マイコプラズマの性質や取り扱いについて教えてください。
細胞培養中にマイコプラズマ汚染があった場合、マイコプラズマの成長速度はどれぐらいになるのでしょうか?コンタミした際の除去試薬はいくつか種類があるようですが、後々の細胞培養に最も影響の少ないものを知りたいです。また、それがどのような機構でマイコプラズマを除去するから培養細胞への影響が少ないのかも気になっています。
最後に、現行の再生医療ではマイコプラズマのPCR検査(局方準拠)が認められていますが、キットの検出限界は10CFU/mlなどです。これはそれ以下のマイコプラズマの混入であれば人体に影響が無いという具体的な根拠があるのでしょうか?
質問だらけとなってしまいましたが、直接の回答でなくても参考資料などでも構いません。皆様のお知恵を拝借いただけると助かります。

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