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テロメアについて トピック削除
No.7867-TOPIC - 2019/05/06 (月) 16:19:58 - ビタミン

テロメアとは染色体の末端にあり、
細胞分裂とともに少しずつ短くなり、
50〜70回の分裂でこれ以上細胞分裂できなくなるまで短くなる
と解説されています。

しかし、細胞の種類にもよると思いますが、
人間は一生のうちで細胞分裂は数千回以上は繰り返していると思います。

この矛盾はなぜ発生しますか?

自分なりの考えとしては、
テロメラーゼによって、テロメアが伸長されているからでしょうか?
ただ、テロメラーゼについて調べると
これは癌の原因であると考えられており、
伸長することはむしろ人体にとって害があるように解説がなされています。

テロメラーゼがほどよく作用するのが良い状態で、
作用しすぎると癌になるということなのでしょうか?
 
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18件 ( 1 〜 18 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.7867-19 - 2019/05/13 (月) 03:09:09 - おお
ちなみにテロメラーゼ活性がない癌もまれに見つかるらしく違いメカニズムのテロメア維持のメカニズムがあるらしいという話があったと思う。

(無題) 削除/引用
No.7867-18 - 2019/05/13 (月) 03:06:32 - おお
腫瘍は正常の細胞分裂制御に異常をきたしていて増え続けるので、組織の秩序を保っていない細胞塊ができる。
幹細胞は細胞分裂制御により組織内での秩序を保つ事が出来るので異常な細胞塊をつくることはない。

細胞分裂制御に異常をきたす原因は遺伝子の変異の蓄積が主な原因だと考えられています。

(無題) 削除/引用
No.7867-17 - 2019/05/12 (日) 19:27:25 - AP
テロメアの維持(テロメラーゼ活性がある)というのはがん細胞の性質の一つでしかない。必要条件、十分条件といった論理的思考をトレーニングしたほうがいいと思う。

(無題) 削除/引用
No.7867-16 - 2019/05/12 (日) 17:35:16 - ビタミン
ありがとうございます。

そういうことだったのですね
勉強不足ですいません。

ちなみに皮膚がんはなぜ起きるか分かりますか?
そもそも皮膚細胞においてテロメアが短くならないのなら
皮膚がんと同じ状態ではないのでしょうか?

(無題) 削除/引用
No.7867-15 - 2019/05/12 (日) 16:56:36 - AP
いや、だから幹細胞ではテロメアが維持されるんだって。
皮膚とか腸上皮とか血球とか、古い細胞を置き換える新しい細胞は、それぞれの幹細胞から分裂して別れてできる。
テロメアと寿命みたいな俗な興味でそこんところだけクローズアップされるせいか、生理学の初歩的な知識がなおざりになっているようです。

(無題) 削除/引用
No.7867-13 - 2019/05/12 (日) 11:56:36 - おお
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2360127/

(無題) 削除/引用
No.7867-12 - 2019/05/12 (日) 10:45:57 - ビタミン

皆さんご回答ありがとうございます。


私が、細胞分裂が数千回だと思ったのは、
例えば、日焼けしたとしても
1〜2週間で皮膚の細胞は入れ替わり
元の肌色に戻るからです。


1〜2週間で最表面の皮膚細胞は剥がれ落ち
内側からでてきた新しい皮膚細胞と入れ替わるのだと思います。

ご回答のなら、細胞分裂後に二つにになった細胞が更にそれぞれ分裂し
4つ→8つとなるのだと思いますが、
皮膚はどんどん外に排出されていくので、
二倍ずつ増えていかないのではないでしょうか?

それなら、月に二回、年に二四回、
60年で144回の分裂を起こすことになりませんか?

(無題) 削除/引用
No.7867-11 - 2019/05/07 (火) 21:25:04 - AP
>分化相にコミットされた娘細胞は腫瘍にならない?

それはあるかもしれない。ただ私の言いたかったのは分化した細胞は一般に腫瘍化しないということ。

>in vitroの事例だと、テロメラーゼの活性を持たないヒト細胞を癌化させる事が出来ていますね。

iPS細胞なんてまさに分化した体細胞を脱分化させて幹細胞化してるわけですからね。で、移植されたときのがん化が心配されている。

(無題) 削除/引用
No.7867-10 - 2019/05/07 (火) 20:43:12 - おお
>[Re:9] ***さんは書きました :
> 悪性新生物だって分化した細胞からは生じない。
> 分化組織のもとになる幹細胞が腫瘍化する。
> ↑
> これは本当ですかね。
> 分化相にコミットされた娘細胞は腫瘍にならない?
> 自己複製から非対称分裂に代わっても増殖能はまだあるけど。

In vitroの事例だと、テロメラーゼの活性を持たないヒト細胞を癌化させる事が出来ていますね。

(無題) 削除/引用
No.7867-9 - 2019/05/07 (火) 20:31:39 - ***
悪性新生物だって分化した細胞からは生じない。
分化組織のもとになる幹細胞が腫瘍化する。

これは本当ですかね。
分化相にコミットされた娘細胞は腫瘍にならない?
自己複製から非対称分裂に代わっても増殖能はまだあるけど。

(無題) 削除/引用
No.7867-8 - 2019/05/07 (火) 19:32:07 - AP
各種幹細胞は分裂してもテロメアは程度の差こそあれ維持される。
増殖相の幹細胞から、分化相にコミットされた娘細胞は分裂によってテロメアの短縮が起こる。

悪性新生物だって分化した細胞からは生じない。分化組織のもとになる幹細胞が腫瘍化する。

(無題) 削除/引用
No.7867-7 - 2019/05/07 (火) 17:12:26 - ZOO
1個の(幹)細胞が50回細胞分裂を経験することと、最終的に最初の1個の細胞が生み出す細胞数が2^50個になるというのは同義ではないはずです。(1幹細胞が非対称性の分裂を行い、1幹細胞と1分化細胞になる可能性が無視されています)
詳しくはありませんが、常に再生を繰り返している造血系や腸管の幹細胞は一生のうちで数千回以上分裂をしている様に私も思うのですがいかがでしょうか。
おおさんが仰る様に、そういう細胞ではテロメラーゼの活性が細胞を維持させているのではないでしょうか。

(無題) 削除/引用
No.7867-6 - 2019/05/07 (火) 00:52:04 - おお
ガンに関してはテロメラーゼ以外にも必要なプロセス(主に変異)がありますので、活性化だけでは語れないと思います。

(無題) 削除/引用
No.7867-5 - 2019/05/06 (月) 23:54:35 - おお
体細胞ではテロメラーゼ活性がないとされていますが、すべてにおいてそうではないようでT細胞の活性化に伴いテロメラーゼが活性化したり、組織幹細胞においてはテロメラーゼの活性が維持されていたりしています。

(無題) 削除/引用
No.7867-4 - 2019/05/06 (月) 23:02:51 - tatami
>人間は一生のうちで細胞分裂は数千回以上は繰り返していると思います。

一生のうちの細胞分裂回数というのが曖昧なので矛盾があるようにみえるのでは?

(無題) 削除/引用
No.7867-3 - 2019/05/06 (月) 21:15:55 - qq
受精卵が分裂増殖して、全て50回分裂するのであれば、
(1 + 2 + 4 + 8 + 16 + 32 + ,,,, + 562,949,953,421,312) =
1,125,899,906,842,623回の細胞分裂を行うことになる。
のは、よろしいでしょうか?

50回分裂するとすれば、2^50個の細胞を生じると言うことなので、1細胞が仮に2x10^-10 グラムだとすれば、2^50個の細胞は、250kgということになる。
50−70回の分裂ということなので、仮に60回の分裂寿命として、255トンということになります。十分なキャパシティだと思います。

(無題) 削除/引用
No.7867-2 - 2019/05/06 (月) 17:54:38 - kikikajiri
受精卵由来の細胞が50回分裂すると2^50で約1100兆個になります。
人間の体が60兆個の細胞からで来ていると18.7回細胞を全とっかえできる数です。
80年生きるとすれば4.2年に1回体の細胞すべてを入れ替えられます。
細胞の寿命に関しては血液細胞においては赤血球は約120日、顆粒球が2~14日など早めの代謝があるのに対して、神経細胞は分裂なしに120年生きます。これが人間の寿命の限界でもあります。
細胞分裂は増殖因子と増殖抑制因子で制御されているので、通常の細胞分裂や形態形成やホメオスタシスにはテロメラーゼは働いていないと思います。

基本的にテロメラーゼは受精卵になるときに分裂回数をリセットするために働くものなのではないでしょうか。
テロメラーゼのノックアウトマウスの代1世代は寿命に関しては影響がありませんが、次の世代からは寿命が短いそうです。
マウスのテロメアは人間の6倍の長さがあり、寿命が短いためそういう結果になるそうです。

テロメアについて 削除/引用
No.7867-1 - 2019/05/06 (月) 16:19:58 - ビタミン

テロメアとは染色体の末端にあり、
細胞分裂とともに少しずつ短くなり、
50〜70回の分裂でこれ以上細胞分裂できなくなるまで短くなる
と解説されています。

しかし、細胞の種類にもよると思いますが、
人間は一生のうちで細胞分裂は数千回以上は繰り返していると思います。

この矛盾はなぜ発生しますか?

自分なりの考えとしては、
テロメラーゼによって、テロメアが伸長されているからでしょうか?
ただ、テロメラーゼについて調べると
これは癌の原因であると考えられており、
伸長することはむしろ人体にとって害があるように解説がなされています。

テロメラーゼがほどよく作用するのが良い状態で、
作用しすぎると癌になるということなのでしょうか?

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