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24h以内の細胞死byピューロマイシン トピック削除
No.8387-TOPIC - 2019/11/10 (日) 08:34:17 - 24h
24ウェルプレートで癌のセルラインにおける至適ピューロマイシン濃度を決めました。
上は8 ug/mlから下は0.125 ug/mlまで。4日をエンドポイントとし、じっくり確実に死ぬ濃度は1 ug/mlでした。

そこで本番では、100cmディッシュに細胞を撒き、8割くらいのコンフレンシーでプラスミドをトランスフェクト(Fugene6)し、3日目にピューロを加えました。3日目に加えた理由は、AAVS1領域にピューロマイシン抵抗性遺伝子をノックインにて挿入したかったためです。

トランスフェクション時の細胞死は一切見られず、3日のうちに細胞は100%コンフレンシーを超えてしまいましたが、パッセージすることなく、ピューロを加えたところ、一晩経ってディッシュを見るとほぼ6割ほどが死滅しており、さらに1日経つと9割以上が死滅していました。

ノックイン効率はせいぜい1%未満だとは思いますが、それにしても1ug/mlという濃度はさきの条件検討では4日かけてじっくり死滅する濃度のはずでした。8ug/mlでは今回同様非常に早く細胞は死滅しました。

そこでみなさんにお聞きしたいのは、

細胞のコンフレンシーが100%を超えてしまっているのが原因として考えられますでしょうか?
つまりノックインが無事なされたクローンも死んでしまっているのではと考えていて、次行う際にはパッセージはしようと思ってはいます...
 
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(無題) 削除/引用
No.8387-6 - 2019/11/12 (火) 06:03:44 - おお
コンセプトは理解しました。確かにオーバーコンフルでは瀕死の細胞もいるかも知れません。ただしあなたの扱っている細胞に関してそうかなどはわかりません。

なので別に継代してからPuroで処理してもいいかと思います。ただ本質はセレクション後あなたの期待している細胞がいるかどうかです。細胞が期待したより早く死んでも残った細胞に必要な細胞があればそれでいいんだし、Transfection3日後徐々に死んでいく条件を見つけるのが本質ではないのではないですか?

(無題) 削除/引用
No.8387-5 - 2019/11/12 (火) 02:23:50 - 24h
みなさんありがとうございます!

ある遺伝子のエンドのプロモータで発現するため、ピューロは極力最低限の濃度で確実に死滅する濃度を使用する必要がありまして、4日は言い過ぎかもしれませんが、3日で確実に細胞がシュリンクしていたので、1ug/mlを用いました。0.5では平気な細胞がいました。

(無題) 削除/引用
No.8387-4 - 2019/11/12 (火) 02:10:13 - おお
>ピューロは切れがいいので4日もかかって死ぬことは基本ないです。
わたしも4日というのは長いなぁと思っています。

>つまりノックインが無事なされたクローンも死んでしまっているのではと考えていて、次行う際にはパッセージはしようと思ってはいます...

生き残っている細胞があればそうでもないと思いますが、、、調べたのでしょうか?

(無題) 削除/引用
No.8387-3 - 2019/11/10 (日) 15:01:36 - asan

ピューロは切れがいいので4日もかかって死ぬことは基本ないです。

単に細胞が死にかけで引っ付いてただけとかそういうことなのかもしれませんが?

トランスフェクションをするとそのストレスで細胞が弱るので死にやすくなることもあります。

ちなみに、そのような実験で重要なのはS/Nなので、確実に死ぬ条件と比較して十分ポジがいるかどうか、欲を言えば確実に生き残る条件ではどうか、を同時にやることのほうが重要。

(無題) 削除/引用
No.8387-2 - 2019/11/10 (日) 10:20:11 - 通りすがりのひと
がん細胞株と抗がん剤を主に扱っているものです。

対数増殖期とコンフルエントな状態では、薬剤の感受性は全くことなります。

予備実験では
ピューロマイシンは  0.2- 10ug/ml で振ってみて72hで予備検討することが多いです。

5ug/ml以上使用することはほとんどなく、2ug/ml くらいに落ち着いています。

ピューロマイシンは 10mg/ml をストック溶液としています。

24h以内の細胞死byピューロマイシン 削除/引用
No.8387-1 - 2019/11/10 (日) 08:34:17 - 24h
24ウェルプレートで癌のセルラインにおける至適ピューロマイシン濃度を決めました。
上は8 ug/mlから下は0.125 ug/mlまで。4日をエンドポイントとし、じっくり確実に死ぬ濃度は1 ug/mlでした。

そこで本番では、100cmディッシュに細胞を撒き、8割くらいのコンフレンシーでプラスミドをトランスフェクト(Fugene6)し、3日目にピューロを加えました。3日目に加えた理由は、AAVS1領域にピューロマイシン抵抗性遺伝子をノックインにて挿入したかったためです。

トランスフェクション時の細胞死は一切見られず、3日のうちに細胞は100%コンフレンシーを超えてしまいましたが、パッセージすることなく、ピューロを加えたところ、一晩経ってディッシュを見るとほぼ6割ほどが死滅しており、さらに1日経つと9割以上が死滅していました。

ノックイン効率はせいぜい1%未満だとは思いますが、それにしても1ug/mlという濃度はさきの条件検討では4日かけてじっくり死滅する濃度のはずでした。8ug/mlでは今回同様非常に早く細胞は死滅しました。

そこでみなさんにお聞きしたいのは、

細胞のコンフレンシーが100%を超えてしまっているのが原因として考えられますでしょうか?
つまりノックインが無事なされたクローンも死んでしまっているのではと考えていて、次行う際にはパッセージはしようと思ってはいます...

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