おお様、APP様ありがとうございます。
どちらも全く頭に浮かばず、そんな可能性もあるのかと改めて考えさせられました。
glycine濃度について改めて確認すると、検量線用に段階希釈した時点でおおよそ100mM, それを使用時に0.5%BSA含PBSで約10倍希釈していますので、実質的には特に高濃度ではないように思われます。ただイオン強度という概念と、それが抗原抗体反応に及ぼす影響について、今一つ理解していないので自分なりに少し勉強してみます。
一方、検体そのもののプレート底への吸着ですが、0.5%BSAを加えたPBSを用いているので、それらも含めた非特異的な吸着等が防止できるかと思っていたのですが。さらにその標準品は細胞の培養上清で、そこにも血清の代替としてBSAを加えているので、反応系にはおそらく相当量のアルブミンが混在してる状態と考えられます。
ただ、ご指摘のように、検量線に使っている標準品を直接プレートにコートして、その時のbufferの影響を確認するのは一つの手段だと思いました。
そのtris-glycineが、結局反応系のどこに影響するか、一つずつつぶしていくしかないということなら、まずは試してみようと思います。 |
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