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プラスミドの蛍光タンパク質の組み換え トピック削除
No.8447-TOPIC - 2019/11/26 (火) 21:07:42 - 米問屋
YFPが組み込まれたプラスミドAと、GFPが組み込まれたプラスミドBを所有しています。
プラスミドAのYFPをGFPに組み換えたいのですが、制限酵素の認識配列の都合でプラスミドBのGFPのcDNAをPCRで増やし、増幅産物をプラスミドAに組み込みたいと考えています。
その際、プラスミドAのYFPの前後を制限酵素で切ると粘着末端になるので、T4 DNAポリメラーゼで平滑末端化してインサートしようとしたところ、知人より「そんなことしなくてもGFPのプライマーの5'に制限酵素の認識配列(例:A/CGTGならばCGTC)をくっつけてPCRしたら、そのPCR産物をそのままインサートできるよ」とアドバイスを貰いました。
その時はなんとなく納得してプライマーを設計したのですが、これを用いてPCRをした場合CGTCの部分も相補鎖で覆われてしまい、結局PCR産物は平滑末端になってしまうのではないかと考えました。
分子生物学の教科書を見直すと、平滑末端のPCR産物を粘着末端のベクターにインサートする場合はリンカーかアダプターを付加するとよいとの記述があったのですが、上記のように制限酵素の認識配列の一部をプライマーに付加して増幅したPCR産物であればそのままインサートできるのでしょうか?
ご経験のある方、ご教授いただければ幸いです。
よろしくお願いします。
 
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(無題) 削除/引用
No.8447-7 - 2019/11/27 (水) 17:01:43 - 米問屋
皆々様

 ご回答ありがとうございました。
 ご指摘通りPCR産物を制限酵素処理するステップを私が理解していなかったようです。
 学生の頃からTAクローニングか平滑末端でのライゲーションの経験しかなかったので、基本的なテクニックとのこと、恥ずかしい限りです。
 教えていただいたIn-fusionなども選択肢に、実験を進めていきたいと思います。
 ありがとうございました。
 

(無題) 削除/引用
No.8447-6 - 2019/11/27 (水) 10:05:04 - wwn
私はPCRするときはin-fusionを第一選択しています。
また、所属するラボではiVEC3も使い始めていますが、それなりに上手くいっているようです。
https://shigen.nig.ac.jp/ecoli/strain/

(無題) 削除/引用
No.8447-5 - 2019/11/27 (水) 08:05:06 - おお
https://www.addgene.org/protocols/pcr-cloning/
まあ平滑末端でも系がしっかりしていたらそんなに苦労はないとおもう。

(無題) 削除/引用
No.8447-4 - 2019/11/27 (水) 07:20:43 - 油問屋
私も横からで恐縮です。

>コストや時間、効率的にはどちらがいいとか、ありますか?

私はどちらの方法でもやりますが、絶対的にどちらが良いというのは無いように思います。

コスト)以前はIn-fusionは高いと思っていたけれど、人によっては10倍程度希釈してもワークするという人がいる。希釈厨とでも形容できるような人は、20倍希釈とかも言う。でも、希釈すると途端にワークしなくなるという人もいるので……。コンピテントセルの力価が高いのでないと駄目なことがあり、これを買う必要があると案外高く付くかも。自作しているコンピの力価が物凄く高い、というようなラボなら問題にはならないんでしょうけれど、うちは専用に高力価のを買っている。

時間)In-fusionの方が早い。とはいえ、従来の方法でも午後から始めてもその日のうちに終わる(しかも殆どの時間は待ち時間。制限酵素処理とゲル泳動と。)のだから、正直そんなに気にしなくて良いような。

効率)ベクターづくりであれば理屈の上では正しいのが1個取れればよいので、これもどっちが良いとかあまりないかも。ただ、In-fusionで、何故か近くに意図しない変異が入ってしまうことがある(らしい。私は経験無いけれど、ラボ仲間で経験した人がたくさんいて、ネットでもそういう情報は見つかる。塩基配列によっては入りやすいのか、知り合いは拾ったクローン30個全てにそんな変異が入っていたことがあるという)為、これが原因でIn-fusion嫌いになった知人は複数いる。

私は従来の方法でやれるならそれでやり、使いやすい制限酵素配列が見つからない場合だけIn-fusionでやってます。

(無題) 削除/引用
No.8447-3 - 2019/11/27 (水) 01:18:48 - とも
APさんと同じですが、そのお友達はあなたがPCR産物を制限酵素処理することを想定しています。


>それよりも、そういうことするなら最近じゃin-fusionとかGibson assemblyみたいな方法が主流になってんじゃないかな

横からで恐縮ですが、そうなんですか?
私は基本的なAPさんが言われる方法でこれまでずっとクローニングしてきています。


コストや時間、効率的にはどちらがいいとか、ありますか?

(無題) 削除/引用
No.8447-2 - 2019/11/27 (水) 00:17:27 - AP
知人の方は、PCR産物を制限酵素処理して、プライマーの設計した認識サイトを切って末端に付着末端を出すという方法を提案されたのでしょう。知っててあたりまえとも言える基本テクニックです。

気をつけるのは、
・プライマーの末端ギリギリにある認識配列は、おおくの制限酵素は切ることが出来ないので、さらに余分の塩基をつける(多くの酵素は3塩基以上で十分、酵素によって違う。サプライヤーの資料参照)。
・PCR産物はなんらかの方法で精製してから制限酵素処理する。そうでないとポリメラーゼ活性で切断後の末端が平滑される。
・もちろんPCR産物内部を切らない制限酵素を選ぶ。
・どういう方法を用いるにしてもframeはよく考えて。

それよりも、そういうことするなら最近じゃin-fusionとかGibson assemblyみたいな方法が主流になってんじゃないかな

プラスミドの蛍光タンパク質の組み換え 削除/引用
No.8447-1 - 2019/11/26 (火) 21:07:42 - 米問屋
YFPが組み込まれたプラスミドAと、GFPが組み込まれたプラスミドBを所有しています。
プラスミドAのYFPをGFPに組み換えたいのですが、制限酵素の認識配列の都合でプラスミドBのGFPのcDNAをPCRで増やし、増幅産物をプラスミドAに組み込みたいと考えています。
その際、プラスミドAのYFPの前後を制限酵素で切ると粘着末端になるので、T4 DNAポリメラーゼで平滑末端化してインサートしようとしたところ、知人より「そんなことしなくてもGFPのプライマーの5'に制限酵素の認識配列(例:A/CGTGならばCGTC)をくっつけてPCRしたら、そのPCR産物をそのままインサートできるよ」とアドバイスを貰いました。
その時はなんとなく納得してプライマーを設計したのですが、これを用いてPCRをした場合CGTCの部分も相補鎖で覆われてしまい、結局PCR産物は平滑末端になってしまうのではないかと考えました。
分子生物学の教科書を見直すと、平滑末端のPCR産物を粘着末端のベクターにインサートする場合はリンカーかアダプターを付加するとよいとの記述があったのですが、上記のように制限酵素の認識配列の一部をプライマーに付加して増幅したPCR産物であればそのままインサートできるのでしょうか?
ご経験のある方、ご教授いただければ幸いです。
よろしくお願いします。

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