私も横からで恐縮です。
>コストや時間、効率的にはどちらがいいとか、ありますか?
私はどちらの方法でもやりますが、絶対的にどちらが良いというのは無いように思います。
コスト)以前はIn-fusionは高いと思っていたけれど、人によっては10倍程度希釈してもワークするという人がいる。希釈厨とでも形容できるような人は、20倍希釈とかも言う。でも、希釈すると途端にワークしなくなるという人もいるので……。コンピテントセルの力価が高いのでないと駄目なことがあり、これを買う必要があると案外高く付くかも。自作しているコンピの力価が物凄く高い、というようなラボなら問題にはならないんでしょうけれど、うちは専用に高力価のを買っている。
時間)In-fusionの方が早い。とはいえ、従来の方法でも午後から始めてもその日のうちに終わる(しかも殆どの時間は待ち時間。制限酵素処理とゲル泳動と。)のだから、正直そんなに気にしなくて良いような。
効率)ベクターづくりであれば理屈の上では正しいのが1個取れればよいので、これもどっちが良いとかあまりないかも。ただ、In-fusionで、何故か近くに意図しない変異が入ってしまうことがある(らしい。私は経験無いけれど、ラボ仲間で経験した人がたくさんいて、ネットでもそういう情報は見つかる。塩基配列によっては入りやすいのか、知り合いは拾ったクローン30個全てにそんな変異が入っていたことがあるという)為、これが原因でIn-fusion嫌いになった知人は複数いる。
私は従来の方法でやれるならそれでやり、使いやすい制限酵素配列が見つからない場合だけIn-fusionでやってます。 |
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