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マウスへの中和抗体投与時のアジ化ナトリウム トピック削除
No.8911-TOPIC - 2020/06/12 (金) 15:14:00 - 中和抗体
参考にさせていただいております。

マウスへの中和抗体投与時のアジ化ナトリウムについて、ご相談しております。
どの程度までアジ化ナトリウムは許容されるのでしょうか。
答えにくい質問であることは承知しておりますが、
ご経験やご意見がもしございましたら、いただけますと幸いです。

マウスへの中和抗体投与を考えているのですが、アジ化ナトリウムは除いた方が良いとされていると思います。
アジ化ナトリウムは細胞に対して有害です。in vivo の系で用いる場合には、必ず使用前に必除去してください。
実際Azide freeの商品が販売されている場合もあることも知っておりますが、
現在考えている分子に対する抗体はAzideを含んでいるものばかリです。
Azideを透析やゲル濾過などで除去できるそうですが、
いまいち除去できないという噂を聞いております。
予算をつぎ込んで、Azide freeのものを作成してもらうことも可能らしいとは聞いたことがあります。

一方、Vivoではアジ化ナトリウムの補体への影響はなさそうだともあります。
Toxicol Appl Pharmacol. 1984 May;73(3):559-63. doi: 10.1016/0041-008x(84)90108-x.
In Vivo and in Vitro Effects of Sodium Azide on Mouse Complement

補体だけが問題点ではないと思うのですが、
X%のアジ化ナトリウムを含む抗体を投与したら、ダメだった/良かった等、
ダメな場合何が問題だったのか/逆に何をもって良しとしたのか等、
なにかご存知でしたら、ご教授いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
 
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(無題) 削除/引用
No.8911-23 - 2020/06/15 (月) 21:12:02 - 中和抗体
G25様
私の「金が・・・」にお応えいただき、自作についてご提案していただきまして、ありがとうございます。
正しく作成できるかの不安を覚え、数本しか要らないため、いまいち完全には前向きになり切れてはいないのですが、整理して調べてみようと思います。
なにからなにまで、本当にありがとうございます。


み様
他の商品に比べて安価な商品を見つけていただきまして、ありがとうございます。
Azideを除くことに関しての適応の可否から、
調べて、利用を検討いたします。

(無題) 削除/引用
No.8911-22 - 2020/06/15 (月) 18:39:13 - み
https://www.funakoshi.co.jp/contents/1249
安めな遠心濃縮・バッファー置換
13,800円/ 25本

(無題) 削除/引用
No.8911-21 - 2020/06/15 (月) 18:14:47 - G25
世の中便利になって初心を忘れていました。
プレパックカラムじゃなくて、Sephadexゲルを単体で購入して自作すれば小回りがきくし安く済みますよ。
https://www.sigmaaldrich.com/catalog/product/sigma/g2580?lang=ja&region=JP
10 gもあったらミニカラム100本くらいできちゃいそう。

エンプティカラムも市販のものがあるけれど、一本あたりはは大したこと無いが50本とか100本とか大バッチでしか売っていなくて結構値がはる。
https://www.bio-rad.com/ja-jp/category/gravity-spin-chromatography-columns?ID=849792ca-77bf-4617-a0df-d28837d111a9

やすいの見つけるか、試供品みたいのを手に入れるか、よそのラボなんかから分けてもらうか、

あるいはディスポの注射筒で自作する。むかしはみんなそうしたもんだ。

(無題) 削除/引用
No.8911-20 - 2020/06/15 (月) 16:55:29 - 中和抗体
れんちん様
私にとっては、その後の他の皆様のコメントと同様に、勉強になる有用なコメントでした。
本当にありがとうございました。
またお気になさらず、気軽にコメントを頂けますと幸いでございます。
(望ましいことではないのかもしれませんが、投稿内容に合わせた名前で投稿しているので、私の質問にということはないのかもしれませんが。)


G25様
メーカーや選択法について、丁寧にご教示いただき、誠にありがとうございます。
未勉強で、まだいまいち理解できていないですが、
よく読んで、選択したいと思います。

安価といっても購入するには高額だな、と思っていました。
(予算がないので・・・。そのくせ金のかかる計画を立てようとしているのですが・・・)
融通しあえる制度、本当に欲しい。
(これに限らず、共有できるといいと思っているものはあるので、組織内Slackかメールかなにか作りたいと前から思っていたのですが、本気で声をかけてみたくなりました。)

(無題) 削除/引用
No.8911-19 - 2020/06/15 (月) 15:47:05 - G25
その手のクロマトグラフィ関連のカラム、ゲル担体はファルマシアが老舗で、おそらく他のサプライヤーの類似品もファルマシアから仕入れてOEMで自社ブランドつけて売ってんじゃないかと思ってるんですが、まあ、ファルマシアのを選んでおけば品質や性能は間違いない。

しかしながら、ファルマシアという会社はとうの昔に消滅し、今やGEに吸収されて今や跡形もないですが(と思ったらGEヘルスケアもCytiva社名変更だって)、クロマトグラフィ関連の製品は受け継がれています。

このページの製品比較テーブルを見て、タンパク質量や体積なんかを考慮して選んだらいいでしょう。
https://www.cytivalifesciences.co.jp/catalog/1241.html

カラム一本あたり1000円くらいで安価な消耗品のほうだと思いますが、50本単位とかで一気に5万円かかっちゃいますね。いろいろな場面で使える使い勝手のいい道具なので、常備してあってもいいくらいですが、小規模なラボだと使いきれないかな。
バラ売りとか共同購入とかあればいいのに。

(無題) 削除/引用
No.8911-18 - 2020/06/15 (月) 14:59:54 - れんちん
中和抗体様

浅はかなコメントをしていまい、反省しています。
確かにどのみち脱塩するから余計な手間だ、というご指摘はごもっともで、恥を晒していまいました。アジ化ナトリウムが除けているか除けていないかの判断は難しそうですが、上手くマウスに使える抗体が調製できるといいですね。

(無題) 削除/引用
No.8911-17 - 2020/06/15 (月) 11:54:21 - 中和抗体
おお様
ありがとうございます。
どの種類のカラムが望ましいのか、まだ勉強できていないのですが、参考にさせていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします。

(無題) 削除/引用
No.8911-16 - 2020/06/15 (月) 11:46:09 - おお
https://www.sigmaaldrich.com/catalog/product/sigma/ge17085101?lang=en&region=US&gclid=CjwKCAjwlZf3BRABEiwA8Q0qq8wHCfFP9e8mHtux9kO6kiV43S_bNmcNGPBGCseTXAe5TEWF3hwzERoC6jQQAvD_BwE

こんなもんもあるし

(無題) 削除/引用
No.8911-15 - 2020/06/15 (月) 11:35:06 - 中和抗体
szxdcfgvh様
ご経験についてご教示いただき、誠にありがとうございます。
やはり、なにかしらのカラムを通して検討を進めることにいたします。

れんちん様、み様、G25様、774R様
ありがとうございます。
大変勉強になります。
どの種類のカラムを通すべきか勉強して、
カラムを通して検討してみるようにしようかと、
今のところ考えております。

774R様
ご提示いただいた方法への批評を頂くのは大変勉強になりましたし、重要なご指摘を頂いたとおもっておりますので、大変ありがたいと思っております。ですが、ハンドルネームを絡めた批判や、ネット用語だろうとは思われる避難的表現等は、生産的でなく個人的にはあまり望ましくはないと感じております。
表現の程度の問題ではございますが、
例えば、「IgGさえ精製できればよいというわけではないと思います。」くらいでもよろしいのではないかと感じます。貴方のご意見の表現としては弱すぎるという事でしたら、より強い表現でも構わないとも思います。
大変些末なことで、もしご気分を害されたとすれば、誠に申し訳なくおもいます。一方、今後とも忌憚のないご意見を頂き、私の様な若輩者に研究のみに関わらず、文章表現等につきましても広くご教授いただきたく思います。
今後ともなにとぞご指導の程、よろしくお願い申し上げます。

(無題) 削除/引用
No.8911-14 - 2020/06/14 (日) 17:59:06 - 774R
ハンドル名が「れんちん」なだけにレンジでチンみたいな乗りでIgGさえ精製できればおkだとでも思ったのでしょう(合掌)

(無題) 削除/引用
No.8911-13 - 2020/06/14 (日) 17:24:58 - G25
protein G単体だと収率の面で大分損すると思います。
ロスの大きさを危惧しているところに、その選択肢はなかろうかと、

(無題) 削除/引用
No.8911-12 - 2020/06/14 (日) 14:59:34 - み
proteinGカラムとかで精製する場合、溶出のためにpH下げるだろうけど、そのバッファー置換のために結局小型脱塩濃縮カラムに通さないといけない。
だからproteinGのステップは不必要かと。

(無題) 削除/引用
No.8911-11 - 2020/06/14 (日) 07:25:10 - れんちん
抗体精製はプロテインA/Gで一発ではないでしょうか。
手間暇もほぼないかと。勿論無菌的に行うにはそれなりの煩雑さはあるかと思いますが...

(無題) 削除/引用
No.8911-10 - 2020/06/13 (土) 18:54:19 - szxdcfgvh
bed volimeが1mlくらいの小型の脱塩カラム通してOKでいいのではないでしょうか。
透析してNaN除去してから腹腔内投与してましたが、死んだり(少なくとも見かけ上は)弱ったりしたことはないです。

(無題) 削除/引用
No.8911-9 - 2020/06/13 (土) 11:36:46 - 中和抗体
おお様
おっしゃる通りですね、同じAzideのControlを用意して合わせたと主張しても、ダメという人はダメというだろうと、認識すべきだったと思います。
考えを改めました。
今後ともご指導よろしくお願いいたします。

(無題) 削除/引用
No.8911-8 - 2020/06/13 (土) 11:19:51 - おお
>[Re:4] 中和抗体さんは書きました :

> AbcamだとPreservative: 0.02% Sodium azideだそうですが、
> 仮に1ug/uLの抗体で10ug/mouseだと、sodium azide 0.2ug/mouseですが、
> 比べると少ないですし、どこまで影響があるのかな?と。
>
> 偶然この手法にかなり明るい方がいらっしゃらない限り、
> 答えがないことは理解しているつもりです。

ま、そうですね。死ぬかどうか以前に生理的に影響があるかどうかが問題になるわけだし、そのためには病理的な解析なしではなんとも結論が出ないでしょう。特に生理的食塩水とかではなく、特徴的な阻害効果があるのでマウスがピンピンでもどうも結果に懐疑的になる人は少なくはないと思います。

(無題) 削除/引用
No.8911-6 - 2020/06/12 (金) 19:20:24 - 中和抗体
G25様
ありがとうございます。
はっきりとした回答は得られないとは思っていました。
コントロールの抗体も同じなら納得できるかとも思っていましたが、
認識が甘い気がしてきました。

また、ロスが大きいのではないかと思っていたのですが、
サイズ排除ゲルろ過スピンカラムなんかなら、安価だし、一回遠心かけるだけだし、azideみたいな小さい分子を抗体から除去するようなケースなら切れ味も収量もいいですよ。
との事ですので、
サイズ排除ゲルろ過スピンカラムを使用してみるという方向で、
考えてみようと思います。
(検索してみたところ、個人的な予算規模上、価格は安くはないのですが、Defence的には安いですね。)

ちなみに、おすすめ等はございますでしょうか。

(無題) 削除/引用
No.8911-5 - 2020/06/12 (金) 17:22:56 - G25
安価で簡単な方法もあるのだから、あーだこーだ言っている間に、適当な方法で精製をかけて、やったらいいのにと思います。

azideがどれだけ影響があるかとか、除去操作がどれだけ効果的かなんてことを厳密に評価するの難しいと思います。ましてや、これこれの条件でこれこれの現象には影響ないらしい、なんて情報をいくら集めても、あなたの実験もそうであることを保証するものではないのだから、まったく非生産的でしょう。

ひょっとしたら除去してもしなくてもあなたの実験には対して影響がないのかもしれない。でも、だからといってやらないことを選択すると、のちのちデータにケチがつく可能性もあると思いますよ
例えば、なにかそれらしい結果がでたとしても、azideの影響を疑われる、そうなればazideの影響でないことをあらためて証明しないとならない、とか、

サイズ排除ゲルろ過スピンカラムなんかなら、安価だし、一回遠心かけるだけだし、azideみたいな小さい分子を抗体から除去するようなケースなら切れ味も収量もいいですよ。

(無題) 削除/引用
No.8911-4 - 2020/06/12 (金) 16:36:46 - 中和抗体
いや、様
コメントいただき、ありがとうございます。
除去が無理とは思っていないのですが、
Vivoでだとどこまで許容されるのかなと。
例えば、AbcamだとPreservative: 0.02% Sodium azideだそうですが、
仮に1ug/uLの抗体で10ug/mouseだと、sodium azide 0.2ug/mouseですが、
(ダメなのだと思うのですが、)ダメなのかな?と。
私には抗体をマウスに投与する経験はなく、
周囲にもVivoに投与した方はいらっしゃいません。
(Vitroの細胞への注入の経験者はおり、除去は困難とおっしゃっておりました。おそらく手法上、Vitroでは相当厳密なのだろうと思います。)
BiolegendでIL-XX等へのAzide freeの中和抗体が販売されているので、
Vivoでもある程度は厳格なのだろうとは思ってはおりますが。

ともかく、この類の手法に明るい方が偶然いらっしゃらないかと、
期待しているという状況です。


おお様
Azideについての文献をご教示いただき、ありがとうございます。
確かに、400ug/hr, for 2weeks、では、海馬のPKCに影響があるようです。
(ない場所もある様で、評価の難しさを、改めて感じます。)
AbcamだとPreservative: 0.02% Sodium azideだそうですが、
仮に1ug/uLの抗体で10ug/mouseだと、sodium azide 0.2ug/mouseですが、
比べると少ないですし、どこまで影響があるのかな?と。

偶然この手法にかなり明るい方がいらっしゃらない限り、
答えがないことは理解しているつもりです。
検討を行なってみて(できれば何らかの方法でAzide除去を試みて、もしくはAzideありで投与して)仮説通りの結果が出ればよいだろう、ということとも思ってはおります。
(Azide除去を行ないたくないという気持ちがにじみ出ていると思いますが。抗体をロスするのを危惧してはいます。)

(無題) 削除/引用
No.8911-3 - 2020/06/12 (金) 15:57:08 - おお
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/7582827/?dopt=Abstract

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