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翻訳後修飾 どこで? トピック削除
No.9290-TOPIC - 2020/11/10 (火) 00:54:00 - あああ
翻訳後修飾について、糖鎖、リン酸化などなどたくさんあると思いますが、どこで行われているのでしょうか?

1) 特にリン酸化が気になります。
2) また糖鎖については小胞体もおしくはゴルジ体との記述を多々みますが、HbA1cはどうして糖化する必要があるのでしょうか?
 
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(無題) 削除/引用
No.9290-6 - 2020/11/10 (火) 13:07:26 - あああ
翻訳後修飾という名前が少し間際らしいのですね。翻訳直後のような感じがしてどうしても小胞体やゴルジ体のイメージがありました。
確かに、初心に帰ってタンパク質に化合物が結合すると考えればどこで起きても不思議ではありませんね。

(無題) 削除/引用
No.9290-5 - 2020/11/10 (火) 11:56:03 - G25
>2) また糖鎖については小胞体もおしくはゴルジ体との記述を多々みますが、HbA1cはどうして糖化する必要があるのでしょうか?

glycosylationとglycationを混同しているのでは?

glycosylationは(大抵の文脈では)糖鎖付加の意味(広義にはglycationの意味もあるようだが)

glycationは糖化反応。HbA1cのはこっちのこと。糖化反応はすべてのタンパク質(アミノ基を含む物質)で起こりうる。グルコースやフルクトースなどもつアルデヒド基が、タンパク質のアミノ基と反応(アミノカルボニル反応、メイラード反応)することにによって付加する。glycationはタンパク質の劣化、「老化」をもたらす。糖尿病なんかでHbA1cに着目するのは検査に適しているタンパク質だから。

(無題) 削除/引用
No.9290-4 - 2020/11/10 (火) 11:17:48 - おお
>[Re:3] dfgひさんは書きました :
> 細胞内(核内、ゴルジ装置、小胞体、ミトコンドリア、細胞質--)どこでも起こり得ます。細胞外でも起こります。

>[Re:2] おおさんは書きました :
> ただし、Microsome、Lysosome、ER、ゴルジ内腔、細胞外におけるリン酸化については私には知識がありません。聞いたことがないだけで否定するわけには行きませんので。

phosphorylation extracellular proteinsでぐぐると見つけることができました。

(無題) 削除/引用
No.9290-3 - 2020/11/10 (火) 10:26:06 - dfgひ
細胞内(核内、ゴルジ装置、小胞体、ミトコンドリア、細胞質--)どこでも起こり得ます。細胞外でも起こります。場所に制約されるものではありません。翻訳後修飾はたくさん見つかっておりこれからも新たにたくさん見つかると思います。でも実際に詳細に調べられているのはごく一部で、大部分のものはその生理的役割はまだよくわかっておらず手付かずの状況です。翻訳後修飾には生理的な(意味のある)ものと、タンパク質の機能を損ないうるような非生理的なものに大別されます。前者は酵素的、後者は非酵素的な反応の場合が多いです。HbA1Cはヘモグロビンと高濃度の還元糖が長時間共存させた時に、非酵素的に糖のアルデヒドと塩基性アミノ酸のe-amino基などが反応して生じるヘモグロビンで非生理的な翻訳後修飾(病的な修飾)で生じたものです(実際の反応はさらに複雑で、数段階の反応を経てタンパク質分子上にいろいろな産物を生成します)。正常な人でもHb全分子のごく一部はこのような修飾を受けていますが、糖尿病のように高血糖が続くとHbと高濃度のグルコースが長時間インキュベートされてその割合が増加します。HbA1cが生じるには相応の時間が必要ですので、Hba1cを図ることで、検査したその時点だけでなくその前の直近数週間の血糖値の状態を推察することができます。

(無題) 削除/引用
No.9290-2 - 2020/11/10 (火) 02:35:08 - おお
プロテインキナーゼは至るところに分布しています。細胞質、核内、Src kinaseはミトコンドリアにもあるようです。ただし、Microsome、Lysosome、ER、ゴルジ内腔、細胞外におけるリン酸化については私には知識がありません。聞いたことがないだけで否定するわけには行きませんので。

糖修飾はERでタンパク合成が起こる際に、Dolicholという脂質に結合した糖鎖をAsnのNのところにTransferすることによるものと(N-linked)、UDP-GlcNAcなどを介してセリンやスレオニンのOHに重合するものがあります(O-linked)。ER内の糖修飾はその後ゴルジなどに移行するに伴ってプロセスされていくものも多いです。

またO-linkedは細胞質などでも修飾酵素が見つかっていて細胞質、核内の蛋白の活性の制御に関わっている例も挙げられています。

HbA1cにかんしてスペシフィックな知識は私は持っていません。時間があれば調べられるかもしれませんが、興味があるならぜひPubmedなど検索してみてください。

翻訳後修飾 どこで? 削除/引用
No.9290-1 - 2020/11/10 (火) 00:54:00 - あああ
翻訳後修飾について、糖鎖、リン酸化などなどたくさんあると思いますが、どこで行われているのでしょうか?

1) 特にリン酸化が気になります。
2) また糖鎖については小胞体もおしくはゴルジ体との記述を多々みますが、HbA1cはどうして糖化する必要があるのでしょうか?

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