私も大腸菌SoluBL21よりGST-protein X-His6のタンパク質の精製に取り組んでいます。
可溶性画分に欲しいタンパク質が得られています。
これらはライソザイムとTriton X-100とソニケーションにより得ました。
ソニケーションはやり過ぎず、泡だてず、氷上で行うことに注意しました。
10000g, 10 minで不溶性画分を除いた上清に、GSH-beadsを加え、一晩4度で転倒混和し、翌朝、20 mM GSHで溶出したところ、欲しいタンパク質の1%未満しかカラムに結合しておらず、ほぼ全てがカラム素通り画分に回収されてしまいました。
質問させてください!!
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これまでGSHビーズは使用後、PBSを流し、その後、水を流し、最後に20% ethanol in waterで保存していましたが、もしかしたらビーズが非特異的なタンパク質でマスクされており、結合キャパシティが減っていたのではと考えました。みなさんは6 Mグアニジン>70% ethanol>waterで毎回ビーズを再生させていますか?
2
His6タグも付けていますが、クルードな可溶性画分からタンデムに精製する場合、GSTよりHis6でまず精製した方が最終的な収率はあがるでしょうか?みなさんならどうされますか??
3
可溶性画分にかなりモノがあるのに、GSHビーズにほとんど結合しない、というのはあり得るでしょうか?つまりビーズが人喰い的にマスクされてるとかではなく、融合タンパク質の構造上の問題では?と思うのですが。。
4
ソニケーションはタンパク質を壊してしまうでしょうか?
もっと温和な条件(ソニケーションを使わない方法など)で可溶性画分を回収すれば、精製量はあがるでしょうか?
ソニケーションも30 secを数回繰り返しています。
横からすみません・・・ |
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