おお様
> たしかに混入するものによっては阻害が顕著だとおもうけど、230nmの吸収が絶対的な評価になり得るかどうかというのは、取ってくる材料が一定のものの中ではそうかもしれないが、それでも阻害作用を持つものが混じっているとは限らないので、、、そういう意味では培養細胞からとるRNAは私の使ってきた細胞においては230nmの吸収による評価はしていません。
> 一度得られたサンプルでqPCRをやってみてどれほど阻害がされて、検出を邪魔をしているのか確かめて見ればどうでしょうか?
> その上で必要なら組織の性質などからありえる混入物を念頭に改良するといいのかなと。AGPC法のあとで更にCTABなどを使った簡単な方法を取り入れるとかすればいいんじゃないかなと。
⇒ありがとうございます。このトピの中でも230nmが続く実験で影響を及ぼさない(こともある)このアドバイスを他にも頂いておりますので、まずは今後の後学のためにもqPCRに進めてみたいと思います。
AP様
> 多糖類も短波長の紫外線に吸光ピークがありますね。吸収効率はポリフェノールほどじゃないにしても、量が多ければそれなりに。
⇒ありがとうございます。多糖類も短波長に吸収ピークがあるのですね。
マウスの皮膚(創傷)に多糖類が多く含有している可能性について知識がなかったのですが、調べてみると細菌がムコ多糖を産生するようで、当研究では創傷部に時々biofilm (菌の生着と思われる膜状のもの)が付着していることが
あるので、それにより個体差を認める可能性を自分なりに考察してみました。
今後biofilmの量による230値の差にも目を付けていきたいと思います。
> 動物組織の場合、多糖類(グリコゲンなど)の夾雑が問題になりやすいです。
> そのためAGPC法の改変・改良法があって、説明書にも書いてあるんだけど、実施する人はあまりいないのかな?
> プロパノール沈殿をするとき、プロパノールを減らしてそのかわりRNA precipitation sol (クエン酸などを含む溶液)を入れるというのですけれど。
⇒ありがとうございます。
改変・改良法について、当ラボでは実施している方はいなそうですが、
ご教示頂きありがとうございます。
一度A260/A230 の低いサンプルにおいて、改良法を試してみたいと思います。 |
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