最近の市販抗体は、作成時の抗原は、リコンビナント蛋白質や、化学合成ペプチドを抗原とするものがほとんどで、生理的状態でリン酸化を受けたフォームを含むような、細胞や組織から精製した全長蛋白質を抗原にすることは例外的な特殊事情でもないかぎりはないと思いますので、現実的にはその心配はないようにおもいます。添付文書のImmunogenに関する記載があれば確認できますし、それでも気になるならばメーカーに聞けば安心出来ると思います。
なお、リン酸化フォーム特異的抗体の作成する場合は、ペプチド合成後に化学的な方法で特定残基をリン酸化します。これはやや高額ですが委託合成できますので、どうしても心配ならば、もし認識部位がわかっているならば、その領域のリン酸化修飾抗原ペプチドを作って、競合実験すればわかります。 |
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