状況:
現在、あるトランスポーターが挿入されたプロテオリポソームがあり、そこから界面活性剤でトランスポーターを抽出 (可溶化) することを目的として、以下の操作を行っているのですが、全く可溶化しません。皆さんのアドバイスをいただきたいと思い、トピックを作製いたしました。
操作:
プロテオリポソーム溶液に、界面活性剤 Brij-35 (CMC = 0.11 %) を0.5 × ~ 100 × CMC (ある程度の濃度間隔をあけています) になるようにそれぞれ加える
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4℃, 1 hr 混和
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遠心 (12,000 rpm, 4℃, 30 min)
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上澄み溶液と沈殿溶液に分け、SDS-PAGE。
*プロテオリポソームは上記の遠心条件で沈殿することが確認されています。
*トランスポーターが遠心後に上澄み溶液に分布していることを、"可溶化"としています。
*その後、界面活性剤 DDM, Fos Choline 14 で同じ条件にて上記の実験を行いました。
*リポソームの組成は大豆アゾレクチン (主成分 Phosphatidlycholine (PC):SIGMA ) です。
問題:
トランスポーターが上澄みに分布しない (可溶化しない) 。
いかがでしょうか。ぜひアドバイスをよろしくお願いいたします。 |
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