いろいろとご意見をいただいたイのに、おそくなり、申し訳ありません。
1)293細胞の活きが悪いと感じたのは・・・
うまく説明できないのですが、増殖の雰囲気が変わってきたと言いますか・・・もともと、はがれやすい細胞ではありますが、接着がさらに甘くなった印象があったりして、何となくおかしいと感じた。それ以上の、具体的な根拠はありません。細胞を起こし直して増やしているところですが、やはり、状態は良い用に感じます。前の細胞の何が問題で、原因が何なのか・・・それを突き詰めなければならないのかもしれませんが、原因ははっきりしません。
2)増幅がうまくいかなかった の詳細は・・・
CPEは起きていると判断し、細胞pelletをfreeze and sawで破砕してウイルスを回収し、数倍量の293細胞に感染させて行く過程で、ある段階からCPEが見られにくくなりました。ですので、当初から、自分がCPEと思っている状態がCPEでなかったのか、途中から本当にCPEが起こらなくなったのかは、現時点では判断できません。
ただ、このうまくいかなくなっていったころの細胞は、先ほど申したように、状態が悪くなってしまっていたような印象があるので、そこに原因がある可能性があります。また、今後は、ウイルス液を回収させていく段階で、一部ストックし、うまくいかなかったときに、精製前の段階でもタイターを測定できる用にしておきたいと考えています。
3) FCSの濃度
私はさしあたり10%で継続しておりましたので、あまり細胞の状態をいじるのも何ですので、当面は10%で継続したいと思います。
さしあたり、新しく起こした細胞で、MOI5程度で再度、試みたいと思います。
細胞が原因であれば、解決はそう難しくないかもしれませんが、そうでなければ、かなり、どつぼにはまりそうです・・・
また、変化がありましたらご報告いたします。 |
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