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サザンハイブリダイゼーションの質問 トピック削除
No.1063-TOPIC - 2009/08/17 (月) 23:13:33 - いく
はじめまして、修士1年のいくと申します。サザンの件で質問があり、質問をさせてもらいます。回答おねがいします。
サザン(RI)_実施プロトコル
@ゲノムDNA抽出
(1)tail0.5cm+ProK+Lysis Bufferを混合後、55℃o/n
(2)(1)のチューブにPCIを等量加え、voltex
(3)(2)のチューブを室温、14000rpm、5min遠心後、界面に気をつけsup回収
(4)(3)のsupにPCIを等量加え、voltex
(5)(3)と同様
(6)(5)のチューブに2倍量の100%EtOHを加え混和後、4℃,14000rpm,15min遠心
(7)(6)のチューブからsup除去し、70%etOHを1ml加え,4℃,14000rpm,15min遠心
(8)(7)のチューブからsup除去し、減圧遠心機で乾燥5min
(9)(8)のチューブに対し、25μlTEを加え、4℃でo/n
(10)(9)のサンプルをOD260測定し260/230の値が2以上、260/280の値が1.8〜1.9のものだけ選定した
A制限酵素処理
(TOYOBOの高濃度品EcoRI(50U/μl)、XbaI(40U/μl)を利用)
(1)@から得られたゲノムDNAを10μgオーダーで制限酵素処理した。
組成は以下のとおり。
ゲノムDNA→10μg 10xBuffer(H&M)→10μl BSA→10μl enzyme→100U
滅菌水→適量 合計100μlの計で実施。
(2)37℃でo/n
B電気泳動〜ゲル前処理
(1)1%アガロースゲルで制限酵素処理が行われているか確認の電気泳動
(2)バンドがスメアになっているのを確認後、0.8%アガロースゲル(ラージサイズ)で電気泳動、30Vの低定電圧でo/nで電気泳動した。
(3)(2)のゲルをEtBr染色〜UV写真撮影
(4)(3)のゲルを0.25MHClでdepurination
(5)(4)のゲルを0.4MNaOH0/0.6MNaClでdenaturation
(6)(5)のゲルを0.5MTris-HCl(pH7.0)/1.0MNaClでneutralization
(7)(6)のゲルを20xSSCのブロッティング台にセットし、o/nでトランスファー(メンブレンには、GEヘルスケアのHybond-N+利用)
Cメンブレン処理
Bの処理が終わった後、メンブレンをゲルと分け、泳動開始地点にマーク処理後、2xSSCでwash、メンブレンの水気を切った後、80℃2hベイク処理。ベイク完了後、サランラップで包み4℃で保存。
Dプローブ標識
プローブの鋳型となるDNA断片(5'側→約400bp、3'側→約550bp)は、PCR法で増幅した産物をQIAGENのGel Extraction kitで精製後、100ngオーダーでプローブ用鋳型DNAとします。プローブ作製に用いたRIはα32P-dCTP、標識試薬にTakaRaのBca best labeling kit利用。
Eプレ〜ハイブリダイズ
プレハイブリダイゼーション液組成
チャーチリン酸バッファー(pH7.0) EDTA(500mM) SDS(10%) 滅菌水
秀潤社のサザンハイブリにおけるプレハイブリダイゼーション液の組成で行いました。液は65℃に温めます。
65℃,1hプレハイブリ後、2x10^6cpm/μlの比活性プローブを100μlいれ、65℃で16hハイブリダイズしました。なお、プレ〜ハイブリではうちにはメンブレンバックがないので、タッパーをもちい液量は100mlで行いました。
F洗い〜検出
(1)メンブレンをタッパーから取り出し、室温、2xSSC、15min洗い
(2)65℃,2xSSC/0.1%SDSで15min洗い
(3)65℃,1xSSC/0.1%SDSで10min洗い
(4)65℃,0.5xSSC/0.1%SDSで10min洗い
(5)65℃,0.1xSSC/0.1%SDSで5min洗い
(6)BAS-2500をもちいて検出
バンドの検出がうまくいきません。回答いただけますと助かります。
 
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8件 ( 1 〜 8 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.1063-8 - 2009/08/18 (火) 18:10:17 - う
まず、他の人があげられているものをポジコンとして
検出できるのか?
また、検出できるとして、どのくらいの量を検出できているのか?

少なくとも、話はそれからかと。

(無題) 削除/引用
No.1063-7 - 2009/08/18 (火) 11:42:24 - Pumpkin
APさんがご指摘の通り、ハイブリ液量100mLって、ちょっと行き過ぎだと思います。もちろんメンブレンサイズと枚数によりますが、数mLから数十mLが普通ではないですか?どういう計算で算出したのでしょうか。

ハイブリバックを購入するか、指摘があるようにパラフィルムやサランラップで密着するようにすれば節約できます。ただし、この方法は乾燥するので、何かしらの対策をお取り下さい。(特に吹き出し口辺はやばい)。

(無題) 削除/引用
No.1063-6 - 2009/08/18 (火) 08:29:55 - AP
protocolを詳しく書いてくれましたが、

>バンドの検出がうまくいきません。
と、漠然といわれても何が起こっているのか、肝心なところがわかりません。ぜんぜんバンドがでない? バンドはあるけど微弱?不鮮明?、余計なバンドが出てよくわからない? etc...........

とりあえず、バンドがでない、微弱、という場合を想定しますが、
プローブの比活性が低いか、濃度が低いんじゃないでしょうか。

>100ngオーダーでプローブ用鋳型DNAとします。
というのは一般的な感覚では、高比活性RI標識をするには鋳型量がかなり多めだと思います。鋳型は切り詰めた方が高比活性で標識できます。めちゃくちゃ大量のalpha-32P-dCTPを投入したなら高比活性標識も可能でしょうが、安全性・経済性上でもRIは必要最小限に節約するように考えるべきですから、うまい方法ではないですね。

このように、大量のプローブを必要とするのが、
>タッパーをもちい液量は100mlで行いました。
こういう方法でハイブリ溶液を大量に使うためだとしたら、液量を節約する方法に変えるべき。ハイブリバッグがなくてタッパーを使うにしても、メンブレンにパラフィルムなどをかぶせれば、ぎりぎりの液量でできます(Mupidサイズで1 mLくらいとか)。

>2x10^6cpm/μlの比活性プローブを100μlいれ
uLあたりの比活性を書かれていても、有益な情報ではないです。鋳型重量当たり、mol当たりで下さい。たとえば、そのプローブの鋳型濃度はいかほどでしょうか。ハイブリ液のプローブ濃度の情報もありませんね。

(無題) 削除/引用
No.1063-5 - 2009/08/18 (火) 08:25:57 - おお
プロトコール自体は悪いところは見当たりませんね
(細かく見てないので見落としはあるかもしれませんが)
酵素のしょうかが完全かどうかと言う所が若干気になります。
10ugのDNAを100ul酵素反応溶液で消化して、100ulを全部
流しているのでしょうか、、、結構なボリュームに思えますが、
ウェルにのせれるのかなぁというきがします。
あとPCI処理ですが、2回目をフェノール抜きでやった方が
個人的にはフェノールの持ち込みをもっと少なくすることが
できるのでそちらのほうがいいかと思います。

ラベルの効率は、、ちょっと計算しないと分からないですが、、
加えた32Pが90%とか入っているような効率のいいものを使わないと
あまり信用できないですけど、、、数字的にはそれぐらい入っていそう
ですね。

pgオーダーのプローブ用テンプレートをSSDNAなどとまぜて流して
ポジコンにしておくと対処しやすいと思います。

あとウォッシュですが、RIをモニターしながらバックが可也落ちたかな
と思った時点でたとえそれがSSCが1xの濃度でもウエットの状態で
フィルムにあてるとかして、確認してからさらに洗うというのも
コツだと思います(たしかに似た非なるシーケンスをひっかけている
可能性もあるわけですけど、プローブによっては検出しにくかったり
もしますし、何もバンドがないよりシグナルがあった方が、考察する
手がかりにもなりますから)。

(無題) 削除/引用
No.1063-4 - 2009/08/18 (火) 07:35:14 - ~
どのような結果が得られたのか分かりませんが…

サンプルと一緒にポジコンを流していないのですか?
プローブに使った配列数コピー相当分を一緒に流してトランスファーすれば、ポジコンとなるでしょう。

DNAサイズマーカーは一緒に流していないのですか?
目的のバンドがO/Nで流れきっていれば、検出されないでしょう。

メンブレンにトランスファー後に、EtBr染色をしていないのですか?
一般的では無いかも知れませが、メンブレンでも一応染色されます。
トランスファーされたかのチェックになるでしょう。

比活性はdCTPのことですか?プローブのことですか?
dCTPの活性を比活性と呼んで、プローブの方は比放射能と呼ぶ人もいます。
取り込まれていないフリーのdCTPだけを入れても、バンドは検出されないでしょう。

カラムなどで未反応のα32P-dCTPは除きましたか?
フリーのdCTPでは、目的のフラグメントに特異的に結合しないでしょう。

ハイブリ温度が適切であると考える理由は何ですか?
チャーチだとハイブリ温度の検討が必要だと思います。

洗っている途中でカウントは見ましたか?
カウンターでバンドがありそうなところと、なさそうなところを測ると、
バンドが検出できていそうかが分かります。
洗いが強いとバンドが薄くなりますので、加減が必要でしょう。

BASにはさんだ時間は適切ですか?
カウントに応じて、はさむ時間を調節すべきでしょう。

すみません 削除/引用
No.1063-3 - 2009/08/18 (火) 01:31:12 - いく
レスありがとうございます。
もう少し考えてから質問するようにします。
まるなげしてすみませんでした。

(無題) 削除/引用
No.1063-2 - 2009/08/17 (月) 23:42:57 - ami
丸投げしすぎ。

サザンハイブリダイゼーションの質問 削除/引用
No.1063-1 - 2009/08/17 (月) 23:13:33 - いく
はじめまして、修士1年のいくと申します。サザンの件で質問があり、質問をさせてもらいます。回答おねがいします。
サザン(RI)_実施プロトコル
@ゲノムDNA抽出
(1)tail0.5cm+ProK+Lysis Bufferを混合後、55℃o/n
(2)(1)のチューブにPCIを等量加え、voltex
(3)(2)のチューブを室温、14000rpm、5min遠心後、界面に気をつけsup回収
(4)(3)のsupにPCIを等量加え、voltex
(5)(3)と同様
(6)(5)のチューブに2倍量の100%EtOHを加え混和後、4℃,14000rpm,15min遠心
(7)(6)のチューブからsup除去し、70%etOHを1ml加え,4℃,14000rpm,15min遠心
(8)(7)のチューブからsup除去し、減圧遠心機で乾燥5min
(9)(8)のチューブに対し、25μlTEを加え、4℃でo/n
(10)(9)のサンプルをOD260測定し260/230の値が2以上、260/280の値が1.8〜1.9のものだけ選定した
A制限酵素処理
(TOYOBOの高濃度品EcoRI(50U/μl)、XbaI(40U/μl)を利用)
(1)@から得られたゲノムDNAを10μgオーダーで制限酵素処理した。
組成は以下のとおり。
ゲノムDNA→10μg 10xBuffer(H&M)→10μl BSA→10μl enzyme→100U
滅菌水→適量 合計100μlの計で実施。
(2)37℃でo/n
B電気泳動〜ゲル前処理
(1)1%アガロースゲルで制限酵素処理が行われているか確認の電気泳動
(2)バンドがスメアになっているのを確認後、0.8%アガロースゲル(ラージサイズ)で電気泳動、30Vの低定電圧でo/nで電気泳動した。
(3)(2)のゲルをEtBr染色〜UV写真撮影
(4)(3)のゲルを0.25MHClでdepurination
(5)(4)のゲルを0.4MNaOH0/0.6MNaClでdenaturation
(6)(5)のゲルを0.5MTris-HCl(pH7.0)/1.0MNaClでneutralization
(7)(6)のゲルを20xSSCのブロッティング台にセットし、o/nでトランスファー(メンブレンには、GEヘルスケアのHybond-N+利用)
Cメンブレン処理
Bの処理が終わった後、メンブレンをゲルと分け、泳動開始地点にマーク処理後、2xSSCでwash、メンブレンの水気を切った後、80℃2hベイク処理。ベイク完了後、サランラップで包み4℃で保存。
Dプローブ標識
プローブの鋳型となるDNA断片(5'側→約400bp、3'側→約550bp)は、PCR法で増幅した産物をQIAGENのGel Extraction kitで精製後、100ngオーダーでプローブ用鋳型DNAとします。プローブ作製に用いたRIはα32P-dCTP、標識試薬にTakaRaのBca best labeling kit利用。
Eプレ〜ハイブリダイズ
プレハイブリダイゼーション液組成
チャーチリン酸バッファー(pH7.0) EDTA(500mM) SDS(10%) 滅菌水
秀潤社のサザンハイブリにおけるプレハイブリダイゼーション液の組成で行いました。液は65℃に温めます。
65℃,1hプレハイブリ後、2x10^6cpm/μlの比活性プローブを100μlいれ、65℃で16hハイブリダイズしました。なお、プレ〜ハイブリではうちにはメンブレンバックがないので、タッパーをもちい液量は100mlで行いました。
F洗い〜検出
(1)メンブレンをタッパーから取り出し、室温、2xSSC、15min洗い
(2)65℃,2xSSC/0.1%SDSで15min洗い
(3)65℃,1xSSC/0.1%SDSで10min洗い
(4)65℃,0.5xSSC/0.1%SDSで10min洗い
(5)65℃,0.1xSSC/0.1%SDSで5min洗い
(6)BAS-2500をもちいて検出
バンドの検出がうまくいきません。回答いただけますと助かります。

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