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補体依存性細胞障害の誘導 トピック削除
No.328-TOPIC - 2009/04/15 (水) 19:52:15 - いち学生
Bリンパ腫細胞に対して、膜タンパクに対する特異的抗体を用いて補体依存性細胞障害CDCを起こす実験を行っているのですが、その時々によって結果が一致しないので混乱しています。
あるときは抗体濃度依存的に細胞数の減少が観察されるのですが、同様の条件(と思って)再度行ったときには全く変化が観察されません。
原因として考えられることを、どんな些細なことでも構いませんので教えていただけないでしょうか?
また、このような実験を行ったことのある方で、注意していたことなども教えていただければ幸いです。

実験にはずっと同じ細胞種を用いています。
補体、抗体の取り扱いには気を付けているつもりなので、これらが失活していたということはあまりないとは思っていますが・・・そのほかにCDCが起こらなくなるような原因としてどのようなことを考慮すべきなのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
 
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(無題) 削除/引用
No.328-9 - 2009/04/28 (火) 09:45:59 - よっしー
マウスはIgG1以外はすべてのIgGが補体結合能をもっています.
ラットもIgG1ヒトはIgG4だったかな.
ちょっと記憶が曖昧です.
間違っていれば,誰かフォローしてください.
直接的な文献は私も読んだ事無いですね.
あったとしてもかなり古いものだと思います.
イントロかどっかに出ていたのは,あったと思うのですが・・・.
教科書の方が出てるかもしれませんね.

ラビットは良く知りませんが,ポリクロですよね.

検討中です 削除/引用
No.328-7 - 2009/04/28 (火) 00:06:07 - いち学生
よっしー様 貴重なご助言ありがとうございます。

IgGのサブクラスの違いについて、そこまで気にしていなかったので現在調べているところなのですが、ヒト以外の抗体については詳しい資料が見つからず困っています。マウスIgG1に補体結合能がないということなので、他のクラスについて、またラビットなどについても確認したいのですが、よい参考文献等ありましたら教えて頂けないでしょうか?

障害ではなく傷害である、とのご指摘はもっともだと思います。
文献によって書き方がいろいろでしたが、意味的に合っているのはそちらですね。

(無題) 削除/引用
No.328-6 - 2009/04/22 (水) 13:45:46 - よっしー
学生さんということですので一言.
マウスIgG1は補体を活性化しませんよ.
あと細胞障害は細胞傷害ですよ.
参考までに・・・.

再度お願いいたします。 削除/引用
No.328-5 - 2009/04/22 (水) 12:06:23 - いち学生
経験者様 お答えいただきありがとうございます!
お礼が遅くなり大変申し訳ありません。。。
現状のご報告とまた質問をさせていただきたいと思います。


補体ソースについて、自分でも調べて見たのですが、今まで使用していた製品(凍結乾燥品)は補体ソースとして売られており、凍結品と品質は変わらず安定性、利便性がよい旨が書いてありました。しかし、こちらの操作上で失活させてしまっている可能性もあると思いますので、次回購入する製品をどちらのものにするか検討中です。

そこでまた疑問が出てきたのですが、補体ソースとして売られている血清でHLAタイピング用にHLA-ABC(MHC-class1)もしくはHLA-DPDQDR(MHC-class2)に用いることが指定されている製品では、特異的膜抗原に対する抗体を用いたCDC誘導に差はあるのでしょうか?
HLAを認識させるわけではないので関係ないようにも思いますが、いまいち製品自体の違いが理解できません。これらの血清(補体)が反応しやすくされているということがあるのでしょうか・・・。

抗体に関しては、IgGがIgMよりもCDC活性が低いことは覚悟の上で実験しています。
現在所有している抗体がIgGばかりなので、うまくいけばIgMを使うことも考えてはいますが、いまの成果では購入に踏み切れない状態です。

抗原がinternalizeしていた可能性は大いにありそうです。
preincubation条件を再検討してみようと思っていますが、低温(4℃など)で補体活性化は起こるものでしょうか?
過去の報告では37℃しか見たことがないので心配です。イオンを加えて強制的に活性化・・・のようなことは可能なのでしょうか?

質問ばかりになりすみませんが、よろしくお願いいたします。

(無題) 削除/引用
No.328-4 - 2009/04/17 (金) 20:28:48 - 経験者
私はベリタスのウサギ血清を使用していました。

http://www.veritastk.co.jp/veritas_web/index.php?mode=pdetail&product=CABC-50&ctg=&lctg=&mctg=&sctg=&group=HLA-OLI-01-03-0004&maker=&search=
たぶん成人の方が補体活性は強いと思われます。

>抗体はマウスIgGですが、細胞死が起こるときは起こっていました。

IgGですか??
IgGでCDC活性ってIgMほど得意なeffector作用ではないと思います。
なかなか出にくいにもわかるような気がします。IgMのクラスの抗体はありませんか?
CDCのポジコンとして使ってもいいかもしれないですね。

凍結乾燥品は使用したことがないので、なんとも言えませんが、ベリタスの商品は凍結した血清が届きました。上記アドレスを見るとお分かりのように「ウサギ血清」ではなく「ウサギ補体」として血清が売られています。凍結乾燥させない理由があるのかもしれませんね。凍結乾燥で補体が不安定化して毎回結果が異なるなど。。

endocytosisは37℃であれば(分子にもよりますが)私のかつてやってた抗原は数分でendosytosisされてました。

>encosytosis・・・とはどんなことでしょうか?

すみません、endocytosisの誤りですn(_^_)n

>細胞は無血清のMediumに懸濁しています。

私のようにPBS中でやるような人工的な系よりは生理的条件に近いのでそれでいいと思います(笑)

ありがとうございます。 削除/引用
No.328-3 - 2009/04/17 (金) 17:01:49 - いち学生
経験者様 ご回答ありがとうございます!

補体ソースとしては、生後3−4週間のラビット血清を用いています。
大人のラビットの血清の方が補体活性は強いのでしょうか・・・?
抗体はマウスIgGですが、細胞死が起こるときは起こっていました。

使用法としては、凍結乾燥粉末(塊?)の状態で分注して-20℃で保存、毎回溶かしてろ過滅菌後に使用しています。
凍結融解はしていないので、大丈夫だと思います。

抗体がendocytosisされる!その考えは持ってませんでした。
30分incubateでも消えるものでしょうか!?
確認の必要がありそうです。

encosytosis・・・とはどんなことでしょうか?
無知ですみません。

細胞は無血清のMediumに懸濁しています。
denatureFBS入りは試しましたが変化はない様でした。
PBS、ということは補体ソース以外に栄養全くなしってことですよね。
その分細胞は過敏になるのでしょうか!?

教えていただいた条件、検討してみます。
またよろしくお願いします。

(無題) 削除/引用
No.328-2 - 2009/04/16 (木) 20:41:52 - 経験者
補体のソースとしては何をご利用でしょうか?

ニューギニアピッグがラビット血清が補体のソースとして優れているとのことで私はラビット血清を用いていました。

教授からは一度凍結した状態から融解させたらその血清は補体のソースとして使わないほうがいいと言われたため購入時に分注して、使い捨てでしようしていました。

@補体のソースは?
A補体の凍結融解は避けています?

B細胞に抗体、補体を加えるタイミングは?同時ですか?

もし抗体単独でまずincubateするのなら、endocytosisして抗体が膜から消えていないですか?

Cencosytosisの可能性

D細胞に血清入れていますか?私はPBS中で行っていました。

今思えば、随分人工的な系で実験してたなあ。。orz

補体依存性細胞障害の誘導 削除/引用
No.328-1 - 2009/04/15 (水) 19:52:15 - いち学生
Bリンパ腫細胞に対して、膜タンパクに対する特異的抗体を用いて補体依存性細胞障害CDCを起こす実験を行っているのですが、その時々によって結果が一致しないので混乱しています。
あるときは抗体濃度依存的に細胞数の減少が観察されるのですが、同様の条件(と思って)再度行ったときには全く変化が観察されません。
原因として考えられることを、どんな些細なことでも構いませんので教えていただけないでしょうか?
また、このような実験を行ったことのある方で、注意していたことなども教えていただければ幸いです。

実験にはずっと同じ細胞種を用いています。
補体、抗体の取り扱いには気を付けているつもりなので、これらが失活していたということはあまりないとは思っていますが・・・そのほかにCDCが起こらなくなるような原因としてどのようなことを考慮すべきなのでしょうか。
よろしくお願いいたします。

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