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化合物が培地に溶けたかどうかの判断は? トピック削除
No.3390-TOPIC - 2010/10/21 (木) 07:22:14 - CaP
不特定複数の化合物の活性を培養細胞でアッセイするとします。

化合物によっては培地にすんなり溶けず、いったんDMSOやエタノールの溶液を調製してから培地中に添加しないと溶解できなかったりする場合があります。

対象が初めて扱う化合物で事前情報がない場合、濃度をいろいろ調整して培地中で析出・沈殿を生じないような条件を探るのが定石ではないかと思います。その上で最終的にDMSOやエタノールの培地中濃度が0.5%を超えないようにする、というのが一般的な方法だと思われます。

ここで疑問なのですが、

そのような溶液が完全に溶けたかどうかの判断をきちんとしたい場合、何らかの方法はあるのでしょうか?顕微鏡下で観察し、砂粒状の微粒子等がないことを確認するというのも一方法ではありますが、ある程度定量的に判断する方法はあるのでしょうか?
一案としてはバクテリアの増殖を測る際に使われる600nmでの吸光度です。ちょっと試した感じでは析出した溶液では明らかに高い吸光度でした。

ちなみに、聞いた話では「溶けないものは溶けない」(?)のでそのまま培地に添加する、なんていう人もいるとか。それでは例え溶解分が効いたとしても正確な濃度を算出することはできないのではないか、と思うのですが。

みなさんのご意見を聞かせてもらえると助かります。
 
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6件 ( 1 〜 6 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.3390-6 - 2010/10/21 (木) 12:32:34 - ~
きちんとやりたいのであれば、上清の定量分析が早いと思います。
(上清の調整方法がフィルトレーションがいいが、遠心がいいかなどはケースバイケースですが)

不溶物側を測りたいのであれば、目よりも感度のいい測定装置としてはパーティクルカウンターがあります。工学部のラボで持っているところがあるかもしれません。
ただ、結構サンプル量が必要なので、高い試薬だと厳しいです。

OD600は、大腸菌だと1 OD600=10^8cells/mL位ですよね。
同じくらい散乱するとしても、0.01 ODを得るには10^6粒/mL位が必要で、それだけ粒があったら遠心で落とせば見えるのでは?
そんな明らかに濁っている条件で完全に溶けているかの判断をしたいわけではありませんよね。

また、不溶物が吸光光度計で検出限界以上であっても、濁度の定量は難しいようです。
http://www.gelifesciences.co.jp/tech_support/manual/pdf/Ultrospec_10_manual.pdf
付録(分光光度計による濁度測定の留意点)
不特定複数?のサンプルごとに補正値を計算するのは現実的では無いと思います。

(無題) 削除/引用
No.3390-5 - 2010/10/21 (木) 11:20:58 - おお
たいてい目で判断できる程度で十分です
私の場合は。
濃度とかにもよるかもね。

遠心とかで沈殿があれば、その沈殿物を定量すれば
不溶かくぶんの量は定量できるんじゃない。

(無題) 削除/引用
No.3390-4 - 2010/10/21 (木) 11:02:34 - ?
その物質が完全に溶けた場合でも、吸光度があがるものだとしたら
どうするのでしょうかね・・・。

(無題) 削除/引用
No.3390-3 - 2010/10/21 (木) 10:21:28 - あべちゃん
>[Re:1] CaPさんは書きました :

> 一案としてはバクテリアの増殖を測る際に使われる600nmでの吸光度です。ちょっと試した感じでは析出した溶液では明らかに高い吸光度でした。
>

興味深いお話だと思いました。
一度、溶解度の分かっている溶液でお調べになってはどうでしょうか?

つまり、溶解度を超えた当たりから吸光度の数値が劇的に変化するのかどうか?

答えになってなくてすみません。

(無題) 削除/引用
No.3390-2 - 2010/10/21 (木) 09:31:34 - う
>そのような溶液が完全に溶けたかどうかの判断をきちんとしたい場合、何らかの方法はあるのでしょうか?

ある方法で確認したところで、完全に溶けるかどうかわからない物質ですよね、それって。

そんな物質が完全に溶けた状態の数値もしくは状態がわからなければ

今疑問に思っている溶液が、完全に溶けていない状態の数値もしくは状態だと
わかりゃしないじゃないですか?

>一案としてはバクテリアの増殖を測る際に使われる600nmでの吸光度です。ちょっと試した感じでは析出した溶液では明らかに高い吸光度でした。

析出していない溶液ではどうですか?
っていうか、析出しているのが目に見えてわかっているから析出した溶液と言っているのでしょ?
だったら最初から目で見りゃいいことですし。

>それでは例え溶解分が効いたとしても正確な濃度を算出することはできないのではないか、と思うのですが。

つまり、「完全に」溶けるかどうかわからないのはある程度しょうがなくて、
物質の加え方、溶かし方など条件を同じにするしか無いと、私は思います。

A物質を条件を同じにして(実験を正確に行なって)加えた時、
(溶解分はどのくらいかわからない、というか条件は同じだから同じ量溶けているはず)
ある効果が起こる、そのときに加えた濃度は〜〜です。

としか、言えないと思いますが・・・。

このあたりを考えてみてはどうでしょうか。

化合物が培地に溶けたかどうかの判断は? 削除/引用
No.3390-1 - 2010/10/21 (木) 07:22:14 - CaP
不特定複数の化合物の活性を培養細胞でアッセイするとします。

化合物によっては培地にすんなり溶けず、いったんDMSOやエタノールの溶液を調製してから培地中に添加しないと溶解できなかったりする場合があります。

対象が初めて扱う化合物で事前情報がない場合、濃度をいろいろ調整して培地中で析出・沈殿を生じないような条件を探るのが定石ではないかと思います。その上で最終的にDMSOやエタノールの培地中濃度が0.5%を超えないようにする、というのが一般的な方法だと思われます。

ここで疑問なのですが、

そのような溶液が完全に溶けたかどうかの判断をきちんとしたい場合、何らかの方法はあるのでしょうか?顕微鏡下で観察し、砂粒状の微粒子等がないことを確認するというのも一方法ではありますが、ある程度定量的に判断する方法はあるのでしょうか?
一案としてはバクテリアの増殖を測る際に使われる600nmでの吸光度です。ちょっと試した感じでは析出した溶液では明らかに高い吸光度でした。

ちなみに、聞いた話では「溶けないものは溶けない」(?)のでそのまま培地に添加する、なんていう人もいるとか。それでは例え溶解分が効いたとしても正確な濃度を算出することはできないのではないか、と思うのですが。

みなさんのご意見を聞かせてもらえると助かります。

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