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論文作成 トピック削除
No.3646-TOPIC - 2010/12/08 (水) 18:59:13 - カイオウケン
論文作成を行っています
ある程度は他の論文の表現を利用しようと思っているのですがどれくらい真似ていいんでしょうか?
外人特有のニュアンスは真似できないものがあります

どこかから文章を引っ張る場合でも必ず文章を改変するようにしてはいますが
査読にどれくらい影響するのかも気になります
 
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No.3646-15 - 2010/12/15 (水) 02:11:44 - おお
「英文校正の必要がある」
投稿時の決まり文句のようなもので、投稿規定や形式的にnone-nativeにそういうらしいという話もあります。なので、知り合いがいたら一応見てもらうとかそういうのは昔の人もやってたと思います。校正も今商売になっていますが、発生の研究がバックグランドの人がたまたまそこに務めていて、癌の文献を校正したりとかちょっと分野がかわるだけでもしっくりした校正ができないとか言われたりします。
まあ明らかな文法ミスや、見た本人がはっきり意味が分からなかったところなどに筆が下ろされるくらいで、たまに冠詞などもチェックがはいるけど一つのサジェスチョンで研究内容を完全に把握してないと、適切なサジェスチョンができない場合もあります。


そもそも英語は日本人にはちゃんとかけないということは全くなく、日本語でしっかりとした文章をかける言語能力がある人は、しばらく訓練すればちゃんとかけるようになります。日本の英語教育は文法のバックグランドがしっかりしていますし(弊害になっているところもありますが)、捨てたものではないとおもいます。

論文を書くうえで重要なのは基礎的な英語能力と思ったことをきっちり理論的に表現するという能力だと思います。後者は英語の能力でなく、日本語を含む言葉を操る言語能力ではないかと思います。なので英語力とは違うとおもいます。同時にこの能力がなければ日本語でもちゃんとした文がかけません。

こちらの方だと以下のURLはなじみがあると思います。
http://lsd.pharm.kyoto-u.ac.jp/en/index.html
単語を引くと用例がのってますよね。加えてデーターベースからその単語がある文章も引っ張ってリストを作ってくれます。
英語をまねるというのは、部分的にはその単語がどういうふうに使われるか
知るということも含まれているのだと思います。前置詞は何が適当だとか
受動態のほうがよく使われるとか。。。

(無題) 削除/引用
No.3646-14 - 2010/12/14 (火) 23:01:36 - Actias
>当時はみんな土日や夜中まで実験していたのですね。そういうことは昔話として聞いた事ありますがほんとかなあと思っていたので。

沼先生を知らない世代になってきて、土日や夜中の実験が伝説とは。
時代が変わった。

うちのところでは、機関内に英文校正部署を作ろうという動きに対して、そんなん要らんという声が上がって、消えたことが有る。
でも、できる人ばかりではないから、校正は必要と思う。
アメリカ在住のネイティブの英語校正に出した文章を投稿して、「英文校正の必要がある」というコメントをもらったことがあるので、No.3646-8のお話も、冗談ではないです。翻って、英語コンプレックスは捨てたほうがいいかも。

(無題) 削除/引用
No.3646-13 - 2010/12/14 (火) 21:25:31 - C
通りすがりさん
ありがとうございました。理科系の先生だったのですね。私も近い分野ですが知りませんでした。当時はみんな土日や夜中まで実験していたのですね。そういうことは昔話として聞いた事ありますがほんとかなあと思っていたので。
この当時だと英文校正は今のように専門業者に依頼して細かくチェックしてもらうというよりも(現在ある英文校正会社はここ10~20年以内に設立されたところが多いですね。)、個人的な知り合いを頼って見てもらうか、nativeの校正無しに自力でパーフェクトな英文に仕上げて投稿する人も多かったのではないでしょうか。実際、私が知っているのは90年代初頭くらいからですが当時でも先生たちはそんな感じでやってましたし、「自慢じゃないけどいままでの論文、英文校正してもらったことない」と言う先生もいましたし。だから、「どこにそういう表現がありますか」とういうのは、執筆者の英文作成能力に依拠する割合の大きかった当時は、普通に多くの研究者が論文を書く上で少なからず注意を払っていた事なのではないかなとおもいました。しかしこれは見方をかえると、現在のように、英文校正業者に頼めば比較的リーズナブルな価格で、それなりにきちんと直してくれる時代にあっては、より適切な英語的表現を選ぶ努力から、内容や構成や論理展開をしっかりさせる努力へ力点をシフトすることは理にかなっているようにおもいました。

(無題) 削除/引用
No.3646-12 - 2010/12/14 (火) 15:12:43 - 中年
下の記事にもあるように、最近は"盗用"を自動検出するためのツールもあるので、他の論文の表現を大規模に利用することに対する監視は一層厳しくなるでしょう。

http://www.the-scientist.com/blog/display/55491/

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No.3646-11 - 2010/12/14 (火) 14:45:42 - 通りすがり2
> 京大の沼先生って知らないんですが、英文学のかなにかの先生ですか。日本人と欧米人の科学論文の文体の比較研究とかそういった研究をされていた方なのですか。

http://mail.mfour.med.kyoto-u.ac.jp/~htsukita/new-pub/Zuisou%20txt2.html#Anchor818035

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No.3646-10 - 2010/12/14 (火) 11:07:32 - 通りすがり
> 京大の沼先生って知らないんですが、英文学のかなにかの先生ですか。日本人と欧米人の科学論文の文体の比較研究とかそういった研究をされていた方なのですか。

沼正作
http://ja.wikipedia.org/wiki/沼正作

(無題) 削除/引用
No.3646-9 - 2010/12/14 (火) 10:42:59 - BW
私も最初の頃は、良い表現を見つけたらノートにまとめたりしていましたが、ほとんど使いませんでした。

日本語の文でもクセはありますが、それって今まで読んできた(影響を受けた)本や小説家さんの書き方も影響していますよね?

そんなもんだと思います。
沢山論文を読んでいるうちに、自分なりの書き方が出来てくると思います。

質問者さんはまだ論文を書き慣れていないと見受けます。

私が院生時代に指導されたのは、「論理が通っていれば、however,but以外の接続詞は基本的に不要」という事でした。
確かに論理がスムースに流れれば、中学生の英語レベルでもきちんと論理展開は出来ます。

最初のうちは、日本語の直訳英語でも良いでしょうから、論理が整っている文章を書くことに集中して、英語表現は校閲業者に任せるのが良いと思います。

研究者として最も大事なのは、「論理」であり「かっこいい英語」ではありませんからね。

(無題) 削除/引用
No.3646-8 - 2010/12/10 (金) 00:18:07 - C
いろんな見方、考え方がありますね。
この前、英国出身の研究者がアメリカ人の書いた論文の英語がひどいって怒ってました。私たちがよく出す英文校正の修正も気に入らないらしいです。それでネイティブの書いた英文でも必ずしも科学論文のスタンダードな書き方とは限らないのかなと思っていたのです。(個個人の変なクセみたいなのもあるのかもしれませんが)。また、英語以外の言語を母国語とする研究者が意識して英語的でしゃれた(と本人が思って書いてる)表現を変な風に使うのが、読んでてかなり気に障るらしいです。そういうこともあって、自分の言葉で中学高校の英語の教科書みたいな感じで平易なわかりやすい英語で書くほうがいいのかもなあと思っているのです。また、たまに回ってくる投稿論文もまとまりない、全方位的な、何が一番重要なのかがわかりにくい論文と、とりあえず何が、なぜ重要な発見なのかがすーっとわかる読みやすい英文がありますし、心情的には後者の方に、つい良い評価を付けたくなります。特に英文云々以前に、データが今ひとつなのに, 可能性としての話や、---はこういう報告してます、こういう話もあります的な流れででディスカッションが延々続くと、忙しいときは正直読むのがきついです。それもあって、自分でもその変に特に注意して書くように努力しており、「個々の表現よりも、まずは全体の構成や論理展開にウェイトを置いてみたほうがいいのでは」、というようなことを言いました。私的には論文構成の分量比として結果<<考察の論文はきついのが多いという印象があります。

京大の沼先生って知らないんですが、英文学のかなにかの先生ですか。日本人と欧米人の科学論文の文体の比較研究とかそういった研究をされていた方なのですか。

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No.3646-7 - 2010/12/09 (木) 14:26:21 - おお
>査読で何が重視されてどういう解釈が下されるのか
これは平たくいってしまえば、科学的、理論的と新規性をふくめた有用性だとおもいます。

しかしながら、上記のことがしっかりとしていても、よんでもらって伝わってなければはしにも棒にひっかかりません。

途方もなく時間がかかるといっても、かけないところを適当な状態にして丸投げではあまりにも中途半端すぎます。それに卒業、修了してもう英文は書かないというなら別ですが、研究を続けたりするので張ればしっかりとしたスキルがつくようにしないといけないとおもいます。

とは言っても無限に時間があるわけでもないので、書ききれなかったところは日本語で補っていろいろな人に相談するというのを考えてもいいとおもいます。

(無題) 削除/引用
No.3646-6 - 2010/12/09 (木) 09:26:39 - たぶん
京大の故 沼教授は、その表現はどこにありますか? というのが口癖といえるほど、論文にある表現を踏襲したそうです。
よって、構わないどころか、推奨されることもあるのかもしれません。私は面倒なのでやりませんで、ネイティブに添削してもらうだけです。

(無題) 削除/引用
No.3646-5 - 2010/12/09 (木) 09:17:12 - カイオウケン
皆さんのお話参考になります
おっしゃる通り馬鹿馬鹿しい位、時間がかかってます
ただ日本人の論文を読んでいる時の文と文のつなぎのぎこちなさの連続が頭から離れないからこういうやり方にしています
そもそも僕自身査読で何が重視されてどういう解釈が下されるのかわかってないのかもしれませんね

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No.3646-4 - 2010/12/09 (木) 05:04:24 - おお
昔自由に書いてもらったら、日本語を書いてそれを自分で英語に起こしたらしくって、英語からどんな日本語を書いたかみえみえの英語で、しかも英語で読む限り意味が分からん英語を書いてもってきたひとがいました。
これでは話にもなりません。英語を添削しろといっても、日本語を翻訳する作業と全く変わらない、いやそれ以上に大変な作業になってしまいます。

やはり書き慣れてないひとは、ネイティブや書き慣れた人の書き方を真似して書かないと、いつまで立ってもちゃんとした英語がかけるようにはなりません。論文の引用して、その論文の内容を書くのであればその論文の主張としてそのまま書き写すのはおかしいことではありません。下手にアレンジして違うことをいっているようになっては最悪ですし。

あと、専門用語とまで樹立してなくても、現象にタイして一定の表現方法を取った方がいい場合もあります。

表現方法で真似をするなら、自分のタンパクや遺伝子とは全く関係ない論文を参考にすると、てを加えないと行けないでしょうし、フレーズが似ているからデーターを不正に利用されたとは言われることはないと思います。新しい流れにも注意しないといけないでしょうけど、論文を書くのによく出てくる表現方法は10-20年のスパンでそんなに変わっていませんので、古いものを活用してもいいかもしれません。

常識の範囲なんでということになろうかと思いますが、その常識を具体的にと言うのが難しいと言うのはありますね。

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No.3646-3 - 2010/12/08 (水) 22:47:25 - C
論文の英語って表現とか真似して書くもんなんですか?実際にいちいちこれと思う表現や書き方を探してきて当てはめていたら大変な労力ではありませんか。別に文学作品を書く訳ではないし、努力の方向が少しずれているようなきがするのですがどうでしょう。もしその時間とエネルギーがあるなら、全体の論理展開や構成、細部の整合性、などをしっかりかためる方に回した方がずっといいのではないかと思います。そのためには、とりあえず間違った英語、かなりあやしい英語でも(あまり時間無ければ日本語でも)いいからとりあえず一度、通して最後まで一気に書いてしまわないことには全体像が把握できません。論文作成はそれを土台にしてはじまるのではないかと思うのです。だから細部の英語表現でたびたび停滞していると非常にもったいないと思うのです。英語自体はあなたの英語力の範囲で書きたいように好きに書いていいんです。後は先生や英文校正のえらい人にまかせれば。そのあと、変な直され方したところを自分で再度直して、投稿とかでいいのではないかとおもいます。こんなことを何回かやっているうちに、こういうときはこういう書き方するのか、こういう表現は便利だな、みたいな使える言い回しは自然に覚えてきますから。
でも論理展開や構成は、実際に実験するなど継続してその研究に中心的な役割を果たした人にしかできない部分でだれも助けてあげられないし、数学の証明みたいな論理性(これは別に何か特別なむずかしい意味ではありません、普通に読んで、結論に無理をかんじない、結論までの流れに違和感がないという意味です。)に?が付くと折角の重要な発見や仮説が不当に低く評価されてしまう恐れがあるので。

(無題) 削除/引用
No.3646-2 - 2010/12/08 (水) 22:33:25 - yyy
最近は剽窃に厳しいですから他人の文章を真似ると言うのは危険な気がします。
それに、科学論文で重要なのは単語・文レベルのニュアンスではなくて、議論の展開・構成だと思うので、あまりnativeが使うよう洒落た表現に拘る必要はないと思います。

論文作成 削除/引用
No.3646-1 - 2010/12/08 (水) 18:59:13 - カイオウケン
論文作成を行っています
ある程度は他の論文の表現を利用しようと思っているのですがどれくらい真似ていいんでしょうか?
外人特有のニュアンスは真似できないものがあります

どこかから文章を引っ張る場合でも必ず文章を改変するようにしてはいますが
査読にどれくらい影響するのかも気になります

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