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オートファジー トピック削除
No.3951-TOPIC - 2011/02/07 (月) 15:21:25 - なかやま
今回オートファジーについて質問させていただきたく書き込みをしました。マウス、及び培養細胞を使って実験を行っています。LC3Bをウエスタンブロットでみています。
@オートファジーが誘導されるとLC3-TからLC3-Uに変換されることはわかるのですが、サンプルを比較した時にLC3-Uの発現量は変わらず、LC3-Tの発現量で違いが出る場合は、LC3-Tの発現量が多い方がよりオートファジーが誘導されていると考えてよいのでしょうか?

ALC3-Uの発現量が多ければオートファゴゾームが増加しているというのはわかると思うのですが、それ以降の課程(リソームとオートファゴゾームがfusionをきちんと起こしているかどうか、オートリソソームの内容物がきちんと分解されているかどうかなど)はきちんと評価ができない様に思います。マウスの組織できちんと評価できる方法があるのでしょうか?

ご教授いただければ幸いです
 
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(無題) 削除/引用
No.3951-5 - 2011/02/10 (木) 11:01:35 - なかやま
piko様

ありがとうございます。大変参考になりました。

(無題) 削除/引用
No.3951-4 - 2011/02/09 (水) 18:46:44 - なかやま
sirouto3 様

返答ありがとうございます。
現在マウスの肝臓からのlysateを使用しています。マウスに与えている餌の内容を変えていますが、同一メンブレンに乗せて、同一にWB発色させた、サンプリングもほぼ同一時期のものを使用しています。この条件で比較したところLC3-Tのみに差が出ています。この場合どう解釈したほうがよいのでしょうか?


たとえば培養細胞で薬剤添加によるオートファジーを言いたい場合、リソソームインヒビター添加群を用意して
リソソームインヒビター非添加群(コントロール、薬剤添加)
リソソームインヒビター添加群(コントロール、薬剤添加)
 を、比較するのが良く行われる方法だと思います。
→ありがとうございました。Bafilomycin A1などがよくつかわれているようですね。勉強になりました。

オートファジー 削除/引用
No.3951-3 - 2011/02/09 (水) 17:10:42 - piko
オートファジー実験におけるLC3タンパク量の解釈は安易な考察になりがちです。
まずはpubmedから以下の文献を一読することをおすすめいたします。LC3についても記載しています。
【Guidelines for the use and interpretation of assays for monitoring autophagy in higher eukaryotes.】
PMID: 18188003

他にもLC3の基本的なデータの見方について説明した文献はたくさんあります。

(無題) 削除/引用
No.3951-2 - 2011/02/08 (火) 09:14:55 - sirouto3
>LC3-Tの発現量が多い方がよりオートファジーが誘導されていると考えてよいのでしょうか?


安易に考えるのは危険だと思います。
LC3-2/LC3-1比は目安であり、細胞が違えばLC3-Tの発現も変わってくるでしょう。
絶対定量ではないので、
「同一メンブレンに乗せて、同一にWB発色させた、同一時期サンプリングの同一種類の細胞株間」でしか比較できないと私は思います。
(すいません、組織の場合はよくわかりません)

>それ以降の課程(リソームとオートファゴゾームがfusionをきちんと起こしているかどうか、オートリソソームの内容物がきちんと分解されているかどうかなど)

たとえば培養細胞で薬剤添加によるオートファジーを言いたい場合、リソソームインヒビター添加群を用意して
リソソームインヒビター非添加群(コントロール、薬剤添加)
リソソームインヒビター添加群(コントロール、薬剤添加)
 を、比較するのが良く行われる方法だと思います。

オートファジー 削除/引用
No.3951-1 - 2011/02/07 (月) 15:21:25 - なかやま
今回オートファジーについて質問させていただきたく書き込みをしました。マウス、及び培養細胞を使って実験を行っています。LC3Bをウエスタンブロットでみています。
@オートファジーが誘導されるとLC3-TからLC3-Uに変換されることはわかるのですが、サンプルを比較した時にLC3-Uの発現量は変わらず、LC3-Tの発現量で違いが出る場合は、LC3-Tの発現量が多い方がよりオートファジーが誘導されていると考えてよいのでしょうか?

ALC3-Uの発現量が多ければオートファゴゾームが増加しているというのはわかると思うのですが、それ以降の課程(リソームとオートファゴゾームがfusionをきちんと起こしているかどうか、オートリソソームの内容物がきちんと分解されているかどうかなど)はきちんと評価ができない様に思います。マウスの組織できちんと評価できる方法があるのでしょうか?

ご教授いただければ幸いです

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