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mRNA抽出の際のポリトロンホモジナイザーの処理について トピック削除
No.415-TOPIC - 2009/05/01 (金) 13:09:06 - スノ
最近分子生物学的実験に関わり始めたばかりの
初心者ですがよろしくお願いします。

BioTechnicalフォーラムでトピックを検索したら、
http://www.kenkyuu.net/cgi-biotech2/biotechforum.cgi?mode=view;Code=2261
> No.2261-4 - 2008/11/06 (木) 23:45:32 - AP
> 生物組織から抽出を行う場合、一番のRNaseソースは生物組織自身です。
> それでも、たとえRNasが豊富な膵臓や肝臓であっても、迅速にRNaseを
> 失活できるように抽出法がデザインされているはずなので、ホモジナイズ
> する段階で使われる器具を、オートクレーブなどRNaseを失活させる
> 目的の処理をするのは「ナンセンス」だと思います。普通に、
> きれいに洗浄しておけば十分です。RNaseの汚染がどうしても
> 気になるなら、過酸化水素水で処理、あるいは 200℃以上の乾熱滅菌
> した方がオートクレーブより信頼できます。なにしろ、
> オートクレーブでは失活できないということがわかっているのですから。
>
> ただ最近は、PCRベースで検出を行ったりするので、RNaseのコンタミ
> より、RNAやDNAのキャリーオーバーのほうに神経を使います。
> 0.2 MくらいのNaOHやKOHで処理(RNAを加水分解するほか、
> ガラス器などの表面が汚れごと溶け落ちる)、UV照射と塩酸処理
>(DNAの分解、不活性化)などを考えます(RNase不活性化も期待
> できる方法です)。

という、大変参考になる回答があったのですが、ひとつ疑問
が生じました。
それは、0.2M NaOHまたはKOHを調整する際、DEPC処理を
する必要があるかどうかということです。

> (RNase不活性化も期待できる方法です)
とあるのですが、これが、どこまで掛かっているのかが
分かりませんでした。

よろしくお願いします。
 
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(無題) 削除/引用
No.415-4 - 2009/05/02 (土) 21:19:51 - スノ
CJ様、AP様

回答頂きありがとうございます。

確かに、DEPC自体は炭酸エステル化合物であり、
オートクレーブにより加水分解されるようなものなのに、
塩基で分解されないわけないですね。
考えが及びませんでした。

また、NaOHにはRNase除去作用もあるのですね。

今回のことは実験に反映していこうと思います。
本当にありがとうございました。

(無題) 削除/引用
No.415-3 - 2009/05/01 (金) 22:39:57 - AP
アルカリ溶液はタンパク質を強力に可溶化、変性させるのでDEPC処理は必要でないでしょう。器具のRNaseを除去する選択肢の一つとして、強アルカリに耐えるものならNaOHやKOHで洗うというのもあります(ということを言いたかったんですが)。大体、強アルカリ条件でDEPCは働くんでしょうか。RNaseなど有機物と反応する前に、加水分解されてしまいそうです。

(無題) 削除/引用
No.415-2 - 2009/05/01 (金) 22:22:51 - CJ

> という、大変参考になる回答があったのですが、ひとつ疑問
> が生じました。
> それは、0.2M NaOHまたはKOHを調整する際、DEPC処理を
> する必要があるかどうかということです。

せんでいいんでないですか?「ナンセンス」と同じ理由で。

>
> > (RNase不活性化も期待できる方法です)
> とあるのですが、これが、どこまで掛かっているのかが
> 分かりませんでした。

NaOHやKOHの存在下でRNaseが活躍できるとは思えません。

mRNA抽出の際のポリトロンホモジナイザーの処理について 削除/引用
No.415-1 - 2009/05/01 (金) 13:09:06 - スノ
最近分子生物学的実験に関わり始めたばかりの
初心者ですがよろしくお願いします。

BioTechnicalフォーラムでトピックを検索したら、
http://www.kenkyuu.net/cgi-biotech2/biotechforum.cgi?mode=view;Code=2261
> No.2261-4 - 2008/11/06 (木) 23:45:32 - AP
> 生物組織から抽出を行う場合、一番のRNaseソースは生物組織自身です。
> それでも、たとえRNasが豊富な膵臓や肝臓であっても、迅速にRNaseを
> 失活できるように抽出法がデザインされているはずなので、ホモジナイズ
> する段階で使われる器具を、オートクレーブなどRNaseを失活させる
> 目的の処理をするのは「ナンセンス」だと思います。普通に、
> きれいに洗浄しておけば十分です。RNaseの汚染がどうしても
> 気になるなら、過酸化水素水で処理、あるいは 200℃以上の乾熱滅菌
> した方がオートクレーブより信頼できます。なにしろ、
> オートクレーブでは失活できないということがわかっているのですから。
>
> ただ最近は、PCRベースで検出を行ったりするので、RNaseのコンタミ
> より、RNAやDNAのキャリーオーバーのほうに神経を使います。
> 0.2 MくらいのNaOHやKOHで処理(RNAを加水分解するほか、
> ガラス器などの表面が汚れごと溶け落ちる)、UV照射と塩酸処理
>(DNAの分解、不活性化)などを考えます(RNase不活性化も期待
> できる方法です)。

という、大変参考になる回答があったのですが、ひとつ疑問
が生じました。
それは、0.2M NaOHまたはKOHを調整する際、DEPC処理を
する必要があるかどうかということです。

> (RNase不活性化も期待できる方法です)
とあるのですが、これが、どこまで掛かっているのかが
分かりませんでした。

よろしくお願いします。

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