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凍結切片 トピック削除
No.494-TOPIC - 2009/05/19 (火) 04:23:30 - 初心者
凍結切片の免疫染色をしようとしています。組織は、4%パラホルムアルデヒド固定、30%スクロース置換後、薄切(7ミクロン)、−80度に保存しています。
1時間ほど乾燥させ、OCTを除くため水につけたところ、すべて組織(軟骨)がはがれてしまいました。筋肉は大丈夫でした。乾燥は室温においていただけですが、足りないのでしょうか?室温一晩乾燥またはドライヤー乾燥はその後に影響はありませんでしょうか?またアセトン固定は必要でしょうか?細胞表面膜資質タンパクをみたいので、アセトンは使わない方がよいでしょうか?なにか良い方法がありましたら、どうぞアドバイスください。よろしくお願いします。
 
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No.494-10 - 2009/05/20 (水) 20:10:40 - Eire
切片乾燥後すぐにお使いにならないときは、容器(私はガラス製の染色壺を使っています)に入れ密閉後、ディープフリーザー中で保存されるかと思いますが、その時は容器にシリカゲルを適量入れておくと、乾燥状態を保つことができ便利です。

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No.494-9 - 2009/05/20 (水) 12:03:18 - 初心者
たくさんのアドバイス頂戴し、感激です。
一昼夜室温放置とドライヤー乾燥を試しています。先輩よりバキュームで乾燥してみるよう言われましたが、スライドを変えたほうが良いような気がしています。とても参考になりました。頑張ってみます。ありがとうございました。

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No.494-8 - 2009/05/19 (火) 20:34:56 - poyo
松波硝子工業株式会社MASコートスライドグラス:S9441を使ってみて下さい。

当方、初心者さんと同様に8-10μm切片,ドライヤー2h冷風→-80℃でin situも免疫染色も問題なくできています。
アセトン固定はしていません。

OCT除去は使用時に行います。
-80℃から取り出しドライヤー冷風1時間送風。
PBS or PBS-T(with Tween20) or TBS-Tで5分×3回洗浄します。

今日切って来週使用レベルでしたら-30℃がオススメです。
-80℃は取り出すと水滴が付きます。

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No.494-6 - 2009/05/19 (火) 14:23:11 - かわさき
他の方が指摘されているようにコーティングは一つのポイントです。あとPFA固定するとスライドへの接着がかなり落ちるという話を聞いたことがあります。未固定新鮮標本をそのまま凍結切片にして薄切してスライドに貼り付ければそれなりに接着力が得られると思います。この方法の問題点としては、サイトカインとか細胞内タンパクはこの方法では貼り付けの時に流れてしまって局在がはっきりしないのですが、膜タンパクであれば経験上問題ないことが多いです。ご参考になれば幸いです。

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No.494-5 - 2009/05/19 (火) 07:17:40 - 初心者
ご親切なアドバイス、心より感謝いたします。
教えていただいたことを1つづつ試してみようと思います。
本当にありがとうございました。

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No.494-4 - 2009/05/19 (火) 06:41:51 - CJ
コーティングの種類によっては賞味(消費)期限があるのでご注意ください。
乾燥の時間は難しいですね。見た目で乾いたように見えてもはがれることがありますから。アメリカに今いるのですが、乾燥はとても速いです。日本にいたときには意識的に長めに乾燥させるようにしていました。湿度が重要なのでしょう。
あせって先に進むと切片がよくはがれてしまっていましたね…。ドライヤーで30分は待ったほうがいいかもしれません。
あと、洗浄時に水だと組織が膨れてしまい、まずいかもしれませんので、PBSにするとか。
また、過激な処理を行う(オートクレーブなど)際には切片を貼った後にPFAで固定するのが有効ですから、これも試してみるのも良いでしょう。
ほかには松浪のMASコートスライドが粘着力最強ですので、役に立つかもしれません。

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No.494-3 - 2009/05/19 (火) 06:01:48 - 初心者
早速アドバイスいただき、ありがとうございました。
スライドはコート済みを使用していますが、全部はがれてしまい大ショックです。いろいろ試してみるしかないですね。ドライヤー(送風)だとどのくらいの時間でしょうか?乾燥したという目安みたいなものはありますでしょうか?いろいろ聞いてすみません。

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No.494-2 - 2009/05/19 (火) 04:39:55 - CJ
ねんのため:コート済みスライドを使っていますよね?
あと、硬組織ははがれやすいとも言われています。薄く切るほうが良いですが、7ミクロンは悪くないですね。
湿気の多い研究室では1時間の乾燥は足らない可能性があります。
1晩室温乾燥が染色性に影響を与えた経験はありません。ドライヤーも送風(低い温度)なら問題はないです。
膜蛋白だからアセトンはまずい、とも限りません。これは抗体にもよります。

凍結切片 削除/引用
No.494-1 - 2009/05/19 (火) 04:23:30 - 初心者
凍結切片の免疫染色をしようとしています。組織は、4%パラホルムアルデヒド固定、30%スクロース置換後、薄切(7ミクロン)、−80度に保存しています。
1時間ほど乾燥させ、OCTを除くため水につけたところ、すべて組織(軟骨)がはがれてしまいました。筋肉は大丈夫でした。乾燥は室温においていただけですが、足りないのでしょうか?室温一晩乾燥またはドライヤー乾燥はその後に影響はありませんでしょうか?またアセトン固定は必要でしょうか?細胞表面膜資質タンパクをみたいので、アセトンは使わない方がよいでしょうか?なにか良い方法がありましたら、どうぞアドバイスください。よろしくお願いします。

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