解像度:PPTのデフォルトのピクセル数は横720縦540です.このままの
サイズ(ページ設定で変更可能)でスライドを作るとすれば,画面一杯
で720×540ピクセルあればいいわけです.PPTの中で大きい画像を縮め
たり,小さい画像を拡大したりできますが,これは画質を損なうのでや
めた方がいいです.あと画像解像度はディスプレイ(72dpi)に設定す
ること.150dpiの画像をはりつけても,プロジェクタはたかだか
1024×768ピクセルだから全くの無駄情報です.学会でなかなか開かない
PPTファイルは膨大な無駄情報を含むことが多いようです.
Apple Keynote は1024×768(プロジェクタのピクセルと1対1対応)の
スライドが作れるのできちんと設計すれば,ぼけやジャギーの一切ない
スライドを作ることができます.
スキャンするときの注意事項:
24ビットカラー,印刷物の場合はモアレ(印刷網点とピクセル
の干渉パターン)う除去を必ず設定すること.この時点で必要ピクセル
数を考えて解像度を設定すること.
スキャンした画像は(デジカメ画像も)そのままでは決して使いのもの
になりません. Photoshopで最低限の加工をしてください.
サイズ調節:72dpiでスライドの中の意図するサイズまでピクセル数を
減らす(決して増やしてはいけない).
レベル補正:たいていの画像は『かぶり』があります.RGBスペクトルの
右端5〜10%をカットします.これで見違えるようにきれいになるはず.
さらに,色の変化を見ながら狭いレンジを拡げます.
コントラスト・トーンカーブも控えめにかえると効果大
シャープ:スキャン画像,特にモアレ除去した画像はぼんやりしている
ので,シャープをかける.あるいはアンシャープマスクで微調整.これ
は必ず最後に.ややどぎついくらいに.必ず100%で見ながら調整. |
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