Bio Technical フォーラム

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No.10532-14 - 2022/06/10 (金) 17:01:27 - cloning
AA 様

ご指摘ありがとうございます。
インサートをシークエンスで確認する発想はありませんでした…!
自前でシークエンスができないので教授に相談してみたいと思います。

50μL溶出に関しまして、こちらはゲル抽出キットに従ったプロトコルでした。
カラムにMQを染み込ませた後で遠心分離することで溶出していますが、~10μL程度でもきちんと溶出されるか試してみます。
ありがとうございます。

制限酵素よりもinversePCRの方が良い可能性があるのですね。
LTR配列を持つプラスミドのため、全く根拠はありませんがなんとなくPCRでエラーが入る可能性が高いのかな?と思っていました。
こちらも検討してみたいと思います。

infusion済みのDNA液量を増やすことについても、検討していませんでした。
10μLまで増やしてトライしてみます。

確認用レーンに同量入っている必要はないとのご指摘、ありがとうございます。
ご指摘のとおりですね、ちゃんと意味を考えればわかるはずのことでした...
重ね重ね感謝申し上げます。

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No.10532-13 - 2022/06/10 (金) 15:56:40 - infuuusion
ゲル抽出のキットに相性がある様で一部のゲル抽出のキットでInfusionの効率が著しく落ちた経験があります。
(確かプロトコルにもゲル抽出の場合は効率悪いので持ち込みDNA量を増やすとよいとあったような…)

ですので、うちのラボでは基本的にPCR精製キットでフラグメントのpurificationをしてInfusionしています。
ベクター側は切れ残りがなければPCR精製で問題ないですし、インサートが複数バンドのときはコロニーPCRして目的サイズのコロニーを選ぶ様にしてます。
参考になれば幸いです。

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No.10532-12 - 2022/06/10 (金) 14:45:24 - AA
インサート側については確認のために精製後のものをPCRプライマーでシークエンスを読んで見るのもいいかもしれません。
また50ul溶出はなんとなく多すぎる気がします。私が普段やるときは50ulのPCR反応系の産物全量をゲル切り出し後は6-10ulへ溶出します。ベクターとのモル比は本当は気を使うべきなのでしょうが、基本的にインサート大過剰になるようにしていて、インサート:ベクター:infusion液=7ul:1ul:2ulで反応させています。

ベクター側については、これは個人的な経験則でなんの理屈もありませんが、制限酵素で切って直鎖化するよりもinverse PCRで行ったほうがうまくいくことが多いです。また、in fusionだとコロニーのはえる絶対数が少ないので可能な限り最大量のDNA液をコンピへ加えるようにしています。1-3ulということなので10ulまで上げてもよいかもしれません。


>>位置確認用レーンと切り出し用レーンとを分けて必要サンプル量が二倍
確認用レーンに切り出しレーンと同量入っている必要はないので目で見えるギリギリで大丈夫ですよ

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No.10532-11 - 2022/06/10 (金) 13:59:22 - cloning
mont 様

いくつもご指摘してくださり、本当にありがとうございます。

大腸菌の培養温度については試したことがありませんでした。
培養器は近所のラボのものをお借りしている状況なので、温度を変えて良い日がないか相談してみます。

PCRについて、グラジエントPCRで検討していましたが、今の酵素とプライマーでは温度だけではシングルバンドとなる条件が見つかりませんでした。
目的のバンドであるかの確証は得られていなかったので、Mg濃度やプライマー濃度、酵素を変えるなどしてPCR条件を突き詰めてみます。

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No.10532-10 - 2022/06/10 (金) 13:43:52 - mont
たまーに37度で培養すると増えなくて、30度だと増えるコンストラクトもあります。理由はわかりません。低い温度で培養すると大腸菌あたりのコピー数が抑えられて毒性が低くなるから、とかなんとか。


PCRで2本バンドが見えるのも気になります。ちゃんと目的のバンドなのでしょうか。PCRの条件やtaqを変えてみては?

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No.10532-9 - 2022/06/10 (金) 13:14:26 - cloning
mont 様

ご指摘ありがとうございます。
mont様のお示しの方法でやっていましたが、不器用なせいか10秒では終わっていないと思います…。
もっと手際が良くなるまでは、素直に位置確認用レーンと切り出し用レーンとを分けて実施するようにいたします。
(必要サンプル量が二倍になってしまうのが心苦しいですが…)

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No.10532-8 - 2022/06/10 (金) 13:07:38 - cloning
774R 様

ご指摘ありがとうございます。
制限酵素はccdB (+ chloramphenicol acetyltransferase: レポータージーンとして?もともと挿入されていた)の両端から切断するようになっていて、電気泳動でも確かにccdB+chloramphenicol acetyltransferaseと予想されるバンドの位置にバンドが見えるので、おそらく問題ないかと思っていました…。

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No.10532-7 - 2022/06/10 (金) 13:05:55 - mont
UV下での切り出しは、長くても10秒ぐらいでやってますが、1分以内ってそんなに時間かかるかな?
とちょっと引っ掛かります。UVを点けて、4辺をカミソリで抑えるように切り、UVを消す。ここまでで10秒かからないと思うのですが。まさかUVを点けたまま、ピンセットでゲルをつまんでチューブに移して、隣のバンドを切ってチューブに移して、、、とかやってないですよね。老婆心ながら。

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No.10532-6 - 2022/06/10 (金) 12:57:25 - 774R
gateway法のベクターということで気になったんだけど、制限酵素処理によりccdBが除去されるような設計になってますか? ccdBが残ると通常の大腸菌では増えません。

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No.10532-5 - 2022/06/10 (金) 12:32:06 - cloning
toto 様


ご返信ありがとうございます。
そのような反応条件のプロトコルがあるのですね。
早速比較検討してみます。

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No.10532-4 - 2022/06/10 (金) 12:25:35 - toto
In FusionでもNEBuilderでもそうですが、反応条件を50度15分でなく、45度30分にすると、生えてくることがあるので、こちらをdefaultにしてます。

(無題) 削除/引用
No.10532-3 - 2022/06/10 (金) 12:00:53 - cloning
み 様


早速ありがとうございます。

ゲル切り出しはたしかにUVで行っており、波長は312 nmです。
なるべく短くするよう意識はしていて、1分以内で切り出すようにしていますが、たしかに影響はあるかもしれません…。
染色・切り出し位置決定用のレーンと、後反応用レーンに分けて検討してみます。
ありがとうございます。

(無題) 削除/引用
No.10532-2 - 2022/06/10 (金) 11:52:24 - み
ゲル切り出し時にUVをガンガンに照射しているとか

infusionでのクローニングについて 削除/引用
No.10532-1 - 2022/06/10 (金) 11:20:47 - cloning
ラボに配属されて半年ほどの学部生です。
プラスミドのクローニングについての質問です。

pCW57.1にinfusion法でインサートを組み込みたいのですが、トランスフォーメーションまで行ってもコロニーが得られず、難航しています。
プロトコルは以下の通り実施しています。

【インサートの調製】
(すでにインサート部分のクローニングには成功しており、別のベクターに組み込まれている状態です。)
1. infusion用の配列を付加したプライマーでPCR増幅
  PCRはKOD-Plus Neoで25 cycle
2. PCR反応後の液をアガロースゲル電気泳動で分離し、目的の位置のバンドを切り出し(バンドが2本見えるためゲル精製)
3. Promega Wizard® SV Gel and PCR Clean-Up Systemで精製
4. 50μL MQで溶出
5. 一部をアガロースゲル電気泳動に流し、DNA濃度を確認
(プライマーの配列が間違えていないことは、2人の先生に確認してもらっている)

【ベクターの調製】
(addgeneで購入したものを増幅済み, 本来gateway法で実施するようの配列が組み込まれているが、wet系のラボの先生からのおすすめでinfusion法で実施している)
1. plasmid DNA 1μgに対して、Nhe-1 HF, Age-1 HFで同時に切断 37℃, 15-60 min (15, 30, 60 minで検討済み。いずれの時間でも切断できているようで、バンドパターンは15-60 minで変化なし)
2. 切断したプラスミド、未切断のプラスミドを全量電気泳動
3. 目的の位置のバンドを切り出し
4. インサートの調製と同様にゲル精製
5. 一部をアガロースゲル電気泳動に流し、DNA濃度を確認

【infusion反応】
1. vector : insert = 1:1, 1:3, 1:5 となる条件でinfusion(全量で5μL)
(vector量は25, 50 ngで検討済み)
2. 50℃, 15 minで反応

【コンピテントセルへのtransformation】
(コンピテントセルは自作のもの(stbl3株)を使用、コンピテンシーについては1×10^8 cfu/μgであることを確認済み, 100μL/tubeで分注)
1. コンピテントセルを-80℃から取り出し、氷上で穏やかに融解 (15 min程度)
2. コンピテントセルに対して、1 or 3μLのinfusion反応液を添加
3. 氷上で10分静置
4. 42℃, 45秒
5. 氷上で10分静置
6. SOC培地を500μL添加
7. 37℃, 200rpmで30分振盪培養
8. 遠心分離, 1000 g, 3 min
9. 100 μL LB液体培地に再懸濁
10. 全量をLB培地(100 μg/mL Amp含有)に播種
11. 37℃, 12-16時間
12. 結果観察(infusionキット付属のポジティブコントロールではコロニーが100個ぐらい生えていることを確認)

infusionをおすすめしてくれた先生にもいろいろと聞いて試しましたが、一向にコロニーが得られません。
どこを改善したら良いのかわからない状況です…
プラスミドに組み込んだ配列が大腸菌にとって毒性を示している可能性も考えましたが、他のベクターではコロニーが得られていることから考えにくいと思っています。

また、ラボはdry系のラボで、共通機器室で実験しているためノウハウがありません。
長々と書いてしまいましたが、どなたかご教授いただけないでしょうか。
何卒よろしくお願いいたします。

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