BioTechnicalフォーラム [凍結スライド作成]

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(無題)

No.1797-3 - 2013/05/10 (金) 11:58:49 - 凍結切片

>あとは包埋する時に用いるOCT compoundをちょっとPBSに垂らすと切片がピンとして劇的に改善します。ただし、OCT compoundが残っていると染色性が落ちるので、染色前にOCT compoundを良く洗い流してください。

すみません。私自身も脳を用いています。
ここの部分のことがどういった作業を行っているのか分からないのですが、脳をスライスした後、そのスライスごとPBSに浸すという解釈でよろしいでしょうか？

>最後に一番無難なのが、OCT compoundで包埋し、切片を作製しOCT compoundを洗ったら直ぐに貼り付けてしまうことです。
ちょっとだけ残っているOCT compoundのせいで、切片が伸びた状態で貼り付くはずです。こちらも染色前に良く洗ってください。

この作業について、上で挙げている方法と何か異なることはありますか？

知識不足で申し訳ありません。よろしくお願いします。

(無題)

削除/引用

No.1797-2 - 2013/05/09 (木) 21:26:07 - なにぬめの

どういった組織なのかは判りませんが、私が昔調べて脳切片で試してみたのが

その１：1%酢酸/PBSに浮かべてスライドガラスに載せる（ちょっと臭い）
その２：37～42℃PBSに浮かべてスライドガラスに載せる（温かくて伸びる）

といった方法でほんのわずかに改善しました。

あとは包埋する時に用いるOCT compoundをちょっとPBSに垂らすと切片がピンとして劇的に改善します。ただし、OCT compoundが残っていると染色性が落ちるので、染色前にOCT compoundを良く洗い流してください。

最後に一番無難なのが、OCT compoundで包埋し、切片を作製しOCT compoundを洗ったら直ぐに貼り付けてしまうことです。
ちょっとだけ残っているOCT compoundのせいで、切片が伸びた状態で貼り付くはずです。こちらも染色前に良く洗ってください。

私は神経細胞に少しだけ発現している膜タンパク質を染色していましたが、MASコートのスライドガラスに貼り付けて机の中に遮光で一晩置き、ラックに入れて纏めてサランラップ（乾燥防止）を巻いて-80℃で数ヶ月保管してます。

染色性の低下や蛍光タンパク質の褪色の問題を感じたことはありません。

とはいえ組織の固定が甘いと切片がベタベタして皺になるなど、サンプル作製手順に原因がある場合もありますので、ラボで同じことをされている方に相談するのが一番だと思います。恐らく解決策を知っていることでしょう。

ちなみに「左右対称でないから浮遊切片で染められない」というのは、「左右で実験条件が異なるが、浮遊切片にすると左右の同定ができなくなるから染められない」という意味であっていますか？

凍結スライド作成

削除/引用

No.1797-1 - 2013/05/09 (木) 18:42:24 - 凍結切片

ご教授いただきたく書き込みしました。

クライオスタットを用いて凍結スライドを作成したいのですが、組織が左右対称のものではないため、フローティング法を行うことができません。
そこで、スライドガラスに貼り付けてから免疫染色を行おうと思うのですが、貼り付ける際にどうしても組織にシワが入ったりし、うまく綺麗に貼り付けることができません。
どのようにすればうまく貼り付けることができるでしょうか？
手技的なことですみません。教えていただけると幸いです。

ちなみに現状で考えている方法は、クライオスタットで切り出した組織を0.1M PBにつけ、しわを伸ばし、スライドに貼り付けようかと思っています。
それを乾燥させてから免疫染色に入ろうと思っているのですが、何か免疫染色の染色性などに問題が出てきますでしょうか？
また、染色性に問題はない場合、作成したスライドはどのように保存しておけばいいでしょうか？

ご教授いただけると幸いです。

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